FileLaunch
ダウンロード
バイナリ filelaunch_0.4.5_arm.ipk
ソース filelaunch_0.4.5.tar.gz
FileLaunchクイックガイド
概要
FileLaunchは、画面上で選択したファイル(複数選択可能)をパラメタとし、登録したQtアプリケーション/シェルコマンドをメニューから選択して起動するアプリケーションです。以下のような特徴があります。
- 選択したファイルをパラメタとして、Qtアプリケーションを起動することができます
- grep、nkfなどのコンソールコマンドを、ターミナルやコマンドラインを意識することなくGUIのみの操作から利用することができます
- あらかじめ有用なコマンド類が登録済みのため、インストールしてすぐに使うことができます
- TinyViewerの機能を完全に包含しています(0.0.1では一部TinyViewerに及ばない部分もありますが、その一方で、画像を自動リサイズして、全体像をプレビューウィンドウ内に収めるなど、新機能もあります)
- 二つのファイル選択画面を表示して、その間で条件付比較などができるので、いわゆる2画面ファイラーとして使うことができます
- tar.gzの作成・解凍をGUIで行うことができます。また、LHa for UNIXをインストールしてあればlzhの圧縮・解凍も、unzip&zipをインストールしてあればzipの圧縮・解凍も行うことができます
- lzh書庫は、LHa for UNIX autoconf版を使用すれば、日本語ファイル名も正しく対応し、PCとの間で書庫ファイルをやりとりできます
- 各種条件でのファイル検索ができます。検索結果に対しても通常のファイルと同様にファイル操作が行えます。
- メニューから起動する操作のすべてについて、直接起動キー、およびメニューのショートカットを自由にカスタマイズすることができます
- sudoをインストールしてある場合、本体をルート権限にしなくてもSDカード等FATファイルシステムへのコピーだけをルート権限で実行し、日付を維持することができます。
- アプリのメニューへの登録など、設定はすべてGUIで行うことができます
使用方法
FileLaunchクイックガイド
FileLaunch操作説明
既知の問題
最初のインストールでSDカードにインストールできません。一度本体メモリーにインストール後、アンインストールしてから再度インストールすればSDカードにもインストールできます。
今後の予定機能
リアルタイムプレビュー機能に、任意のコマンドを関連付けられるようにすることを考えています。具体的には、例えば「拡張子lzhのファイルにカーソルが移動すると、"lha l $1"を実行する。書庫ファイル内容の一覧がプレビューウィンドウに表示される」といったことを可能にします。実装済み
注意事項
ファイルのコピーや削除などは、場合によっては不可逆の操作になります。くれぐれもご注意してご使用ください。実行した結果に対しては作者は一切の責を負いません。
動作機種
SL-C860で動作確認しています。その他のSLシリーズでも動作するはずです。
開発メモ
2005/04/03 0.4.5リリース
0.4.4で、ファイルサイズが1000バイト〜1024バイトだったときに、ファイル一覧表示で、サイズが「0K」と表示されていた問題を修正しました。なお、表示だけの問題で、ファイル自体には影響のない問題です。
2005/01/10 0.4.4リリース
残容量表示・ファイルのサイズ表示が、1GB以上のサイズになると表示欄が不足して正しく表示できなかったため、100MB以上の時はKBytes単位の表示に変わるように修正しました。
2004/05/03 0.4.3リリース
以下の追加・修正を行いました。
- Qtアプリに渡して起動したファイルの履歴をファイル一覧画面に表示する(Qtアプリ起動を始めとする各種ファイル操作に再利用できる)「最近使用したファイル」機能を追加しました。なお、ファイルの並び順はその時のファイル一覧画面の設定に従う形になり、使用した順序にはなりません。
- 自動マーク機能のon/offをオプションで指定できるようにしました。
2004/03/20 0.4.2リリース
以下の追加・修正を行いました。
- 「横分割」にキー割り当てができるようにしました。また、分割位置を相対的に変更する「分割位置→」「分割位置←」項目を新たに追加し、キー割り当て可能にしました。
- プレビュー表示中に分割位置を変更した時、プレビュー表示もそれに応じて表示内容を再リサイズするようにしました。
- cramfsファイルシステム上では「..」が表示されなかった問題に対応しました。
2004/03/11 0.4.1リリース
以下の追加・修正を行いました。
- 拡張子がtar/tar.gz/lzh/zip/ipkの場合、プレビューウィンドウには書庫内のファイルの一覧を表示します。ipkファイルの場合は2段階の展開をして、実際に導入されるファイルの一覧をリストします。(tar.gzの場合はgzの解凍をしてからtarを実行するため、lzhやzipよりも動作が遅くなります。また、ipkは2段階の展開を行うため、さらに遅くなります。)
- tar/tar.gz/lzh/zip書庫の内容一覧を表示し、そこから選択したファイルだけを解凍もしくは書庫から削除する、「部分解凍/削除」を「実行」メニューに追加しました。qshdlg 0.5.5以降が必要です。tar/tar.gzは部分解凍のみで、部分削除はできません(zaurusのtarコマンドにその機能が無いためです)。
