■試合
とんでもない凡戦を見せられて、がっくりだ。あくびをしながら見ていた。両校ともいいところは、ほとんどなし。無策。なーんも学習していない。明治はぼろぼろこぼして自らピンチをつくる。慶応はたまにタックルが決まっても展開できない。展開しても、横に流れるだけ。相手ディフェンスが待ってるところにボールを回すのだから、突破できるわけがない。そうして、ペナルティを犯して相手ボールになる。この繰り返し。明治は持ち前のパワーでたまに突破して、チャンスをつくるけど、つめがいまひとつ。ま、でも、そうやっていくつかのトライは獲得したが。美しいトライは、後半に1つあったきり。慶応は、後半の20分過ぎにやっと一つトライ。明治ディフェンスに穴ができての幸運なトライ。ミスに乗じたトライで、ちっとも面白くない。ところが、このトライの後、数分間だけ慶応に神が乗り移った。慶応のタテ突進が、明治のディフェンスを振り切りながら短くつないで、つないで、展開して、やっとのこらさでトライをもぎ取った。このときだけは「お、慶応やるじゃん」と、目が覚めた。が、それも、そのときだけ。あと尻すぼみ。22-17と、慶応は1トライ差にまで詰め寄ったが、最後は明治のPGで25-17と突き放されてノートトライ。いや、まれに見るつまらない試合だった。
えー。上の感想を書いた後で、朝日新聞を読んだり、ネット上の別の人の感想なんかを読むと、明治は奇策をする余裕があったとか、書いてある。ふーん。FLがSHに入って、SHがスクラムに入っていた、とかね。ふーん。私には見えなかったことなので、どーでもいいのです。なんていうと、「それが見えないのは節穴だ」とかいわれるかも知れないけど、いーのだ。どうせそーゆーことは、私は見ていないのだから。たとえそれが奇策であっても、関係ないのだ。
■客の入り
客が久しぶりに一杯入った。2万人は、いたかな。こういうときにだけやってくるのは、ラグビーファンじゃなくて、明治ファンと慶応ファンなんだがね。昨日の流通経済大学と関東学院大学の試合のレベルの高さと比べると、まー、ひどい内容なのに「いい試合だ」なんていってる人もいたりして、やれやれ。ま、母校が勝つか負けるかしか興味がないんでしょうが。やれやれ。
■天気
曇りでした。少し煙がかかっていて、うすぼんやりした日和だった。ときどき陽が射したけれど、すかっ晴にはならず。ま、ラグビー観戦にはよいかも知れない。でも、やってる選手には、ちと暑かったかもね。