入院生活−その2
すこし回復の兆し
入院生活も3日目に入りました。下の子は、苦しさのため暴れたり立ち上がったりすることはなくなりましたが、依然、寝たきりの状態が続いています。水以外のものは、まったく受け付けません。
上の子は、結構元気になってきました。食事の方も、パンを1口、ジュースやゼリー類も少しずつ口にはいるようになってきました。吐き気は完全におさまったようですが、2人とも、下痢が依然として続いています。特に、上の子は、少しずつ食べ物を口にしている分、それこそ、直通の状態が続きました。
退院できず
こちらは病院です。同じ Carle でもホームドクターのいるクリニックとは違います。こちらには、こちらのドクターがついています。
ホームドクターも、時間を見つけてはこちらにやってきて、いろいろと診察してくれました。そして、ドクター同士で話し合いをしていたようでした。
入院3日めですが、食事をほとんど受け付けないような状態でしたので、退院は無理だと言われました。もっとも、退院しなさいと言われても、それを断るつもりでした。特に下の子は、点滴をやめたら、水分もエネルギーも補給できません。
うれしいプレゼント
この日、あるドクターがピンクのバニーベイビーを持ってきました。なんでも、上の子が通っている幼稚園の先生と子供たちが見舞いにやってきてくれたとのことでした。しかし、残念なことに、私たちがいる病室は、隔離室でした。つまり、伝染性の病気にかかっているのです。病室まで来ることができないので、ドクターにぬいぐるみを手渡してくれたのでした。
自分たちもその隔離室にずっといる訳なので、申し訳ないことにお礼を言いに行けませんでした。 子供たちにうつしてしまったら大変です。そう伝言してほしいとそのドクターに言ったのですが、しばらくしたら、もう1匹バニーを持ってきました。幼稚園の方には、通園している上の子が入院していることは伝えたのですが、まさか、妹まで一緒に入院してとは考えもしなかったのでしょう。しかしながら、それを聞いてわざわざもう1匹届けてくれたのです。私たちは、そういう暖かい気持ちをくれた Early Learning の先生と子供たちに、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
上の子は、そのバニーを枕元におき、また幼稚園に行って友達に会いたいと言って眠りにつきました。
( つづく・・・ )