東芝府中 vs  伊勢丹
1998年11月3日(火)

秩父宮ラグビー場


■結果
東芝府中62(26) - 14(7)伊勢丹

■試合
まあなんというか、伊勢丹が練習試合の相手にされた、という感じ。
東芝は、薫田、安田、村田、マコーミック、森田、松田などを欠く布陣。W杯予選の疲れを考慮してか? いうならば、1.5本目。の割りには、圧倒的な強さを見せた。目立ったミスも少なく、東芝だけで2チームつくっても、社会人で通用するんじゃないか? と、思わせる。ま、伊勢丹が今期弱すぎるのかも知れないけど。それにしても、東芝のディフェンスは蟻のように群がる。どこからわいてくるのか、不思議なくらい圧倒的。つまり、素早いのだ。
それに対して、伊勢丹のフォワードは徹底的に遅い。攻撃していても、フォローが遅くてマイボールがすぐ取られてしまう。なんとか、2トライ取ったけれど、いやはや。
東芝は、後半にはいるとメンバーをどしどし変えていく。最後は、ほとんど2本目だったんじゃないのか? その分、後半の試合は雑だった。けど、弱くなかった。
しかし、久しぶりに社会人のラグビーを見たけれど、速い。スピーディ。雪崩を打つ東芝の攻撃は、迫力いっぱいだった。

伊勢丹の前半のトライは、吉田義人の活躍だった。グラバーキックで転がるボールをセーブして、スクラムに。スクラムでは、オープンに回すと一瞬見せかけて、ブラインドの吉田に。吉田は、ナナメに東芝ディフェンス陣に切り込んでいく。防御の穴がすっぽり空いた。そこをするっと抜けて、トライ。なかなか美しい。
がしかし、今日の吉田はいいところばかりではなかったよ。いいタックルもあったけど、大ボケのノックオンもあった。それが原因でトライはされるし。ボールをもちすぎてつぶされるのは、毎度のことだしね。吉田は、ボールをもったらなかなか離さない。これ、よくないんじゃないのかな。「俺がなんとか」って思うのかも知れないけど、パスしてつなぐことを考えた方がいいんじゃないの、と思うことしばしばだ。
そういや、かけっこでも衰えを感じさせるところがあったぞ。

■出来事
試合前に投げ込むボール、欲しいなあ、とは思うけど、届かないねえ。

■客の入り
5〜6,000人入っていたかな。好天の休日。スタンドは賑わってました。社会人の方が、ヤジも結構多いな。

■天気
快晴。それほど暑くはない。散歩には、もってこいの日和だった。


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