この文章は崎田さんから送られて来たメールをそのまま転記したものです。
改行、強調などは私が勝手にしました。
10/14昼
ジャクソンビル国際空港到着。
飛行機から出て空港内に入って行くと、人垣の向こうにハンディ・カムを持った長身の男が見える。
「もしかして。」と思い、手を振ると向こうも手を振っている。
そのとなりには金髪の女性(おねえちゃんではない)が。
そう、ブライアン&メアリー・ナッシュ夫妻のお出迎えだ。
「ようこそ。ひさしぶり。疲れた?」
「わざわざ迎えにきてくれてありがとう。おひさしぶりです。」
一年振りの再会を喜び会う。
「これでジャクソンビル何回目だっけ。」
「4回目。」
そう今回で4度めのジャクソンビル訪問。こんなアホな日本人俺だけやしなあ。
「去年の皆はどうした?」
「彼等は仕事の都合がつかなくて、今年は我々2人だけです。」
「イタリアのレオンはバンドが解散しただろ、First Aid Sprayは頑張っているか?」
「ええ、メンバー・チェンジがあったけど頑張ってやってますよ。」
こんな会話をしながら、ブライアンの車でホテルへと向かう。
今年はジャクソンビル・ビーチにフリーバード・ファウンデーションが店をオープンし、そこがメイン会場となる。
その名もFREEBIRD CAFE。外は好天。やたらと暑い。
「今年も良い天気で良かったですねえ。」
「いやハリケーンがやってきてるんだ。ハリケーン・アイリーンだ。」
「ええっ!最悪。折角大西洋で泳ごうと思ったのに。」
「アホかお前は。海はこの前のハリケーンで汚れたままだ。」
悪天候に不安がよぎる。まあええか。第一この人たちもあまり気にしていないようだし。
そうこうするうちにホテル到着。
彼等2人におみやげの日の丸の旗と日本酒を渡す。
彼等の喜びようは言うまでも無い。日本酒は特に。
「私達も貴方に渡すものがある。」
「いつもいつもありがとうございます。」
それは6月にメイコンにジョージア・ミュージック・オブ・フェイムがオープンした時に手に入れたグッズ。
なかでもメインは「サザン・ロッカーズ」という本だ。
それに集まった南部音楽著名人から私あてにサインまでもらってくれていた。
オールマン・ファンにはおなじみのH&Hレストランのママ・ルイーズ、
キャプリコーン・レコードのプロデューサーのポール・ホーンズビー、エド・キング、ジェフ・カーリシ、
その他スティルウォータのメンバーの名も判読できた。頑張って辞書片手に読むか。
この後ドイツのマーティン&カースティン夫妻と合流し、フリーバード・カフェでランチ。
凄い店だ、ここは。
レーナード・スキナード博物館というか、ハード・ロック・カフェのスキナード版というか。
お宝が山ほど展示されている。
ロニーの帽子、スティーヴ、エドのギター、ゴールド・ディスクの数々、メンバーの衣装、キャシーの日本のビザ、
ポスター、フライヤー、ギター・ケース、アンプ、ETC...............................................................。
メニューはLPジャケット風。スイート・ホーム・アラバマなんてカクテルもある。
ロニー、アレンらの生前愛食していた食べ物もある。
私が食したのはフリーバード・バーガー。 でかい!!!店のBGMは勿論。
「遠いところようこそ」
ジュディが暖かく迎えてくれた。そう、彼女がこの店のオーナー。
「貴方の熱心さには感激するわ」
ありがたいお言葉だ。
PA関係はジムが仕切っている。そして一番てきぱきと働いているのはメロディ。
「去年の約束通りよく来たな」とジム。
「結婚おめでとう」とメロディ。
たらふく食ったあと、観光へ。
我々2人にブライアン&メアリー、マーティン&カースティン、そしてグレン、
それからコネティカットのトニー、キャシー、アンソニー、ハイジのローレンス・ファミリー。
アンソニーとハイジは我々がおみやげに持ってきたポケモン・カードが気になって仕方が無いみたい。
ハイジは「ピカチュウ、ピカチュウ」と言ってはしゃいでいた。
さてその観光だがただの観光のわけがない。
途中でローレンス・ファミリーとはぐれてしまったのだが、アレンの墓参り、ゲイリーの生家、アレンの生家、ボブの生家、
ロニーの生家、ロニーとゲイリーが野球をしていたグラウンド。
濃いでしょ。
そうそうロバート・E・リー・ハイスクールも。
アレンの実家には今も母エヴァさんが住んでいる。
メアリーが訪ねていくと丁度アレンの好物だったコンゴ・バー(異様に甘いブラウニー)を作っている最中で
「皆で食べなさい」と持たせてくれた。
しかし腹はもうはちきれんばかり。それでもこんな機会は絶対ないので頑張って食ったのだが。
この濃い観光の最中に雨が降ってきた。大丈夫かなあ。