>11月分

2004.12.24-25/クリスマスケーキ
クリスマス、というか、まさにウチでは形骸化もいいとこで、ケーキを食べる日です。しかもメシ食べたら眠くなって爆睡してしまい、翌朝にクリスマスケーキを食べてたり。そんなことより来るはずの仕事が来ない(〆切だけは変わらないハズなんだが……)し、来るはずの連絡も来ない。果たして無事に年が越せるのか?

2004.12.22/クリスマスまつり
すごい幼いとき、クリスマスツリーをクリスマスまつりだと思っていましたが、今となってはあまり間違ってないような気もします。ちょっと所用で新宿行ったついでにさくらやホビー館に行って、クリスマス前だということを思い出しました。
フィギュアコーナーでマーミットから出てる実物大のドラえもんの道具シリーズを発見……だが、イマイチそそられない。なんだかキレイ過ぎだしネタもキレイ過ぎ。フィギュアメーカーなら「のろいのカメラ」出せよ! 熱が800度のパパとママを付けてください。それにしても子供がいないなぁ、ここ。
夜中にY氏F氏と食玩会議、というかダベりですけど、この3人で冗談のように言ったことが今年はけっこう実現しているような気がします。来年はもっと忙しくなるかも。

2004.12.21/忘年会とか年末進行とか
急にフツーの日記に戻りますけど、急に忙しくなってたんですよ。でもコアの忘年会でもわりとゴジラの話してた気が。なにげに特撮周辺で仕事してる人って多いんですね。今年は忘年会これだけ。しかも9割方は知ってる人としか会話してません。もうすぐ住所変わるかもしれないので名刺も切らせたままだし、新しい付き合いってのが発生しようもない状況です。まぁ別にいいや。今は自分のことでいっぱいいっぱいですし。

2004.12.16/ミニラ大明神
平成ゴジラって、要するに「子供の味方のゴジラ」の完全否定からスタートしてるわけで、ことさらその元凶とされるミニラは、「無かったこと」にされてた(わざわざベビーゴジラなんてものを出して→ジュニアゴジラ→デストロイア編ラストでゴジラ化とシリーズ内で成長させる念の入れよう)のですが、それがファイナルウォーズでしれっと復活してるあたり、北村監督はそれまでの平成ゴジラにケンカ売ってるとしか思えません。なんせ東宝の上の方にはミニラ出すのを猛反対されたって話ですし。
ところが、先日CSであらためて「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」を観てみたら、なにげにもうミニラの存在が否定されていて軽く驚きましたよ。この映画、ちょっと年齢のわりには妄想癖強すぎで、友人の輪にまるでとけ込めないガキが主人公。で、怪獣はその一郎くんの妄想(拾ってきたゴミで工作した何も聞こえない無線機でトリップ。まさに電波)の中にしか出てこない。その妄想の中のミニラにはげまされて彼が自立するまでを描く…ってお話で、実は怪獣映画でもなんでもないんですよコレ。しかもラスト、強盗逮捕に協力したお手柄を新聞記者にインタビューされて「ひとりじゃないよ、ミニラがいたんだ」と言っても周囲はポカーン。しまいには珍しく善人役の天本英世が「大人に神様がいるように、子供にはミニラ大明神みたいなものがいるんですよ」って、ミニラどころか、ゴジラ映画で唯一、怪獣の存在が否定されてるじゃねーか! 「これはアニメですよ、はよ目を覚ませ」とやっちゃったエヴァよりも、ある意味醒めてる映画でした。
翌日にやってた「怪獣総進撃」は狂っていないファイナルウォーズ。小林夕岐子が菊川玲の100万倍ぐらい美人なのと、キラアク星人が「キングギドラは宇宙怪獣。地球の怪獣ではかないません。」と言ったわりには、あっという間に地球怪獣軍団にボコられて死んでしまうキングギドラが見どころです。

2004.12.13/21世紀の放射能怪獣
キング・クリムゾン風ゴジラのジャケ絵がステキな50周年記念トリビュート「G.Lasts...」購入。基本的にあまりトリビュートアルバムに期待しない(Great3のとか、心底どうでもいい内容でまいっちゃいましたよ)のですが、FWのジラ瞬殺シーンにかかるSUM 41の曲と、轟天出撃のキース・エマーソンの(お好み焼き・千房のCMみたいな曲)がサントラよりひと足先に聴けるというので買っちゃいました。まぁ、思ったよりは楽しい内容で、期待していたステレオラブとかケミカルブラザースより、ハルカリのアホみたいな歌の方が好みでした。でも、ひとりぐらいメカゴジラとかゴジラの息子とか返せ!太陽ををアレンジしやがれという気もしました。こっちはCSのせいで毎日がチャンピオンまつりなんだよ!