- Perlがインストールされている場合は、さらに、タイムスタンプの新しいファイルだけを解凍する「更新解凍」と、宛先に存在しないファイルだけを解凍する「追加解凍」機能が「部分解凍/削除」に追加されます。
- 「ファイル」メニューの「削除」では、従来、rm -Rですべての削除を実行していましたが、シンボリックリンク及び通常ファイルの場合はrm で削除するように変更しました。これにより、ディレクトリのシンボリックリンクは、そのシンボリックリンクが示すディレクトリを削除するのではなく、そのシンボリックリンクだけを削除することになります。また、qshdlgが導入されているときは、ディレクトリ削除前に確認ダイアログを表示します。
- 「ファイル」メニューの「シンボリックリンク作成」で、作成するシンボリックリンクの名称を指定可能にしました。(従来は、リンク元と同名のシンボリックリンクしか作成できませんでした) なお、入力ボックスに何も入力しないと、従来と同様、リンク元と同名のシンボリックリンクを作成します。
- コピー・移動などの基本ファイル操作で、通常権限で操作を行って失敗したときに、sudoが導入されている場合はルート権限で再試行を行うかどうかを確認する機能を追加しました。qshdlgが導入されている場合にのみ動作します。(なお、権限不足によるエラー以外はルート権限で行っても失敗します。)
- シンボリックリンクの表示色を変更できる機能を追加しました。また、リンク先がカードかそれ以外かの二通りの表示色を指定できます。ファイルシステムがFAT,ext2,cramfsの場合はSD/CFカードと見なします。「オプション」→「オプション」の設定ユーティリティで設定します。
- ファイル一覧画面の背景色を設定できるようにしました。表示しているディレクトリがSDカード下、CFカード下、その他の3種類について、それぞれ任意の背景色を指定可能としました。「オプション」→「オプション」の設定ユーティリティで設定します。
2004/03/02 0.3.2リリース
0.2.1以降、「ファイル」メニューの項目とsudoツールの項目のアクセルキー設定が重複し、DELキーでsudoの削除や、CTRL+Mでsudoの移動が起動してしまい、なおかつ設定変更ができなくなっていた問題に対応しました。
0.3.2をインストール後、FileLaunch本体を起動してください。最初に、重複しているキー設定を解除するメッセージが表示されてから起動します。設定ファイルの内容はここで正常に修正され、保存されるため、以降は正常に動作します。
2004/02/26 0.3.1-2リリース
ぐわ、しまった、またやってしまいました。肝心のqcop3をパッケージに入れずにリリースしてしまいました。03.1をダウンロードされた方は、お手数ですが0.3.1-2を再度ダウンロードしてください。
2004/02/26 0.3.1リリース
以下の追加・修正を行いました
- ファイル選択画面に任意のファイル集合を表示するqcopメッセージsetFileSelectionを追加しました。異なったディレクトリに属するファイルを一覧表示できます。なお、このときは、ファイル表示の最右列に、ディレクトリ名表示欄が追加されます(スクロールしないと見えませんが)。
- (setFileSelectionを使用して)ファイル検索で、検索した結果をFileLaunch自身のファイル選択画面に一覧表示し、通常のファイル一覧と全く同一にファイル操作やアプリ起動ができるようになりました。
- ファイル名だけでなく、日数や特定文字列を含むかどうかなどの条件を設定してファイル検索を実行できる「拡張ファイル検索」機能を追加しました。(qshdlg 0.5.5以降が必要です)
- ファイル選択画面でアイコンを表示するかどうかを制御するオプションDispIconを追加しました。これをoffにすると、ファイル名の左にアイコンを表示しなくなるので、12ドットフォントや10ドットフォントにすると大量の情報を表示することができます。ただし、このオプションを使用するときは、confファイルを直接修正する必要があります。
- yaktyさんのqcop2を改造して、QStringListも送信可能にしたコマンドqcop3をパッケージに追加しました。(ファイル名検索で使用しています)
- 汎用入力ダイアログで、EnterキーをOKキーと同じように扱うようにしました。
注意事項
FileLaunch 0.2.1で fl_sudotool0.5.0 や fl_find0.5.0 を導入されている場合は、それらをアンインストールしてからFileLaunch 0.3.1を導入してください。これらは0.3.1に含まれています(あるいは置き換えられます)。しなかった場合も特に支障はありませんが、「ソフトウェアの追加と削除」に不必要なエントリーが残りつづけますし、後でそれを削除しようとすると、0.3.1以降のスクリプトをアンインストールしてしまいます。
また、0.2.1までと同様、スクリプトをカスタマイズしている場合は、バックアップを取ってからインストールしてください。標準提供のスクリプトは、原則として書き換えられます。
これ以前の履歴
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