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Last Up-date '04.06.11
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[Story] |
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半年前の出来事以来、ふたりは目を合わせなくなった。
かつてはこんなふたりではなかった。
夫の博士論文は、いっこうにはかどらない。
出版社で校正の仕事をする妻は、わざわざ残業しがちで、
外見へのこだわりは、もうどうでもいいらしい。
そんなある日、「臨時の措置」を知らせる通知がふたりの元に届く。
5日間だけ、午後八時から一時間の停電になるという。
いつもと違う停電の夜。
午後八時。ロウソクに火が灯される。
妻はあるゲームを提案した。
その時彼女が切り出した言葉は・・・。
原作は、O・ヘンリー賞、ヘミングウェイ賞など名だたる文学賞を総なめにした驚異の新人、インド系アメリカ人作家ジュンパ・ラヒリによる、ピュリッツァー賞授賞の傑作短編。この作品はその舞台化となります。 |
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