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EB-1の裸写入手。とはいってもずいぶん前に撮った写真。夏の日差しがまぶしいぜ。航続距離を伸ばすべく電池をポメックに変更。一充電20Km以上をめざす。時速も40km/hオーバーをめざし、ちゅーんナップ。バージョンアップしたバイクに乞うご期待。使用したモータ等はKTAカタログに載ってるよ。
電池はサイクロンGに決定!モーターが動いた!ただいまスプロケット加工中。8月の完成めざし、日々バイクにあけくれる毎日。完成したら、まずは愛知県縦断か?July 13 1996
MR50はもはやEVバイクになりきった!さすがブラシレス。なんと静かな回転だ
February/1997
「別冊MOTOR CYCLIST3月号」にEB-1が掲載されたぞ。第2弾のひみつのバイクもスクープされてしまったのだ!一部記事を載せておきます。みんな買って見てください。
ホンダZOOKをEVに改造したのだ!もう、完成して数ヶ月たつから、知っている人もいるのかな?名前は「TOKIMEKI」と名づけました。どう見てもEVには見えないよね。でも電気で動くのだ。
TOKIMEKIが1月30日(金)、豊橋を出発し、春日井へと向かった。ときは、真夜中。
今日は自分が作った電動スクータTOKIMEKIで豊橋から春日井まで、走行する日。夜10時30分からスタートするので寒くなることを考えて14個のバッテリーに使い捨てカイロを付けた。あまり、温度は変化しないと思ったが、やらないよりましだと思った。TOKIMEKIのモータ駆動部分のチェックをした。TOKIMEKIを車に積んで、出発地点である三河三菱自動車へと行った。2年前の夏、日本EVクラブのメンバーがEVランサーで東京から鈴鹿まで行く途中、充電をした記念すべき場所なのです。10時30分ごろスクータにバッテリを取り付け出発した。用意していたバッテリは全部で16個。いつバッテリ切れになるかわからないので、3kmごとに止まってバッテリ残量をチェックした。国道1号線は自分が走行した。約10kmごとバッテリ交換することにした。国道1号線を抜けてからTOKIMEKIの運転を村田くんと吾妻さんに交代してもらうことにした。バッテリ1個を背中に積んで運転するのはつらいと思った。国1号線はトラックがたくさん走っているので歩道を走った。しかし、本当は原付で歩道を走ってはいけない。豊川市国府まで来たとき、目の前にパトカーが止まっていた。近くの交番に連れて行かれた。警官に叱られると思った。スクータを見てガソリン車でないことに気が付かれた。電動に改造した証明書を警官に見せた。時速30kmしかでないので歩道を走ったといった。警官もなんとなく納得してくれたみたいなので、何か文章をかかされた。。国道1号線をTOKIMEKIで走行するのはあきらめた。岡崎の国道248号線から走行することにした。車に乗っている途中、このまま春日井まで行けば、楽なのになあと思った。エンジンに頼らず、電気の力で走行しよう。午前1時ごろ、TOKIMEKIの運転を村田君に交代した。2回目のバッテリー交換をした。豊田市に入った時、3回目のバッテリー交換をした。TOKIMEKIは時速30kmで走行しているけど、車があまり走っていないせいか速く走っているように感じた。午前2時ごろトヨタ自動車の工場を通過した時点で、吾妻さんに運転を交代した。4回目のバッテリー交換もした。吾妻さんは、バッテリーを背中に積んで走るのは初めてなので、なるべく路肩の広い道を選んで豊田市の153号線バイパスを走行するようにした。途中のガソリンスタンド豊田市の153号線から東名名古屋インターへ行く道に向かった。 午後3時ごろ6回目のバッテリー交換をした。ここから先はまっすぐ行けば春日井までたどり着くはずだ。周りの気温だだいぶさがってきた。モータ・コントローラを手で触っても熱くなかった。3kmぐらい走って「この先行き止まり」の看板があったが、そのまま直進した。前方には踏み切りがあったが、スクータなら通ることができた。水平線に続くような直線を走行していると時、ふと3年前のフルマラソンのことが脳裏に蘇ってきた。今やっていることも人から無茶なことだと言われるけれど、あの時も今と同じであるように思えた。練習もまともにしていなくて、せいぜい10kmくらいしか走れなかった自分が、いきなり42.195kmを走ろうと思ったのだから。なんとか30kmまで走ったけれど、もう力尽きて走ることができない。歩くことができても制限時間5時間以内で完走しなくてはいけない。周りに歩いている人たちがたくさんいたが、目の前しか見えなかった。何のために走るかよくわからなかった。自分でやろうと思ったことだから、絶対完走してみせる。制限時間3分前で完走できた。そして今も手作り電動スクーターなのでいつ壊れるかわからない。しかし、自分自身で作ったスクーターなので中部大学まで完走してみせると思った。 春日井に入った時、7回目のバッテリー交換をした。中部大学まで約10kmぐらいだ。午前4時ごろ井戸田さんの事務所によって休憩した。中部大学まで残り7kmを走行した。信号待ちで停止している時、アイドリングしていないことに気がついた。電動スクータなのでアイドリングがないことは当たり前なのだが、ここまで着く間走ることばかり考えていたからだ。アイドリングがしていない分、周りの雑音がものすごく聞こえてきたのに驚いた。そしてもう一つ気づいたことは、低い気温の時ガソリンスクータなたアイドリングが下がってエンジンがとまりそうになってしまう。電動スクータはアイドリングがないので、回転数がさがることはない。残り3kmくらいの時、バッテリーの力が弱くなった。しかし、伴走車は先に中部大学に行って見えない。「あと少しだガンバレ」とTOKIMEKIに言いきかせながら、中部大学の入り口の坂まできた。上り坂でほとんどスピードがでなかったが、なんとか中部大学にゴールできた。TV局の人たちが出迎えてくれた。そして暗かった空がしだいに明るくなってきた。
by Kenzo