CSゴジラ映画、昨日はガイガン、今日はヘドラ。70年代の最も狂ったエッセンスが詰まった怪作2本です。ヘドラはモンドムービーとしてしょっちゅう観ているので今日はちゃんと怪獣映画として観てみたんですが、ヘドラの無限に育っていく恐怖はあらためてみるとスゲー! 最終的にはゴジラよりもかなりデカくなってるんだよな。何を考えてるのかサッパリわからない佇まい(たまにボーッと立ってるだけのカットがあるんですが、それがまた良い)とか、なんか数少ない「中の人」を感じない怪獣かもしれない。(中の人などいないカマキラスやクモンガ除く)
ガイガンは「吹き出しでゴジラとアンギラスが会話する」とか、とかくガキ向けでもうダメなゴジラ映画だと思ってる人も多い不遇の作品なのですが、実はこの年代には珍しい「子供が登場しないゴジラ映画」なんですよね。しかもストーリーがちゃんと娯楽作としてツボを抑えたデキだし、人物パートのやりとりは面白い(さすが関沢脚本)し、予算の都合で特撮シーンが過去のフィルムの使い回し多用でテンポ悪くなっていなけりゃ昭和後期ゴジラの最高傑作だった…かも。

って、何をこんな今さら過去のゴジラのプレビューなんか書いてるんだ?って感じですが、こうやってわりと頻繁に更新してると、いちいち日記ごときでアップローダー立ち上げるのがめんどくさいなぁ。いいかげんブログに移行しようかな?

2004.12.11/イルミネーションの季節
また暗いところで電球がチカチカする季節になっていますが、ウチはこんなもので喜んでいます。台座は海洋堂のナイトアクアミュージアムのもの流用。LED照明のために買ったので、もとのベースはペンチで引き剥がしてポイ。いや、チョイ前までは必死になって深海魚とか買ってましたけど、今回のはコンプにがんばるには高いし、どうもラインナップがそそられない。んで、ゴジラ特撮大百科ver1.5のハズレとして忌み嫌われるクリアを置いてみると気持ち悪さ倍増でステキです。やっぱりマタンゴが一番ハマる。クリアは食玩ショップとかではゴミみたいな扱いで100円以下で売られてるところもあるんですけど、ペイントして遊んだりもできるので捨てたもんではないです。マナブさんのご家族みたいに「クリアの方がいい」って言う普通の人もいますしね(…って、段々と普通じゃなくなってるのでわ?とやや心配になってきました)

ファイナルウォーズのせいで怪獣熱に火がついた(去年までは新作ゴジラ見るたびにどんどん冷却されてたんですが)せいか、すっかり怪獣日記になっているよ! CSで昨日はメカゴジラ、今日はメガロ。両方とも音楽がスバラシイ。メガロなんてオシャレなラウンジミュージックじゃん。内容も、アレはアレでアレですけどアリです。面白いので良し。むしろ大人のゆとりで楽しむ映画です。

2004.12.09/キョウリュウ(ミュウミュウ、と同じアクセントで)
すみません、ちょっと暴走して誉めすぎました。というか、ファイナルウォーズをここまで絶賛するためには、平成ゴジラをなるべくたくさん見てストレスを溜めておく必要があります。もしこの日記だけ読んで、ふだんゴジラとか特撮映画なんて見ない人が「へぇ、そんなに面白いんだ」とか思って期待されても、「なんじゃこりゃ……」ってなるかもしれないですからご注意。あと、ホモネタの提案はあまり真剣に受け止めないでください

