星のカイト

このカイトはオークションで手に入れたものです。 内灘世界の凧の祭典（1999.05.03-04）の歓迎レセプションのオークションに国内のカイトメーカーから出されたものです。 １０機くらいあり先着順で受け付けていました。対象が子供でしたが若干残っていたので手に入れることができました。 設計、パーツはシンプルです。機能的で無駄がなくよく飛びます。 沢山揃えて連凧にしたりアーチ型にしたりしても楽しそうです。



	パッケージ。 カイトとラインがセットになっています。いわゆるＲＴＦ（Ready to Fly）。
	組み立てたところ。 ４つ折りになっていたカイトを広げて、竹ひご（横骨）をコネクタに差し、竹ひごを弓なりに反らしてコネクタ間を糸で固定します。 糸はフックに２，３回巻きつけるだけ。簡単です。 テールは星の足の部分にＵ字型につけてあります。
	Ｚフック。 中央にあるのがＺフックです。 これに糸をくるっと巻きつけることで糸同士をジョイントできます。 いちいち結ぶ手間がないので簡単です。
	竹ひごの端。 １個のフック付きエンド・キャップでセールと竹ひごの固定、竹ひごを反らすための糸の固定をこなしています。
	セールの中央部。 糸目は１本。センターロッドは２本あって頭から中央部までは一緒になっていてそこから左右の脚の部分に開いています。 このロッドも弓なりに反っていてカイトがいい形に保たれています。
	星の足部分。 フック付きエンド・キャップでセール＋テールとロッドを固定しています。



と、中途半端な説明をつけましたがここを見たほうがよく分かると思います。



名称	星のカイト
製造元	WINDLOVE
ロッド	グラスファイバー 竹ひご（平らなやつ）
セール	ポリシート
テール	ポリシート
ブライドル	１本取り




【2008.12】

• ６色レインボーのバナーの先に星のカイトを付けてみる
  ６色レインボーでスピンソックやHelix Spinnerを揃え、バナーの先に取り付けてディスプレイしています。 今回、星のカイトの６色レインボーを試してみました。
  WINDLOVEから星のカイト材料キットとカラーポリシートを取り寄せて、６色分の星のカイトを作りました。 オリジナルの材料キットのテールは赤色ですが、折角なのでテールもそれぞれの色にしました。
  
  
  
  カラーポリシートの透け具合が青空とマッチして結構きれいです。 これがポリシートのいいところです。
  ロッドで突っ張ったり、紐でカイトを反らしたりしているので、セールであるポリシートが伸びてしまうのではとちょっと気になります。 材質的にこれはしょうがないですね。
  
  バナーの先にカイト１個だと少し寂しい感じがしたので３個連凧にしてみました。
  
  
  
  ３個になることで賑やかにはなるのですが、風受けが３倍になることでロッドへの負担も増えます。 バナーを付けていない状態でロッドがこのしなりなので、実際のディスプレイには不向きな印象を受けました。
  
  
  【2009.12】
  
• リップストップナイロンで星のカイトを作ってみる
  犬の顔をアクセントにした星のカイトを作ってみることにしました。
  犬の顔は、カミさんのイラストというかラフスケッチをもとにしました。
  製作の模様をご紹介します。
  
  ・台紙
  カミさんのラフスケッチをスキャナで読み込み、カイトのサイズに収まる程度に拡大し、ついでにカイトの輪郭、糸目も入れます。
  
  
  
  ・犬の顔の転写
  この顔は赤柴をイメージしています。 口周りは白色、顔は黄色、輪郭は黒色を使うことにしました。
  黒色が一番手前に来るので、それにイラストの輪郭を書き写します。 ガラス板の下からLEDパネルを点け、ガラス板の上に台紙、その上に黒色のリップストップナイロンを置き、輪郭をシャープペンシルでなぞっていきます。
  
  
  
  周りの切り込みは、後でカイトに縫いこむときの位置決めのために星の根元の場所です。
  
  
  
  使用するリップストップナイロンです。
  
  ・口周りのミシン掛け
  口の周りをミシン掛けしたところです。
  
  
  
  表側。
  
  
  
  裏側。
  ミシン糸の周辺に見える粒々はドットタイプのテープのりです。滑りやすいリップストップナイロンがミシン掛けしているときにずれないように２枚をくっつけています。粘着性の弱いものを使っているのであとで軽くこすれば取れます。
  
  ・口周りのハサミ入れ
  輪郭に沿ってハサミを入れていきます。
  
  
  
  比較的ほころびにくい素材なので切りっぱなしにしています。
  
  
  
  表側。
  
  
  
  裏側。
  白色も不要な部分を切り落としています。
  
  ・顔の部分
  口周りと同様に処理します。
  
  
  
  目の裏側は表が黒色ということもあり、切り抜くのは止めました。
  
  ・カイト
  カイト本体の部品です。
  
  
  
  端は折り返して、縫うのでその分の縫い代を持たせています。
  星の根元部分は折り返しができないので、補強の意味で「く」の字のリップストップナイロンを縫いこむことにしました。
  
  
  
  縫いやすいようにアイロンこてでくせ付けしました。
  右横にあるのはテール用のリボンです。
  
  ・その他のパーツ
  
  
  
  ざっくり解説すると。。。
  ロッドを固定するためのポケット。カイトを反らせるための紐を取り付けるタグ、リボンを取り付けるタグ、タコ糸を通すところのカバー。縦方向のロッドを固定するためのポケット。
  
  
  
  カイトに取り付けるタコ糸。連凧用のガイド。カイトを反らせるための紐。テール取り付け用の紐。
  
  
  
  WINDLOVEから入手した星のカイト材料キットの竹ひごとグラスファイバーロッドです。
  グラスファイバーロッドについている白い部品はカイトにロッドを固定するためのフックです。
  あと、画像を撮り忘れましたが、カイトを反らせる紐を固定するためにボタンを使用しています。 後ほど別の画像で紹介します。
  
  ・犬の顔の縫いつけ
  やり方は先ほどと同じ方法でカイトに犬の顔を縫いつけます。
  
  
  
  いつの間にかカイトの端は縫ってありますが。。。
  
  ・ポケットとタグの縫いつけ
  ロッドを固定するポケットと紐を取り付けるタグを縫いつけます。
  
  
  
  天辺。
  
  
  
  手?
  
  
  
  足?
  
  
  
  タコ糸を通すところのカバー。縦方向のロッドを固定するためのポケット。
  カバーは後でセールと一緒に穴を開けます。
  
  ・テール
  カイトに取り付けるための紐を縫いこみます。
  
  
  
  ・完成
  もろもろのパーツを取り付けて完成です。
  
  
  
  カイトの色が変わりましたが、気にしないで。。。
  
  ・カイトの反りの調整
  ボタンの位置をずらすことによってカイトの反り具合を調整できます。
  
  
  
  ・飛んでいる様子
  
  
  
  単体で。。。
  
  
  
  連凧で。。。
  
  ゲイラカイトのように中央にキール?がないのでイラストがはっきり分かります。
  安定して飛んでくれるいいカイトです。
  
  
  【2010.08】
  
• リップストップナイロンで星のカイト 〜漢字バージョン〜
  リクエストを頂き、漢字をあしらってみました。
  
  
  
  三つ子ちゃんのお名前の一文字をそれぞれ使わせていただいています。
  喜んでいただけたようで何よりでした。