個性的というか、ね
◆汁を使わない。おろし汁と生醤油!
この近くに得意先があるので、昼にかかったときに食べにいったりするのです。普通の蕎麦とは、かなり違う。色がもの凄く黒い。蕎麦の、普通は使わない部分も引くとかしてるみたい。それにしても、色を塗ったみたいに黒い。でも、だからといって蕎麦の薫りがぷんぷんするかといえば、そういうわけでもなかったりする。で、この蕎麦は普通のツユを使わない。生醤油と大根の絞り汁がでるのだ。この大根の絞り汁というのは、かつて昔、蕎麦にツユを使わなかった頃の食べ方だとか。でも「そんなんで食えるのか?」と疑問を抱く人がたくさんいると思います。でも大丈夫。きっと「おお!味がする!」と思うことでしょう。というようり僕は「○○の蕎麦を、大根おろしで食べてみたい」と思ったんですね。それくらい、大根おろしの絞り汁というのは、蕎麦に合います。この、店名にもなっている“古式蕎麦”以外に“割子そば”というのがあるんですが。こっちも好きですね。小さな器が重なって出て来るんです。で、薬味がごてごてとついてくる。つるつると蕎麦をすするのではなく、もっちゃりもっちゃりと食べるのには、いい感じです。青山のくろ麦に同じような“ぶっかけ”があるのですが、くろ麦ではいつもそれ。こっちは、器は2段。古式蕎麦よりは器が大きいけれど。話を戻して、古式蕎麦。いろいろお酒もありますが、ここは酒だけ飲んで帰ろうとすると叱られます。最後には蕎麦を頼め、と品書きに書いてあったりする。といっても、狭い店で落ちついて飲んでなんかいられないけれど。つまみは、野焼き蒲鉾。上品な板わさよりは数段美味しいです。というわけで、蕎麦の味ですか?うーん。なんともはや、説明がしづらいなあ。
地下鉄千代田線湯島から
湯島天神へ向かう途中というか、説明しずらいなあ
古式もり/900円(ぐらいだった・・・)
割子3段/900円(ぐらいだった・・・)
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