堀切駅




北千住方面ホームへ入るための堀切駅の正面です。このアングルは森田芳光監督が、商業映画デビュー作である「の・ようなもの」で使用しています。設定は、主人公の落語家の彼女になる高校生の実家がある場所です。深夜、電車がなくなってしまった落語家は、ここから綾瀬川を渡り、足立区側でなく葛飾区側を南へ下り、浅草観音様に早朝お参りして家に帰るという設定です。小津の「東京物語」には、この駅舎は登場してきません。


ちょっと見にくいですが、北千住行きのホームから浅草行きのホームを撮ったものです。向かい側のホームに、屋根だけの待合い室(っていうのかな)があります。ビデオモニタが邪魔になっていますが。こんなアングルで、映画にも待合い室が出てきます。もっとも、背景はこんなにゴチャゴチャしていませんが。なにしろ、カメラがコンパクトカメラで、曇天。スキャナで読み取っているので、画質はご容赦。


みての通りの行き先案内板。映画では、木っ端に筆文字ですが、こんなに立派になって・・・。背景になっているのが「3年B組金八先生」のモデルになっている学校です。この写真、あんまり暗くてスキャナがモノクロ写真としか認識してくれない。


これは、連絡橋からみた北千住行きのホームです。右方面が北千住。左方面が浅草。連絡橋といっても、ホームとホームは(なんと)結ばれていません。駅の外に、荒川土手から入る浅草方面行きのホームへの連絡橋があるのです。昔は、駅に入ってから互いのホームへの行き来はできました。写真の手前に、線路を横断する木でできた連絡橋が見えると思います。お客さんは、ここを渡ったのですね。映画では、オバサンがこの橋を渡っている姿が映っています。でも、いまでは安全性のためか使われていません。


荒川土手から見た京成線の鉄橋です。映画にも出てます。この左手に、浅草方面行きのホームへの入り口があります。写真を撮るのを忘れてしまった。こんど、ちゃんとした写真にしますから。

というわけで、ははは。久しぶりに写真を撮ってきたぞ。堀切駅1997.1.15の姿が、いま、ここで見られます。写真はヘビーで、説明的で、つまらないかも知れないが・・・って、自分ていってどうする・・・興味のある人には不思議な空間が広がっている、と確信しています。では、どうぞ。


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