オーデュボンの祈り

伊坂幸太郎・新潮文庫

伊坂幸太郎のデビュー作。でも「ラッシュライフ」を先に読んじゃった。
オーデュボンとは? 実在の人物なんだね。
マークの使い方(時系列含めた場面転換)は「ラッシュライフ」と一緒なんだな。
ま、刊行されたのはこっちが先なんだしな。

うーん、これは意欲作かもしれないが、ストンとこないな。
架空の島を舞台に、独自の世界観を描くのは恩田陸の「ネクロポリス」に似てる気もする。
残念ながらどちらも結末は破綻している。

ウィキによれば推理小説ってことになってるけど、そうなのか?
NHK-FMの青春アドベンチャーでラジオドラマ化されていたとか。
惜しい、この世界観をどう表現したのか聞いてみたかったものだ。

(10/02/14) _


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