「チュイがおかしいの、死にそうになったの」仕事中に電話が ありました。 今年は冷夏ではありましたが、それでも暑い日があり、チュイ もばてていたので、水を耳かきで何回か与えたのだそうです。 すると、痙攣を起こし倒れ、手で抱いていると、復活したのだ という事。 水は与えてはいけない、最悪、下痢で死ぬ事があると、何処か のHPで読んでいた私は、改めてパートナーに伝えました。 ただ、本人は美味しそうに沢山飲みたがるらしいのです。 同じ頃、やはり死にそうになる事が2回ぐらい起こりました。 四角い鳥かごの角に巣を置いたのですが、円形の巣と、四角の 角の隙間に、頭から落ちてもがき、動けなくなったり、餌ちょ この固定する輪に、やはり頭から落ちて動けなくなったりして いました。 その後、巣の隙間には落ちないように炭を入れたのですが、 それからは、怖いのか、巣に近ずかなくなりました。 動けなくなるといえば、もう一つ。 家では竹籠で飼っていたのですが、床は掃除がしやすいように か、竹ひごが間隔を空けて並んでいるだけのものでした。 普通に歩ける鳥なら問題無いのでしょうが、チュイは、その隙 間にも羽を入れてしまい、動けなくなることがありました。 これは、後に、籠を大きく改修した時に、床もチュイが歩きや すいように、羽がひっかからないように、作り替える事で、解 決しましたが、すでに羽はぼろぼろでした。 8月27日、目に涙を溜めていました。餌もあまり食べません。 涙が固まって、片方の目はあかない様です。 28日朝、動物病院を探し、連絡、何軒かの留守電に入れ、一 番早く診てくれる所に向かいました。 まず、体重を量りました。たった16グラムでした。 栄養失調、背中から、ビタミン等の注射を打ってもらい、薬と サプリメント、アメリカ製のすり餌、ハムスター用ペレットを もらいました。 その日は、二人とも仕事だったので、私が病院の後、会社に連 れて行く事にしました。 鳥を会社に連れてゆくなんて、社会人としてはあるまじき行為 の様に思われるかもしれません。しかし衰弱しきったツバメを 誰もいない家の中に置いておくわけにはいきません。 たとえ、誰かから非難されたとしてもいい、その時は、チュイ の命の方が、はるかに高い優先順位でした。 この時、病院でもらった粉薬は、どうやって与えればいいのか 悩んだ末に、5分餌に、ハムスター用のペレット、ドッグフー ドを混ぜたものに、薬を加え、食べやすいように、米粒大に丸 め、少し乾燥させて、ピンセットでやりました。 少しは食べるのですが、積極的には食べないので、しつこく、 口の前で動かして、騙すようにして、口に入れました。 しかし、翌日には、食べなくなりました。 それからは、ゆっくりとではありますが、確実に衰弱が始まり ました。 体が思うように動かないので、羽を地面に擦ります。 羽がぼろぼろになると同時に、自分の糞で汚します。 それが気になるようで、口で羽繕いをします。 糞がついて固まった羽を抜いてしまいもっと羽がぼろぼろにな ります・・・ チュイはほとんど飛ぼうとしなくなりました。 いつもいつも、うとうとしていました。 それでも、ぶどう虫は2匹ぐらいは食べていました。 ミルワームの食べる量は、かなり減りました。多い時は、20 匹くらい一日に食べていましたが、5匹ぐらいになりました。 つぎのページ


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