この文章は崎田さんから送られて来たメールをそのまま転記したものです。

改行、強調などは私が勝手にしました。

14日夜


この夜はフリーバード・カフェにてBig Jim &Twinsのライヴがある。

そう、ジュディの今の旦那ジムのバンドだ。そしてゲストがアーティマス。まあ前夜祭みたいなもんだ。

店にはジャクソンビル入りした仲間がぞろぞろ集まってきている。

ドミニク(フランス)、ハンス(オランダ)、ポーラ&ジム、アン&フィル、ジェフと奥さん、

ファウンデーションのHPのチャット・ルームの面々、パティ&ジョン、ディキシー、ベアー、クリス、ウェイラー、

う〜ん多すぎてわからん。

皆昨年一昨年に知り合った仲間達。

こっちは名前と顔がなかなか一致しないのに皆我々の事をよく知っている。

それもそうやろなあ。

世界でもっともディープで難儀で頑固で保守的なスキナード・ファンの祭りにのこのこと毎年やってくる東洋人は目立って当然し、

やっと皆心底打ち解けてくれたようやし。

わいわいがやがやとディナーの後はライヴ。やっぱり上手いよ、この人たちは。世にでないのが不思議なくらい。

まあ彼等は今のスタンスで好きな音楽を演り続けることを望んでやっているんやろうし。

ビール片手に店の中をうろうろ。

いましたいましたアーティマス。

「こんばんわ。今年もきましたよ。」

「おう、KENICHI! KONNICHIWA KENICHIWA」

いまだに私の名前をギャグにしとんなあ。

「結婚したんだってな、おめでとう」

なんで知ってんねん。

「貴方こそ子供ができたんでしょ。おめでとうございます。まだまだがんばりますねえ。」

「勿論!」

今夜のアーティマスはいつもと同じハイテンション。

ステージに上り、一説ぶったあとドラムをプレイ。あの独特のプレイはより一層独特に。

この人にしか叩けないドラムだ。お約束のスキナード・チューンを連発。店内の空気は盛り上がる一方。

時差ボケ、疲れ、酔いとが混ぜんとなってクリーンなのにラリってるみたい。

あちこちでスキナード談義に花が咲く。時計はもう真夜中。そろそろダウン。

皆さん、おやすみなさい。外は強風。ハリケーンがやってきた。

明日はどうなるか。

『続く』