この文章は崎田さんから送られて来たメールをそのまま転記したものです。

写真は今の所"Shinsuke"が撮影した物を使用しています。

改行、強調などは私が勝手にしました。

10月17日 PART1


さあ、いよいよイヴェント当日。

う〜ん二日酔いだ。ちょっと調子に乗り過ぎた。

今年は快晴!正午にパーク へ。

いるいる、昨年より遥かに多いぞ。

ハーレーがどどっと止まっている。うわあ〜いかつい奴もうにょうに ょ。

もうバンドが始まっている。ええ感じや。

少し雲行きが怪しくなってきた。

雨か、また雨か、ああ降ってき た。しばし中断。うわあ土砂降りだ。

一時間ほど雨が降り続く。なんてこった。しかし誰ひとり帰らない。

止ん だぜ!再開だ。いよいよ出番。

だが時間が押しているため持ち時間は15分にけずられた。

2曲しかできん。かまへ んかまへん、

おいおいトニー、緊張してんのか。おやおやマーティンも。

さあやぶれかぶれのド素人バンドの登 場だ。ボロボロなのは覚悟の上。

リハなし、ぶっつけ、サウンド・チェックなし、おらっ、いったれ。

バスドラ からトニーが刻みだす。うっなんやこの音、想像以上に悲惨やぞ。

よっしゃあわしじゃあ。

うわ〜コイル鳴りが ひどい。ハウりまくってる。

やばい、やばい。

モニターも全然。おいおいリズムがよれてるよマーティン。

なん とかレオンの音を聴いて頑張ってみるが。

ヴォーカルを急遽ひきうけてくれたジムさん、ごめんなさい。

もうええわ、やけじゃ。ギュイ〜〜 ン!!!!あっという間に終わった。

やっぱりなあ。むっちゃバッド。 

気を取り直してパークを散策。ハンバーガーでも食うか。

あっ、レイシー。

「こんにちはレイシー。お元気でなによりです。私のことを覚えてますか。」

「おう、覚えて いるとも。去年も来た日本人じゃな。よう来たよう来た。」

それでもまだ少しバッドな私に皆声をかけてくれる。

「おまえはようやったよ。大切なのは気持ちだよ。」 

少 しは気が晴れてきたかな。

トニーが一番落ち込んでいた。

「元気だせよ。おもろかったやないか」

「うん」

「こんどはちゃんと練習してや ろう。お前がしっかりせな。」

「そうだね。」

「さあ楽しもうや」

「O.K.」

われわれ4人は思い思いに楽しんでいる。他の皆もそうだ。

子供達はサッカーに興じている。

Shinsuke本領発揮。

そこへケイシーがやってきた。

「ランドールが来てるわよ。」

「え〜!会いに行こう。」

めっきり老け込んだランドール、それでも元気そうだ。

「おう、日本人か。日本へ行った時のことを覚えている よ。」

「勿論観にいきましたよ。」

サインと記念撮影。

またもやケイシーが呼びにきた。APBが到着したらしい。

よっしゃあ。

「マイク!」

Shinsukeが話しかける。

「これは貴方が94年に来日したときにいただいたサインです。」

「ああ、 これは。クレイジーなヤツだなあ。最高だぜ。NHKホール?、クラブチッタ?ドモアリガト」

やっぱりこっこえ えなあ。

アーティマスは皆のサイン攻めにあってる。早々に車の中に引き揚げてしまった。

とそのとき車の中のアーティ マスと目があった。

「ケンイチ!!!」

覚えていてくれたのだ。

「こっちへ来い」

堅く抱き合い再会を喜ぶ。

「よくきたなあ。今回は他の奴もつれてきたんだって。

皆凄いぜ!ド〜モアリガトゴザイマシタ、コニチワ、ド モアリガト」

「APBで日本に来て下さい。」

「いけたらいいなあ。サケ、スシ」

本当に愉快で楽しい人だ。この人と知り合いになれたことが今だに信じられない。



『続く』