コンクリート三面張りの川であるが、底には厚い泥が堆積し、マコモなどの植物が流れをやわらげているので、なかなかいい生息環境が整っている。何度か大繁殖が見られたことがある一方で、まったく見つからなかった年もある。また、カダヤシに取って変わられた年もあるなど変化がめまぐるしい。 私たちの調査で初めてメダカを確認することができたのがこの川で、ここでの経験をもとに京都市内を南から徐々に北上してメダカの生息地を探していったという経緯がある。そんなことから、京都市外(八幡市)であるものの今も調査を続けている。 2012年に河川管理の作業が入ったのか植物がほとんどなくなってしまった。メダカもいなくなってしまったが、何年かかけて植物のようすはもとの状態に戻り、2017年には再びメダカの大繁殖があった。 広く川面を覆うマコモを筆頭に、ヒシ、アサザなどここ特有の植物が見られ、京都市内の川とは明らかに植生が違う。淡水魚についても、バラタナゴやゼゼラなど他の調査地点では見られない種が見られる。
(その他の淡水魚) バラタナゴ モツゴ タモロコ ゼゼラ フナ コイ カマツカ トウヨシノボリ? (水辺の植物) マコモ イヌタデ ミゾソバ アサザ ヒシ (水生生物) タニシ ヒル ミズムシ |