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 ちょっと待った! NUMOさん! 処分場公募のその前に‥

 2002年12月19日、原子力発電環境整備機構(NUMO)が原子力発電所の使用済み核燃料から分離される「高レベル放射性廃棄物」の処分場建設に向け、候補地選定のための「概要調査地区」の公募を開始しました。

 私たちは、技術的な裏付けもなく始められようとしている処分場建設計画が、結局より深刻な問題を後世に押しつけることになることを憂慮しています。

 「公募」という形式は一見公平なようにも思われますが、市町村長の意向のみで、議会や地主の同意、なにより周辺住民の同意もなく名乗りをあげることができ、さらに、名乗りをあげた自治体に対しては地域支援策や各種交付金が既に制度化されているという、たいへん問題のあるものです。

 原発の副産物であるこの深刻な負の遺産をどう分担するかという問題には幅広い真剣な議論を必要とするはずです。経済的に弱い地域に押しつけることで済まされていいものではありません。しかも、この負の遺産がいたずらに増え続けることを容認したままで、計画のみが上滑りしていくことはたいへん由々しき事態であると言わざるを得ません。

高レベル放射性廃棄物に関する基礎知識

高レベル放射性廃棄物の地層処分計画

原発のゴミ全国交流集会アピール

07年05月07日付 経産省への要望書New!

 近畿の自治体はNUMO公募にどう応える‥?

■赤字を抱える近畿自治体! テレビ取材に対して
 交付金は魅力的だと答えたのは? 2007アンケート
New!

 07年3月12日の午後、大阪読売テレビの「情報ライブ・ミヤネ屋」という番組で高レベル処分場の問題が特集として取り上げられました。この中で、2005年度に赤字を抱える自治体は全国で26あり、うち半分が近畿であること、そして、それらの自治体に対する電話取材に対し、「魅力あるは20億円。選択肢としてはある。候補地として考えなくもない」との返答があったと紹介されました。そこで、番組で紹介された近畿の赤字自治体を対象に、NUMO公募への応募を考えているのかどうかを聞いてみることにしました。

New!07年近畿自治体アンケート結果

■高レベル放射性廃棄物最終処分場の公募中!
 近畿の知事はどう考える? 2006アンケート

 2005年10月、滋賀県の余呉町で誘致の動きが表面化し物議をかもしました。結局、國松知事が定例記者会見の場で、近畿の水源である琵琶湖を預かる立場からふさわしくないと、県として拒否する立場を明確に示したことを受け、誘致の方針は撤回されましたが、近畿圏にも財政難から誘致に傾く自治体が出現し得るということの実例となりました。この件を踏まえ、近畿2府4県の知事あてに、アンケートを送付し、同様のケースがあった場合に知事としてどうするかをお聞きしています。

06年近畿知事アンケート結果

■高レベル放射性廃棄物最終処分場の公募開始!
 近畿の自治体はどう応える? 2002アンケート

 私たちは、2002年の公募開始を機に自治体側の反応を把握したいという思いからアンケートを作成し、近畿2府4県の全市町村に送付しました。残念ながら、すべての市町村から回答を得たわけではありませんが、比較的多くの回答が得られた大阪府と京都府の分について結果を公開させていただいております。

02年近畿自治体アンケート結果

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 私たちの主張(処分地公募開始に抗議するアピール)

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高レベル廃棄物処分地公募開始に抗議する共同アピール

2002年12月20日

  高レベル放射性廃棄物地層処分の実施主体「原子力発電環境整備機構」は、処分場候補地の公募を開始しました。国民的な合意もないまま手続きが開始されたことに強く抗議し、公募の対象である全国すべての市町村に対し、募集に応じないようアピールします。

  危険な高レベル放射性廃棄物を地下に埋め捨てにする地層処分が安全に行える保障はありません。地層処分推進派が根拠とする「地層処分研究開発第2次とりまとめ」(核燃サイクル機構)には、数々の疑問点があります。大陸の安定地塊とは全く違う変動帯である日本列島で、将来10万年程度にわたって安定な処分場に適した場所を高い信頼度で選定することなど不可能です。

  しかも、公募方式は、地層的に最適の地を選定するのではなく、受け入れを容認する社会的な条件を優先したものです。@文献調査、A概要調査、B精密調査(最終処分施設建設地の選定)の三段階で順番に「適地」が絞り込まれるのではなく、募集に応じた地点 の手続が、他の地点の動向を待たずに進められると考えられます。 法的に保障された市民参加の機会は、調査地区案が示された後に意見書を提出できるだけで真に地元意見が尊重される保障はありません。さらに、地元議会と地主の了解も無視されています。

  応募がされても原子力発電環境整備機構の公表まで住民が知ることができない可能性もあります。しかも処分場の問題はその地域だけの問題とされかねません。

  そもそも、高レベル放射性廃棄物は原発の使用済み燃料から再処理によって取り出されます。現在の処分場計画では高レベルガラス固化体4万本相当の規模が考えられていますが、それに伴って再処理で取り出されるプルトニウムは400〜450トン、核弾頭5万発分にあたります。プルサーマル計画の事前了解が東電をはじめとする電力会社の損傷隠しによって撤回された今、このような多量のプルトニウムが消費できるはずもなく、再処理を行うことは余剰プルトニウムを持たないという国際公約に違反します。青森・六ケ所再処理工場の建設・試運転を即刻中止するよう求めるとともに、現在の再処理を前提とした地層処分計画が絵に書いた餅に過ぎない無責任なものであることを指摘します。

 「原子力発電環境整備機構」は、公募にあたって「地域共生の取組み方」を示して経済的波及効果を宣伝していますし、募集に応じた市町村には交付金が用意されています。金の力で地域を分断しようとする旧来からのやり方が繰り返されようとしていること、使われているお金が私たちの電気料金や税金から出ていることにも強く抗 議します。

  しかし、いくら市町村の多くが財政難に苦しんでいるとはいえ、住民の生活を脅かす処分場を受け入れるところが簡単に現れるとも思えません。公募の裏で、地層処分研究施設の計画が進められている北海道・幌延、岐阜県・東濃地方やこれまでに噂にのぼった地域があらためて処分場候補地として狙われる可能性も指摘します。いかなる地元工作にも反対し、地層処分を許さない闘いに取り組みましょう。

  処分できない高レベル放射性廃棄物を産み出す原子力発電を一刻も早く止めて、原子力政策を根本から見直すことを求めます。

◎呼びかけ団体
(北海道)幌延問題道民懇談会
     核廃棄物施設誘致に反対する道北連絡協議会
(青森県)核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団
     核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会
(茨城県)反原子力茨城共同行動
(岐阜県)放射能のゴミはいらない!市民ネット・岐阜
(岡山県)放射能のゴミはいらない!県条例を求める会

◎賛同団体(順不同・02年12月23日現在): 原子力資料情報室、 核のごみキャンペーン関西、 核燃やめておいしいごはん、 日本消費者連盟関西グループ、 原発はごめんだヒロシマ市民の会、 徳山ダム建設中止を求める会、 エコ・アクションなごや、 グリーンアクション・六ヶ所、 六ヶ所・牛小舎、 慶應義塾大学・藤田祐幸研究会生一同、 環境監視研究所、 核のゴミキャンペーン、 埋めてはいけない!核のゴミ実行委員会・みずなみ、 核のゴミから土岐市を守る会、 脱原発へ!関電株主行動の会、 奈良脱原発ネットワーク、 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会

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