少しずつ写真を整理してアップします。
映画は社会を映す鏡である。映画評論家や美術評論家
は、大勢いるが社会批判・組織批判は、命がけでないと
出来ない。小林多喜二の蟹工船を読んでも1953年の
映画を観ても「脱法行為」が可能な船という閉鎖空間で
工場法にも航海法にも抵触しない無法状態で海軍は、
助けてくれない。
この状態を明確に理解しないと当時の社会情勢と現在の
ニートやフリーター問題の根本的な環境は理解できない。
動く「盛り船」と軍艦
伊勢海老でなくて蟹だったらピチピチ動いてもっとイメージ
しやすかった。センサーで人が近づくと機銃掃射音と銃声を
発する機能であった。缶詰め工場を乗せた「蟹工船」
作業員(船員でない)が中間管理職の浅川監督「鬼浅」に
「時化だから汁抜きはやめてけろ」というセリフで、海がシケているとき
熱い味噌汁を食事につけると火傷の危険があることが理解できない
部下を管理する「鬼浅」(監督の浅川)も大変だとおもえる。
四ヶ月の漁を、終えて陸に戻り原作で鬼浅は管理責任を問われて
解雇される。(奴隷が奴隷を監督する古代エジプトみたいである)
船が揺れて火傷しないと解らないとは、このことであろう。
私なら1度、作業に影響が出ない程度の温度で汁付きにして
部下に学習させるかも知れない。
このインスタレーションの海鮮も汁ぬきである。
蟹工船の時代ですら大学を出て海技免状を取れば、高給で船長として
雇うという希望も与えていた。今の若者は、大学どころか博士になっても
生活や雇用の希望はない。終身雇用制の役割は、技術を惜しみなく後輩に
伝えていく部分をささえていたが、コンピューターの普及で一定のことは可能に
なった。エキスパートシステム(駅スパートとは違う)で、補える部分も増えたが
作業も増えたように感じる。
味噌汁にコダワルのは、戦艦ポチョムキンの肉のスープを拒否して蜂起した
シーンの影響である。ひとサジのスープの為に殺された。
高級なキャンパスに高級な絵の具を使ったから、絵が旨くなる訳でない。
高性能のワープロソフトを使ったらスゴい文学作品が書けるようになる訳で
ない。それよりデータの互換性のあるソフトを使うほうが便利だし賢い選択
だとも言える。昔、蟹族(カニ族)と言う背中に旅の荷物を背負って北海道を
一周する若者達がいた。若者達は、旅が終わると会社人間として終身雇用制に
守られると同時に、拘束されて安定した将来設計が出来たものである。
同じカニでも時代が変わると大変だと言える。
とにかく健康な身体こそ最高の財産である。働き過ぎて泡吹いて過労死する
状態が21世紀の若者の蟹族スタイルにならない事を願う。
懐具合が悪いときシケしていると言うが、湿っているシケと
海が荒れているシケのどちらが元なのか調べないとわからないが。
(灯台は海上保安庁の管轄だと最近知りました)
展示したスシは、エジプトから国際交流
コーナーに出品していたカイロ大学の教授にオミヤゲにプレゼント。
教材に使うらしい。話のネタにスシのネタになるでしょう?
待てばカイロへの、みやげかな?
「次郎長三国志」 2008年秋全国ロードショーですね。
マキノ雅彦(津川雅彦)監督が、叔父の巨匠マキノ雅弘監督の
名作「次郎長三国志」を中井貴一主演でリメイク。
江戸っ子だってねー 神田の生まれよ 寿司、食いねぇ
「エジプトだってね〜」「みやげに寿司 もってきな」ってノリも
も楽しいもんです。ゼンマイで走るスシなので貧乏人の、スシは
動くとか回転しているとジョークも出来ますね。
江戸前の寿司は、下町の屋台で風呂の帰りに、つまむ物が
昇華したとかで、次郎長の時代は、押し寿司だと思われます。
この場面は、ありませんでした。(映画が若き次郎長のストーリなので)
DVD発売中・レンタル開始しています。
(「桜の園」をクリックすると公式サイトで予告編の動画を見られます)
(セーラー服「セーラーカラーの前開きポレロとジャンパースカート・リボン」のデザイン
マスターパターン・洋裁の型紙(設計)を担当
前売り券の特典のコラボポーチの発案とラッピングのアドバイスまで行いました。
2008年11月8日公開。配給は松竹。監督は中原俊 さん 主演は福田沙紀さん。
キャスト 福田沙紀 武井咲 杏 大島優子(AKB48) 寺島咲 はねゆり さん
特別出演 上戸 彩さん 菊川 怜さん 米倉 涼子さん
主題歌:「若葉」スピッツ さん
詳細は、公式サイトや劇場配布のチラシをご覧下さい。
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