>10月分

2004.11.後半/Less Than Zero
いやぁ、ヒドいヒドい、もうずっとカゼですよ。声が出ないし伝染しちゃ悪いとも思うからあんまり人とも会わないってんでほとんどゼロ、むしろゼロ以下の日々です。どうしても取材は行かなきゃ、って人混みに出てまた悪化したり(よりにもよって競馬場になんて行くから……ついでに買った馬券はまた1着3着だし)そんなことのくり返し。25日にCON$さんと飲んだときにはもう直ってると思ったんだけどなぁ……。

2004.11.17/なぜ複数形?
前日のイベントで新作ゴジラ「ゴジラ ファイナルウォーズ」の試写会に誘われたもので、前日より久々にヘビーな風邪だったんですが半分フラフラで行きました、といってもここで「こんな映画でしたよ〜!!」って嬉しそうに書くワケにもいかないのですが、そもそもですよ、なんで「ファイナル」の戦いが「ウォーズ」って複数形なんでしょうか? ……いや、まぁ、ゴジラはアホみたいに戦いの数をこなしてたけどね。あと、ひとつだけ言えるのは「うるさい」ってことです。音の暴力のような映画でした。というか、ものすごい暴力的な映画でした。

…なんてこと書いてますが、前のメカゴジラ2部作みたいな、屁みたいに印象に残らない…というより屁の方が音やニオイがある分、存在感があるのでは?とさえ思えるようなしょーもないものではなく、「なにかわからんがすごかった」という感じなだけ観る価値はありそうです。料理にたとえれば「なんちゃってエスニック料理」とか「カリフォルニアの寿司屋」みたいな、あきらかに畑違いの人が作った怪獣映画なワケですが、逆に言えば「怪獣映画への思い入れの無さ」が思い切りの良さにはつながってる気はします。ま、公開後にまた劇場でお金払って観ますよ。なにせ
ツッコミどころ多すぎなので、そのように多人数で楽しみたいですから!

2004.11.16/遅れてごめんなさいイベント
ロフトプラスワン「怪獣食玩メーカー<イ●クラ>の謎に迫る」イベントにちょろっと出演予定…でしたが、間をつなぐどころか、時間が足りなくて押せ押せだったので、穴埋め要員の出番など必要ございませんでした。まぁ、時間が足りなくなった原因のひとつは「発売遅れてごめんなさいイベント」にすら高速渋滞で彼らが遅れてきたからなんですが。
イベントは控え室の方からモニターでだいたい見ていたんで会場の雰囲気はあまり体感していないのですが、とりあえず暴動が起きることもなく和やかなムードで終わったようです。みなさまどうもお疲れ様でした。ボクは文字通り、何もしませんでしたが。

2004.11.13-14/関西風≠神戸風
たいがいの人は関西といえば大阪のイメージになっちゃうワケでして、京都の人と神戸の人は「いっしょにせんといてほしいわ〜」とか「いっしょにしぃひんといて〜」とか思ってることが多々あります。まぁ、欧米人が日本と韓国と中国の区別がつかない(実際、神戸と大阪と京都はそれぐらい違いますよ)のと同じですね。…というのはさておき、所用で神戸に戻ったこの日にまっさきにする事と言えば「純粋に神戸風のお好み焼きを食う」です。東京にいると、広島風とか関西風(と称した大阪風)のお好み焼きの店はあるんですが、神戸のお好み焼きは無いんですよ。神戸のお好み焼きは●スジ肉と細かく切ったコンニャクがデフォルトで入る●キャベツが入らない、もしくは非常に少ない●オタフクソース?なにそれ?●マヨネーズは邪道 という特徴がありまして、あと個人的には●紅ショウガは入れない というのも重要(※大嫌いなのです)…と、まぁホントに地元の人以外には「そんなの聞いたことねぇよ!」と言われそうなものを食うためにかつて行きつけだった店へ直行。いやぁ、満足。

翌日はたいへん大事な用があったワケですが、また「帰るまでにどうしても明石焼を食べなくては!」という謎の義務感のもと、ちっとも空腹でもないのに明石焼を食って帰りました。食べ過ぎで死にそうです。

