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コールポート コーヒーカン (1805-10年頃）
Coalport Coffee Can Ca.1805-10

　極めて上質で薄い磁体のコーヒーカンである。エナメルによる幾何学的な文様と金彩による葡萄とが組み合わされた図柄がユニークである。取っ手はシンプルなループ型である。本品はスポード製として売られていたものであるが、スポード製品は一般にあまりこれほど磁質が薄手ではなく、また、この形状の取っ手もスポード製品としては特異である。かつて、本サイトの「製造メーカー不詳」のページに掲載していたものであるが、その後、専門家からのコメントも踏まえ、コールポート作品と判断した。

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