「向日葵〜」を知ってるから、洋一郎が水城に迫るシーンは、立場が逆なのかもしれないとは思った。
真意までは測りかねたけど。
亜紀に手をだしたのも洋一郎なのではないかと、まんまと騙されていたが
真相が明かされる直前に辛うじて登場人物の引き算で気が付いた。
章ごとに視点の登場人物を書き分けねばならなかった必然性も後から分かる。
この辺りの技巧性が「向日葵〜」「ラットマン」「ソロモンの犬」にもつながる道尾秀介らしさ、なのかも。
「背の眼」ではあまりこう言ったテクニックは入ってなかった様な気がする。
凰介の田地先生評「顔の上と下を間違えた」は何かの伏線かと思ったけど、これはそうでも無いみたい。
幾つかのナゾには解が導き出される。
・凰介の幻想
・亜紀への加害者
・水城恵の不貞疑惑
でも、水城徹・亜紀親子の和解はちょっとあっさり過ぎない?
こちらでネタバレ覚悟の時系列整理を。