2004.11.12/電車でGOingあっちの世界
我ながら「いまさら」のところばかり行ってるなぁと思いつつ、ネタのために「交通博物館」へ。小学生のときにはじめて東京に来たとき以来、えぇと何年ぶりだ? とにかくえらく久しぶりもいいとこなワケだが、まるで印象は変わってないような……。ただ当時は運転シミュレーターとかはなかったと思うんだが、これがもう「電車でGO!」なんか問題にならないぐらいのすごいブツ(運転台とかシートが実物だからあたりまえです)のうえ、子供の体重では動かない仕組みになってるという、マニアにやさしい?つくりになっております。というか、あきらかに「そっち行ったきり」になってる人がずーーーーーっと座ってるんですけど……。入場料300円だかで夢の世界へ行けるんだから、行きっぱなしになる人がいるのもまぁしょーがないか? てなこと抜きにしても、えらく遊び甲斐のある博物館でした。あんまり子供のうちから入り浸ると、もう将来の路線も確定しそうな危険ミュージアムですが。

2004.11.09/♪今日もカレー、あしたもカレー、未来永劫カレーカレー
高田馬場といえば今やラーメン屋の激戦区というイメージが強い気もするんですが、昔からエスニック系の店も多くてやたらカレー屋もあったりするワケで、個人的には圧倒的にカレー派です。ひとりのときは6割ぐらいカレーだったり。

というワケで↓で書いた2時までやってるカレー屋付近をレンタルビデオ帰りにブラブラ歩いてたら、CON$さんに遭遇。ありそうでないシチュエーションとはまさにこのこと…という感じで、結局またカレー食いました。下でサグーと書いてたのはウソで、実際は「アンダーパラックパニール」というほうれん草と卵とチーズのカレーだったそれをCON$さんが注文、じゃあボクはホントにサグーを……って、男二人でミドロみたいなカレーを食うという変な絵面になってしまいました。しかも、見た目はほとんど同じなのに自分の方だけ異常に辛い、というか、「からい」ではなく「つらい」と読む方が正しい気もする未知の味でした。いや、マズいワケじゃないんですよ、ただ「ガチでインドの味」なだけで……でも深夜1時に食うもんじゃないよコレ! と言いつつ、きっとまたあえて夜中に行って、そしてバッタリCON$さんに会う、ということがある予感。

あ、ちなみに店の外観はエドワード・ホッパーの絵みたいにカッコイイってワケじゃないですからね。単に「どう見ても淋しそうな人しか店にいない」という点で共通しているだけです。念のため。

2004.11.05/その日から読む本。
ネタ拾いで銀座の「宝くじドリーム館」へ。一千万円以上の高額当選者だけが手にできる伝説の小冊子「その日から読む本」を読めますヨ(バーチャルブックですけど)。他にもロト6キャリーオーバー最高当選額・4億円分の紙束とか、またしても欲望直撃な展示多数。こういうのは原稿書きやすくてイイです。採用!

帰りに通りすがりの中華屋に寄ったら、中国人のおかみさんが「ギョーザ、いくつアル? 3つアル? 2つアル? ないアル!?」と絶叫。微妙に文脈は違うながらも、初めてリアルで「ナイアル」と言うのが聞けて感激。まぁ、味はものすごいフツーでしたが。

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AK9アニキの日記の「オカンのうろ覚え映画」が解決したことに、「ネットって面白!」とささやかな感動。

うろ覚え映画といえば、ちょっと前にボクの敬愛する板尾創路がいろんなものの限度を探る単発企画(?たぶん)で、「うろ覚えの説明でレンタルビデオの店員がビデオを探してくれる限界」にチャレンジしていたんですけど、「ヒロインがものっすごいブッサイクなんですよ」の説明だけで、ちゃんと「スパイダーマン」が出てきたのにも感動しました。「チャーリーズ・エンジェル」のパッケージをルーシー・リュー以外の部分を隠しながら「これですか?」と持ってきても面白かった気もしますが。(いつの間にかルーシー・リューに慣れたことに、今気が付きました。最初は「美人」と理解するのにえらい時間がかかったような………あ、あ、今は好きですよ、もちろん! そのことについて文句のあるファック野郎はクビヲハネマス)

