FileLaunchクイックガイド

概要

導入手順

基本操作方法

FAQ

TIPS


概要

FileLaunchは、画面上で選択したファイルをパラメタとし、Qtアプリケーション/シェルコマンドをメニューから選択して起動するアプリケーションです。あらかじめ登録してあるアプリケーション・スクリプトにより、

として使用することができます。アプリケーションやスクリプトを追加登録することにより、機能を追加拡張することができます。

また、TinyViewerと同様のリアルタイムプレビュー機能を、より拡張された形で持っているため、TinyViewerのスーパーセットでもあります。

長所

短所


導入手順

FileLaunchの基本的な機能は、FileLaunchのパッケージを導入するだけで使用できます。ただし、標準で提供している機能のすべてを使うには、他のソフトをいくつか導入する必要があります。

以下のソフトはなるべく導入しておくことを推奨します。

なお、sudoは、困ったことにipkファイルをインストールするだけでなく、ターミナルで作業をしないと導入できません。具体的な手順は、(モバチキさんがまとめられた手順)をご覧ください。

また、上記の手順を読んでもなんだかよくわからない、という場合は、とりあえず慣れてくるまでsudoの導入は見送る、というのも選択の一つです。システム領域のファイルを操作しないのであれば、カードへのコピー・移動時にタイムスタンプが変わってしまう以外に、有無による違いはありません。


基本操作方法

(1) 標準操作

FileLaunchの基本的な操作は、ファイルを選択したら、メニューを開いて実行するコマンドを指定する、というものです。

例えば、ファイルのコピーをするときは、以下のように操作します。

すべての操作は、このように、まず、操作の対象を選んでからメニューを開きます。ここで、

のように右側のファイル画面がファイルを指していると、メニューの「コピー」が選択できない状態になっています。これは、コピー先はディレクトリであるべきなのに、ファイルを指しているからです。ファイル選択画面の最上段にある「..」へカーソルを移動すると、「コピー」は選択できる状態になります。

ちょっとうっとおしいですが、事前にコピー先を指定することを忘れて「コピー」を実行してしまい、たまたまそのとき右側で開いていたディレクトリ(コピー先のつもりではない)にファイルをコピーしてしまう、といったことを防ぐために、意識的にディレクトリを選択しないとコピーできないようになっています。操作に慣れてきたら、このチェック機構は外すことができます。FAQをご覧ください。

(2) 画面の役割

初期状態では、常に左がコピー元、右がコピー先になります。一方、伝統的な2画面ファイラーの多くでは、右左に関係なく、カーソルのある側がコピー元、反対がコピー先、という動作になっています。 FileLaunchでは、ペン操作時の便宜などのために、初期状態では画面の役割を位置固定にしています。伝統的な2画面ファイラーに慣れていて、カーソルのある場所を基準にして操作したい、という場合は、設定を変更することで、伝統的なスタイルに変更できます。FAQをご覧ください。

ファイルの削除など、「宛先」が必要ない操作の場合は、画面の左右は関係なく、そのときカーソルのある画面で選択したファイルが操作対象になります。エディタの起動なども同様です。

(3)ディレクトリ移動

ファイル一覧画面で、ディレクトリを選択してEnterキーを押す(あるいはダブルタップ)と、そのディレクトリに移動します。また、最上段の「..」を選択してEnterキーを押すと、親ディレクトリに移動します。

「実行」メニューの「ファイル位置ジャンプ」を選び、表示された入力ダイアログにフルパス名(/home/zaurus/など)を入力すると、ダイレクトにそのディレクトリに移動することができます。

ファイル操作を重ねていくと、自動的に、そのときのディレクトリが記憶されます(自動マーク機能)。記憶されたディレクトリは、「マーク」メニュー、あるいはCtrl+Bキー(デフォルトの状態)で呼び出すことができます。

自動マークは15個まで記憶できます。16個目が追加されると、その時点で最も使用頻度の低いマークが削除されます。また、「オプション」「マーク追加」によって、現在表示しているディレクトリを明示的にマークに追加することができます。すでに追加済みのマークの場合は、そのマークの使用頻度を高くすることができます。なお、マークの表示順は、使用頻度の高い順です。

なお、標準状態では、Zaurus内のすべてのディレクトリを表示しますが、「オプション」で「My Zaurusモード」を選択すると、ホーム画面の「ファイル」と同様に、「My Zaurus」を起点とした「本体メモリ」「SDカード」「CFカード」だけを表示するようになります。

(4)ファイル・ディレクトリ指定

ファイル・ディレクトリは、複数選択することができます。PCなどと同様、カーソルキーをShiftキーと同時に押すと連続して選択、Ctrlキーと同時に押すと、離れた領域を選択できます。ひとつ注意点としては、Ctrlキーと併用して選択する時、カーソル移動はCtrlキーを押したまま行い、ファイルを選択する時はCtrlキーを離してスペースキーを押す必要があります。(ちょっと使いにくいですが、これはQt側の仕様です)

また、ディレクトリ移動の時は「..」は親ディレクトリへの移動を示しましたが、宛て先としてディレクトリを指定する時は「..」は、現在表示しているディレクトリを意味します。

例えば、

は、「/home/zaurus/tmp/test/テスト 02」を指定することを意味します。なお、「..」へは、「.」キーを押すとダイレクトに移動できます。


FAQ


TIPS


[戻る]