CSの日本映画専門チャンネルでのゴジラ映画全放送が、やっと今日から旧シリーズに突入。というか、なんで遡る形でやってるんだろう? 年代順に古い方からやってくれないと、なにげに平成VSシリーズは不必要に前作の設定を引っ張ってるのでサッパリわからないうえに面白くな……まぁ、もういいです。今日は「メカゴジラの逆襲」。やっぱりキョウリュウの発音が変、という一点以外はえらく陰鬱な話なんですけど、それでもテンポ良く観られるのは何故だ? まぁ、しばらくは毎日楽しそうです。
それにしてもCSで録画しなきゃならんものが多過ぎです。ファイヤーマンは想像以上に面白いし(この前の岸田森脚本のやつは気が狂いそうな内容でしたが)いつの間にかイデオンは始まってるし加山雄三のBJは始まるし来月からは猿の軍団だよ…というワケで、たまに録画したいCSの番組が重なったりする。困った。

2004.12.08/ヒルズニモ!
ゴジラ特撮大百科2が発売されました。まぁ、デキがいいのは分かっているし、お願いすればきっといただけるのも分かっているんですが、すごい楽しみだったのでコンビニ回って買ってしまいましたよ。それも2日で21個も。でもまだ全然そろわなぁ〜い! まぁ、ダブってもなんか楽しいから別にいいです。お気に入りは左の3つ。エビラはたいへん食欲をそそる出来映えです。ぜひ実物を皆さんにも見て欲しいぐらい狂ったようにスバラシイですよ。こんなの350円で売っていいのか? まだアンギラスとキングシーサーのカラーが出ませんが、きっとこれもスゴそう。モノクロ(今回はハズレはクリアじゃない)でもかなり良いですからね。

で、本日、都合3回目のファイナルウォーズを観てきました。
(クドイようですが、ネタバレ多いので知りたくない人はスルーたのみます)……って、何回行くつもりなんだ? しかもいつぞや「あの上の部屋を買えるようになるまで行くものか」とまで書いた六本木ヒルズに行ってきましたよ。こんなところでゴジラ観る人なんてものすごい少数派なのか、客が20人もいなかったよ! しかしさすが、音はいいしシートの具合も最上! これからは毛嫌いせずに行かせていただきます。行くのメンドクサな所にあるのかと思ったら、家から20分で行けたし。
まぁ3回も観れば「ここはこうすればもっと良くなった」とかも言いたくなるのですが、やっぱりツッコミどころ、笑いどころ、燃えどころを知っている方が楽しめる。北村一輝のセリフとか「シドニニモ!」とか「いたいっ…!」とかケインのカタコトとかだけで、余裕でお金払う価値があるよ。なんだこの狂った映画は? まぁ、あえて難点を言えば、菊川玲は脚フェチ要員として以外に別にいらないよ、こんなオタ受けが悪いのを出すぐらいならメガネの知的なイケメン科学者にして松岡と絡めた方がホモが好きなお姉さんのお客さん増えるんじゃねーの?ってぐらいですね。あとはバイクアクションの高速道には周りに一般車両を走らせて欲しかったとか、最後の怪獣はキングギドラ→カイザーギドラかモンスター×→キングギドラの方が燃えたなぁ(やっぱガイガンはキングギドラと共闘しないと!)とか、いっそドン・フライは旧轟天で特攻してよとか、X星人のマザーシップのデザインだけはなんとかならんかったのかとか、まぁオタクのワガママ程度のことです。う〜ん、それにしてもエンターテイメントの本質を間違った怪獣映画が20年も続いていた方が異常事態であって、これが基本というか最低基準だと思うんですけどね。きっとまた数年後には新しいゴジラ映画が作られると思いますけど、2度と84ゴジラから東京SOSまでの黒歴史は繰り返して欲しくないと願います。(※まぁ、2つぐらいは許せるのもあったけど)

今後の予想
■2006年 ゴジラ・ファイナルウォーズ2/北村監督続投も今度は狙いすぎて大ハズシ
■2007年 待望?の庵野・樋口コンビ…でエヴァ的なものかと思いきや、ハニー路線で古参マニアが大激怒
■2008年 ヤケクソで三池崇史監督、ラストはゴジラと巨大化した竹内力・哀川翔が戦い人類が滅亡して真ファイナル

