ワタシ、携帯電話もちろんもってますのですのえ。
まあ、今となってはちょと古いけど、いっぱしにいちおうiモード。
んでも、メル友は特におりまっしぇん。携帯電話で遊ぶほどお子さまの年では
ないしね。
メールを送ってくるのは、うちの妹ぐらいなもんでし。

3月6日 緊急速報というタイトルのiモードメールが届いた。
うちの妹ものんびり屋の極みなので、
(なにしろ、実家に電話しても、常に留守電、携帯に電話しても、まず出ない。
ナンのための電話だよう。そのくせ、メールを送ると即返事が来る。
どうなってんだよぅ)そんな緊迫感のあるタイトルに
かなりびっくり。
ナンだろう、なにか悪い知らせかなぁと、
ドキドキしながらメールを開いたのであった。以下全文

XXX駅東口付近で日向ぼっこをしていた猿が線路を渡り、
レオ宅付近で目撃情報あり。
茶畑地先での目撃者によると、
四日間子犬を抱き締めてたとか。
好みは、茶色い犬らしい模様。
ある日帰ったら、レオの背中に猿が乗ってたりして。
以上ニュース速報でした。なお、この話は事実です。(^O^)

うお? さ、さるぅ? そりゃ箱根まで行けば、猿は群でいるけど・・・
箱根で、夜中にイノシシが道路を横切るのにでっくわしたこともあるし、
タヌキがかわいそうに車にはねられてるのも見たこと有るけど、
猿が、こんなところまで来たってか?
茶色い犬が好みぃ?そりゃレオは茶色だから・・・
いろんなこと想像しちまったぃ。

翌日続報がはいる。

猿の話は、本当だよ〜ん!実際はみてないけど。
ドアを開けてお菓子を持って逃げるらしい。
よって施錠しとかないとだめなんだと!
家は、開けたままだから、あぶないかも。
しかも茶色い犬が好きらしい。(^O^)やばいよね?

そう、うちはレオさんがいつも玄関脇から部屋の中を
自由に行き来できるようにしてあるのだが、
番犬の役割をちゃんと果たしてくれるので心配ないのである。
外階段を人が上ると、いつも吠えてくれやがるので、
近所の人に、だれかがうちに来たことがすぐ判るのである。
しかも構造上、非常に見通しが良い外階段で、
人間なら、隠れようがナイのである。
まあ、悪く言えば、だれが来ても、
常に近所の目があってばればれなのである。
しかし、猿はそういうわけにはいかない。
なにしろ小さくてすばしっこいから、しかもやつらは、
それなりに頭が切れるときている。

そして、第3報がはいる。
猿はまだ捕まりません。街の暮らしを楽しんでいるようです。

んん、なんだか、いいなぁ。エンジョイしてるって?
会ってみてぇ。その猿に会ってみてぇ。
レオの背中にのっていてもいいから、あってみってぇぇぇ。

おお、そして最終メールが。
今朝、XX苑(うちの近所の花屋、うちから100メートルも離れてない。)
の百合の球根(売り物)を強奪した模様!

やるじゃねぃか、猿。
百合の根っこは、人間だって、結構おいしくいただくんだぞ。
イノシシも百合根は大好物らしいし。
あっちこっちの家に上がり込んでは、犬を抱き、食い物を失敬する猿。
市役所でも捕獲作戦に乗り出したらしいが、
なにしろ、相手は神出鬼没。通報があって駆けつけても、時すでに遅し。
んんん、やるじゃないか、猿。

そうこうするうちに、5月の連休である。
相変わらず、猿は野放し(?)ワタシは、
連休中にレオの背中に乗った猿が見れるんじゃないかと、
わくわくしながら帰省したのであった。
しかぁし。
今年の連休は天気が悪かった。
実家からほとんど出かけもせず、
時間があったらやろうとおもってひとそろいもって帰っていた
飛行機の製作を玄関先で毎日やっていたのであった。

ご近所に、とても凄い分配能力を誇るおばさんがいる。
なにしろ、この方が耳にした ウ・ワ・サ・ は、一瞬のうちに
千里を駆けめぐるという伝説のスピーカーなのである。
普通は、うわさ話というモノは、あっちこちのヒトを経由するので、
末端では、本当の話ととてつもなく食い違っていることが多い。
ところが、うちの周辺では、ほぼ同日のうちに、寸分違わぬ
情報を皆が共有することが出来るのである。
なぜなら、フィルターは、一つしか通っていないからである。
夕方、家の前の駐車場で、ライムをレオを遊ばせていたら、
その人に呼び止められた。

「おい、いつもかわいいねぇ。
ところでさ、あんたんところの屋根の上に、
昨日の夕方、猿がいたんだよぉ。
あたしゃ、みたんだよ。やねのうえで、ごそごそうごいてるのを。
しばらくしたら、向こう側のやっちゃんのうちのほうにいっちゃったから、
役所に連絡できなかったよ。このあいだなんか、XX苑の百合の根とタマネギを
ぬすんでったし、あんたんとこは、レオちゃんが居るから、はいってこないと
おもうけど、隣の隣は、おばあさんひとりだから、飛びかかられでもしたら、
たいへんだし・・・ねぐらを突き止められないから、つかまえられないんだよ。」

おおおお、ニアミスぅ! 猿が屋根に登ったとき、ワタシは玄関先で
塗装をしてたんじゃ!会いたかったようぃ。
もうちょっとこっちまで来れば、きづいたのにぃ。うきぃ!

これでは、どっちが猿だか・・・

5月も半ばをすぎた現在、いまだ猿は街の暮らしをエンジョイ中。
願わくば無事に生涯を全うしていただきたい。

さ、サルぅ、会いてぇ。おまえに会ってみてぇ。うきぃぃぃぃぃぃぃ(エコー付き)