レオが大変だぁ
土曜日の午後、ぶっ飛んでしまった愛用MACのHD
を2日間もかけてようやくアプリケーションが
一部使えるようになり、一息ついているときに
その電話は鳴った。
妹からである。
「レオが、今朝下痢して吐いて、なんだかふるえてるんだけど
けいれんしてるように見えないこともない。」
おうう、一大事。
そういえば、レオはいつも電話口のむこうで
必ずほえるのに、その日はまったくしずか。
これは相当調子悪そうだから、帰らなくてはいけない。
とるものもとりあえず、愛用のブルーバード1800SSSアテーサ
のエンジンをかけ、静岡県某市の実家にむけてしゅっぱあつ。
前日からの雨はやまず、おまけにどこぞの道路工事のおかげで
環8内回りは大渋滞。
1時間ちかくかかって、ようやく東名の乗り口にたどりついたときには
午後2時を回っていたのであった。
4時前に実家につく。
ライムが外の階段を先にさっさと上っていき、ワタシが後を追って玄関に
つくと、いつもならその中でわんわん大騒ぎのレオは、
出迎えだけで、あまりほえない。
キッチンに行ってみれば、朝のご飯がそっくり残っている。
ライムがそれをしきりにねらっているので、
キッチンから出て、しばらくレオの様子を見ることにした。
いつもだと、ライムをしつこく追いかけ回して、
起きている間中アクセル全開のレオ。
なにをするにしても、アクセル全開のレオ。
わん とほえるだけでも、体中の力を使って
ほえるから、必ず前足が反動で浮き上がるレオ。
そのレオが、全くおとなしい、おとなし・・・
あれ?
元気がなくてうずくまるはずなのに、
さすがに全開ではないにしても、アクセル85%ぐらいで、
ライムを追いかけ回してるよ。
んん??
おま、おまえ、ふせってるはずじゃないのか??
ワタシが実家にいると、いつもワタシの後にレオはぴったり
くっついて回るのである。
もう、うっとうしいぐらいにくっついてくる。
キッチンに水を飲みに行くと、レオはついてきた。
当然ライムもついてくる。
すると、ライムは食いしん坊なので、レオの食べ残しが
すごく気になる。
それをみたレオは、
「だめ。それ、おれの。」
とでもいわんばかりの勢いで全く手を着けていなかった朝食を、
あっという間に平らげてしまった。
なんだ!!元気じゃん!!!
人の心配もよそに、それからのレオはテンションがあがる一方。
うっとうしい、しつこい、いい加減にしろよ!!
いつものとおり、寝るまでとてもとてもしつこい
そう、濃い性格のレオであった。
ワタシは何のために、往復1万円以上もかけて
高速道路をすっ飛ばしてかえってきたんだよぉ。
ちょっとはしおらしくするのが礼儀ってもんだぜ。
それが、遊び相手(ワタシとライム)が来たとたん
大騒ぎなんて、元気すぎるぞ。
仮病じゃないのかぁ??
「でも、今朝はほんとに下痢でもどして、ぶるぶるだったんだから。」
と妹はいう。
ま、確かに夕方のレオのウンチはすこし柔らかかった。
でもちょっと柔らかい程度だったよ。
いちおう大事をとって、一晩泊まることにした。
やきもち焼きのライムが、
レオにとられるもんかと
ワタシにぴったりくっついて寝る。
すると、レオは、その反対側に
ぴったりくっついて寝る。
人間より体温の高い犬2頭にぴったり挟まれて
文字通り川の字で寝るのである。
暑くるしい!!!!
翌朝は、
がるるるる、がおがお、ばうわうわうわう、
あ、全開だよ。
寝ていると、ワタシの首の下にレオは頭をつっこんで
無理矢理ワタシをおこしやがる。
ワタシはまだ眠っているのに、上半身を起こされてしまうのである。
そして、どたばたどたばたどたばたどたばた。
うるさぁぁぁぁぁぁい。
雨の中を東京に戻り、コンピューターを前にしてまた打ちひしがれる。
なにしろ、密造計画途中の烈風の設計図まで消えてしまったのだ。
70%ぐらいできあがっていたところだったのに。
それもバックアップをとろうと圧縮をしている最中に起きた
フリーズのせいで、HDがすっ飛んだのである。
コンピューターのところに座ると、そればかりが
頭に浮かんでは消える。
メールアドレスも、ブックマークも、ぜ〜んぶないのよ。
そして予定外の出費、日曜日の雨、もう、ほんとに、シクシクシクの週末であった。