2004.12.04/ガイガァァァァァァーン、起動ッ!!!!!
というワケで、公開日初日にあらためてゴジラ・ファイナルウォーズを観に行ったのですが、いやぁ〜、この映画は2回目見た方がはるかに面白い。(以下、バンバンとネタバレしますので知りたくない人はスルーしてください)もともと「お約束」のベタな展開、ベタなセリフで燃えるタイプの映画なので、何回も観た方が面白いにきまっています。しかし今回は外人パートが日本語吹き替えだったので、ちょいとニュアンス変わってました。まぁ、これはこれでグッドです。ケインがエビラに登って今にも「ファイトォー!いっぱーーつ!」と言いそうなカットは「悪いがベジタリアンなんだ」(英語)よりは「エビは嫌いなんだ」(吹き替え)の方がしっくりきますね。どう見てもベジタリアンに見えねぇよ!
しかしそうなるとは予想していたんですが、ネット上では極端な賛否両論というかバッシングがヒドイですなぁ。こんなにストレートに痛快かつツッコミ入れながら楽しめる怪獣映画なんて最高なのになぁ。どうも叩いている人の意見に多いのは「怪獣に愛情がない」とか「ゴジラのメインテーマである反核のメッセージをないがしろにしている」とかなんですけど、正直ホント「ハァ?」って感じですよ。要は頭固くてシャレ通じない、なんか話してもつまんなさそうな人が否定してるみたいな予感でいっぱいです。何がテーマ性だよメッセージだよバカか? そんなもん見たいならもっとちゃんとした映画に行くし、きっと一生そんなの好きで観に行きません。怪獣映画なんてジャンクフードみたいなものなのに、あのアホどもはハンバーガーにフォアグラをはさんだり「化学調味料など使うな」とか言うえせグルメみたいで滑稽千万だわ、わーっはっは! …と海原雄山笑いはどうでもいいんですが、ゴジラ怪獣を思いっ切りオモチャにして遊びまくってるこの映画こそ「怪獣大好き!」な人のためのものだと思いますよ。もう、ここ20年のウジウジとゴジラの存在理由とかを遅刻の言い訳みたいにくり返す、見れば見るほどストレスのたまるクソ面白くともなんともない駄ムービーに比べれば、なんと潔い映画でしょうか。もちろん、マトモな映画としては言いたいとことも多々出てきますが、怪獣映画というジャンルムービーとすれば、まさに自分が求めていたものです。要するに、チャンピオンまつり時代のゴジラ映画を今のクオリティで作ったという感じでしょうかね。ゴジラに高尚なテーマを求めてる人って、逆にロクに映画を観てなさそうな。いろいろ他に観てれば「怪獣映画はB級ノリでOK」と普通は思うハズなんだけどなぁ。
ここ数日、CSでゴジラ映画を毎日やってるんですけど、ホントに平成の陰気臭くて説教臭くて、そのうえ理屈が幼稚なゴジラ映画は見てらんねぇよ! なにが「人類は宇宙の環境にも気を配らねば」だよバカじゃねぇの? こっちはお部屋の環境すらムチャクチャだよ、大きなお世話にもほどがあるよ。

2004.12.01/怪獣総進撃
特撮大百科、東宝メカクロニクル、ブルマァク伝説、コナミのガメラ…と、立て続けに特撮系食玩(すべてモテない系)が出るもんだからどんどん買っていたらデスク周りがえらいことになってきました。とても仕事するスペースとは思えない惨状。一番のお気に入りは虹男です。あ、寺岡さんダブりましたから>マナブさん。2つあっても怖いだけなのであげます。
先月の日記の書き方だと、ゴジラFWに否定的だと思われそうですが、実は全然そんなこたぁなく、もう1回観るのが楽しみです。公開初日に誘い合わせて行く予定です。で、どうせなので特典DVD付きの前売り券をゲットしに池袋へ。こんなにがんばってゴジラ見るのは84ゴジラ以来かなぁ……って20年ぶりかよ!(あのときはゴジラが復活したというだけで祭りだったので、映画自体がつまらなかったことに長いこと気が付きませんでした)

…とまぁ、オトナになってもどうしようもなく変わらないこともあれば、世間並みに住宅ローンのことで不安になったりもする(すごい心境の変化)ワケで、最近お互いに不安な漫画家Yさん宅に夜中におじゃましてそんな話をしながら実写版ハットリくんを見た。よりによってインチキ不動産の話だった……。