マダラウミスズメってどんな鳥?マダラウミスズメはチドリ目ウミスズメ科に属する小型の海鳥です。ほとんどの海鳥が孤島や海近くの断崖に営巣するのに対し、マダラウミスズメは海からかなり内陸に入った老齢林の樹上に、単独で営巣する変わった習性を持っています。分布は、アリューシャン列島を中心に、東はカナダやアメリカ沿岸、西は日本沿岸にいたる範囲です。太平洋の東側の個体群は基亜種 Brachyramphus marmoratus marmoratus とされ、西側の個体群はBrachyramphus marmoratus perdix という亜種として考えられてきました。このperdixのほうは、体が大きく、嘴がより長いのが特徴です。体重はmarmoratusが220gであるのに対し、perdixは287gと、かなり重くなっています。また、羽衣にも違いが見られます。 このような形態的な違いに加え、近年の遺伝的な手法によって、両者が亜種としての関係ではなく、別種であるとの見解がなされるようになりました。 もっと知りたい人は、ここをクリックして下さい! |
Compiled by Koji Ono kojiono@gol.com
Revised: 22 July 1996
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