日本A代表 vs  ニュージーランド学生代表(NZU)
2001年4月15日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果
日本A代表15(10) - 17(5)NZU

■試合
相当レベルの低い試合だ。両チームともミスが多すぎる。とくに、後半はミスの連続。日本はNZUのミスにだいぶ救われた。ミスが少し減るだけで、NZUはダブルスコア、いや、トリプルスコアで日本に勝てたに違いない。
さてと。試合開始直後、日本はいきなりチャンス。自陣からバックスがふわふわと相手DFをすり抜けて、怒濤の攻撃。相手ゴールラインに迫る。けど、それからのツメが足りなかった。2度目に同じ様なチャンスが訪れて、10分ぐらいに展開して右隅にトライ。けど、あれ、インゴールでタッチラインを踏んでるように見えたけどな。そのあと、一進一退。NZUもチャンスをものにできず。というところで、日本DFにスキが生まれて、お手玉をするようにパスをつながれて、トライされる。同点。で今度は日本が、ドライビングモールを押し込んで、トライ。この辺りは力強さを見せつけたんだけどね。10-5。悪くない。まあ、前半はなんとか緊張感を保てた。
後半直後。日本は、またも相手陣内に何度も攻め込むが、10分にサインプレーでトライ。15-5。意外にやるもんだ、と思ったんだけど。これから先が、もうダメ。まず、日本FWの足が止まってしまった。おかげで日本はよく抜かれるようになった。両チーム派手なミスが目立つようになった。NZUも、キックオフのボールをごろごろと転がしたり、PGのボールが風で(?)倒れたのを慌ててドロップキックしてみたり。あたふた。日本のタックルは、たまにバシッと決まるんだけど、おおむねは叩くような、絡むようなのばかりで効果なし。強引に抜かれていく。こういう場面でも、NZUがノックオンしてくれるから、得点にはつながらず。ボール処理におたおたして、あっさりトライされたシーンもあったね。
とにかく、ボロボロの後半。ひでー内容の試合だった。
日本の見どころといったら、ときどきBKがするすると抜けることがあったこと。大西、栗原とかね。個人技というべきか、NZUがとろいのか。1人で2〜30m独走というシーン。けど、このいずれも得点には結びつかなかった。もうちょっと、というときもあったんだけどね。それと、スクラムからNo.8のマウがサイドアタックという攻めが多かったけど、これってほとんど機能していなかった。だったら、パターンを変えればいいのに、ずっとこれで、ちと不満。一方のNZUは、タックルされても倒れながらパスするなどの粘りはなかなか。まだ未完成なNZUだけれど、その未熟さが修正されるとすごーく強くなるんだろうなあ、と思わせた。日本は・・・うーむ。どーだろ。
ノーサイドの笛が鳴ると、わずか1ゴールの2点差。NZUはみな一様にバンザイ姿で喜びを露わにしていた。うーむ。勝ってそんなに嬉しいか? この程度のレベルの試合で、それも、日本相手に・・・?
レフェリーは下井さん。NZUに辛いような笛だったけど、NZUはストレスが溜まったんじゃなかろうか? いちいち下井さんに聞いていたようだし。ま、下井さんが正しいか、外国のレフェリーが正しいか、よくわかんないんだけど。
でも、NZUはオフサイドへの意識は高かったように思う。ラインでのオフサイドは少なかったしね。故意にラックまわりでうろうろすることもなかったし。

■出来事
銀杏の緑が、まぶしい季節。まだ、ひと葉ひと葉は小さいけれど、茂りかけている生命力が美しい。NZUはハカをやってくれました。その割には、試合は迫力なかったけど。
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■客の入り
1万人は行ってないと思う。なんで、国際試合に客が入らないのか分からないね。

■天気
ぽかぽか陽気のいい天気。半袖やTシャツ姿の人もいっぱいいたね。

[2001.04.15]

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