2004.11.02/エドワード・ホッパーの絵のような。
●エドワード・ホッパー/「深夜の人びと」→

新目白と明治通りの交差点にあるちゃんとしたインド系のカレー屋、どういうつもりなのか深夜の2時まで営業していて「いったい誰が2時にそんな本格カレー食うんじゃい?」と思っていたら、まんまと自分が食ってました。こんな時間にひとりでカレー食ってると、かっこ悪いエドワード・ホッパーの絵みたいです。都会の孤独、というよりはタダのバカ。サグーエッグ&チーズ(ほうれん草ドロドロで、冬の学校のプールみたいな、あるいはゴケミドロみたいな、最悪な見目ですけどコレが美味い。ナンとの相性は感動的ですら)とかいう、おそらくこの店で最も胃にやさしいカレーでも十分にヘヴィーなんですけど、どうもまたこの異様な状況がステキ過ぎでハマるヨカン。デブの素?(もしやラーメンよりヤバいような気も……)そのうち近所のCON$さんを急に夜中に呼び出すかもしれません。

しかし深夜にやっていると変な人というかヨッパライも来るようで、この日の閉店間際にはあきらかにココイチか何かみたいなカレー屋と勘違いしたオッサンが「辛いやつ。いちばん辛いの。」などとオーダーしていて、日本語苦手そうなシェフが相当に気の毒でしたけど、マジでいちばん辛いのを出したらどうなるんでしょう? 猛烈に気になります。(もうボクは席を立って会計しそうな状態だったんで、見届けられなかったです。残念! つーかオッサンの胃腸も残念!かも)

2004.11.01/それがジャンキーの性
どういうワケだか、ちょっとは仕事もしてるし企画室長氏とは長年のお付き合いなのでお願いすれば戴けるハズだとわかっていながら、食玩の「特撮大百科3」を見かけると買ってしまう。そのフィギュアのクオリティもラインナップも発狂しているとしか思えないうえに、コンビニで買った食玩から虹男とか怪獣の死体が出てくる異常事態がなんだか楽しい。かつては、年に何回かしかない遠方のイベントに行かないとマタンゴすら観られなかったり、コピーのコピーのコピーの×∞のダビングビデオ(ほとんど色が抜け落ちてトラッキングも最悪、まさに“ビデオドローム”みたいなシロモノ)でしか怪奇大作戦すら観られなかった、そんな不毛時代をギリギリ体験している身(思い出すと、最低な中学生時代だった気がしてきましたよ…)としては、完全に異常な世の中になったと実感しました。

一時は食玩でダブったり揃わなかったりするのがイヤで、すぐにヤフオクでコンプセット買いとかやっていたこともあったんですけど、なんかやっぱり不条理にダブったりするのも食玩の醍醐味なんでしょうなぁ。フルコンプ買いって、ミネラル分の無い純水を飲んでいるようなツマラナイ感じだ、という気がして、まぁ、たまに抜け分ぐらいはオクで買ったりしてますけど、また最近はアホな買い方をやってる次第です。まさに食玩ジャンキー。でも、食玩買うこと自体がものすごい愚行なワケで、その愚行に効率とか正当性とか求めるのは輪をかけてバカというか、気持ちが貧しいような気も。

で、その「特撮大百科」をリリースしている狂気のメーカー・イ●クラ(単に検索避け)がイベントを……というか、イワ●ラを吊すイベント?が今月16日にロフトプラスワンで開かれることになりまして、おおよそ近所に住んでるぐらいの理由で自分もステージに登るハメになる模様です。(ちゃんとしたゲストタイムのあとに、いつもファミレスとかでダベってる会話をそのまま垂れ流すだけの可能性大)ただ、クリア混入率で怒るアンチ・イ●クラ同盟みたいな人が暴れたりしたら、逃げも隠れもするですよ。ボクはカードの原稿書いてるだけですからね、って言い訳も通じないような、「洋品店る・それいゆ」の顧客みたいな人がたくさん(つーか一人も)いないように祈るばかりです。

●いちおうイベントスケジュール(「最新スケジュール」から)→