日本選手権準決勝
サントリー vs トヨタ自動車
2002年1月27日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果

サントリー
22
5

5
19
トヨタ自動車
17

14

■試合
トヨタは戦略を間違えた。後半、19-12になった時点で、まだ時間はたっぷりあった。そして、PGを狙うチャンスもゴマンとあった。けれど、どーゆーわけか、トライにこだわった。取れる、という自身があったのだろう。広瀬が、前半2つのゴールを外している影響かもあったのかも知れない。けれど、PGで19-15として、1トライでひっくり返せる、というシチュエーションをつくった方が、サントリーにプレッシャーを与えたのではないかなあ。そうしたら、トヨタは勝てたかも知れない、と思うのだ。
前半いきなりトヨタが攻勢をかけたけれど、後はサントリーペース。ほとんどトヨタ陣内でトヨタが防御一辺倒。けど、DFのつよさで、何とか堪えた。これが、ゲームの緊張感を保った最大の要因。サントリーの突破を許さず、1トライに抑えた。前半の終了間際に、するっと抜けてトライもしたし。点数は5-5だけど、あくまでもサントリー有利。ターンオーバがとっても多い。どっちかっていうと、サントリーの方が奪っている。ラックでのボールコントロールは、サントリーが一枚上手。
後半、サントリーが2トライ追加。引き離すかと思ったらさにあらず。トヨタ、ノーホイッスルトライ。このサントリーの気の抜けようは、何だ? けど、19-12と1トライ1ゴール差になって、緊張感高まる。前半とうってかわって、トヨタ攻勢。サントリー防御一辺倒。・・・ところが、冒頭のような戦略で、PGを狙わない。いらいらさせる展開だった。しかも、終了間際にサントリーはPG狙いで22-12としてしまう。ああ、これで勝負あった、だよね。トヨタも1トライ返して広瀬がコンバージョンを決めたけど、そこでノーサイド。もう1プレー見たかったって気分。

■出来事
雨上がりの割りに、グランドコンディションは悪くない様子。
レフェリーはオーストラリア協会の人らしい。流す感じ。サントリーは、オブストラクション、オフサイド、ノットリリース、ハンドなど多くのペナルティを課されて、後半、動けなくなる。ラック周辺でのプレーが、外国人にはいけないことに見えるんだろうかね。

■客の入り
午前中雨だったせいか、少し少な目。南北スタンドには人影あまり見えず、バックの立ち席も少ししか埋まっていない。2時5分ぐらい前に入ったけど、バックの椅子席の隙間に入り込み、座って見学できた。

■天気
午前中は冷たい雨。12時過ぎから小ぶりになり、1時にはほぼ上がる。2時前に青山一丁目駅をでると、空は雲もなく真っ青。ぽかぽかと暖かい。このままいくかと思いきや、雲が発達してくる。空の半分は雲に覆われているが、陽射しはあり、かすかに日照り雨も降る始末。わけ分からん天気だった。

[2002.01.27]

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