明治大学 vs  慶応義塾大学
1998年11月1日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果
明治大学25(15) - 17(3)慶応義塾大学

■試合
とんでもない凡戦を見せられて、がっくりだ。あくびをしながら見ていた。両校ともいいところは、ほとんどなし。無策。なーんも学習していない。明治はぼろぼろこぼして自らピンチをつくる。慶応はたまにタックルが決まっても展開できない。展開しても、横に流れるだけ。相手ディフェンスが待ってるところにボールを回すのだから、突破できるわけがない。そうして、ペナルティを犯して相手ボールになる。この繰り返し。明治は持ち前のパワーでたまに突破して、チャンスをつくるけど、つめがいまひとつ。ま、でも、そうやっていくつかのトライは獲得したが。美しいトライは、後半に1つあったきり。慶応は、後半の20分過ぎにやっと一つトライ。明治ディフェンスに穴ができての幸運なトライ。ミスに乗じたトライで、ちっとも面白くない。ところが、このトライの後、数分間だけ慶応に神が乗り移った。慶応のタテ突進が、明治のディフェンスを振り切りながら短くつないで、つないで、展開して、やっとのこらさでトライをもぎ取った。このときだけは「お、慶応やるじゃん」と、目が覚めた。が、それも、そのときだけ。あと尻すぼみ。22-17と、慶応は1トライ差にまで詰め寄ったが、最後は明治のPGで25-17と突き放されてノートトライ。いや、まれに見るつまらない試合だった。

えー。上の感想を書いた後で、朝日新聞を読んだり、ネット上の別の人の感想なんかを読むと、明治は奇策をする余裕があったとか、書いてある。ふーん。FLがSHに入って、SHがスクラムに入っていた、とかね。ふーん。私には見えなかったことなので、どーでもいいのです。なんていうと、「それが見えないのは節穴だ」とかいわれるかも知れないけど、いーのだ。どうせそーゆーことは、私は見ていないのだから。たとえそれが奇策であっても、関係ないのだ。

■出来事
混んでいた。立ち見のバーにも人がいっぱい。でも、座っている人の間に隙間があったので、「そこ、いいですか?」と、入り込む。で、手前の人はともかく、奥側のオヤジが詰めようとしない。「詰めていただけるとうれしいんですが」というと、心なしかずれたフリをしたが、変わらない。やれやれだ。その列は、中段の、すぐ後ろは通路。で、背後にバーがある。オヤジはそのバーを背もたれにしていたので、動きたくなかったんだろう。やなオヤジだ。自分だけよければいいと思っている。人が立っていても、横に荷物をおき、背もたれ付きで、のうのうと見物している。まったく。しかも、このオヤジ、タバコも吸いはじめる。煙たくっていけないです。「場内は禁煙」だよ、とよっぽど言ってやろうと思ったんですが、気が散ってラグビーどころでなくなるのでやめましたが。
客が多いと、しかも、こういう客が出てくるから、やだね。前半で席を立って、後半は上段のほうへいって、立ち見したのでした。

■客の入り
客が久しぶりに一杯入った。2万人は、いたかな。こういうときにだけやってくるのは、ラグビーファンじゃなくて、明治ファンと慶応ファンなんだがね。昨日の流通経済大学と関東学院大学の試合のレベルの高さと比べると、まー、ひどい内容なのに「いい試合だ」なんていってる人もいたりして、やれやれ。ま、母校が勝つか負けるかしか興味がないんでしょうが。やれやれ。

■天気
曇りでした。少し煙がかかっていて、うすぼんやりした日和だった。ときどき陽が射したけれど、すかっ晴にはならず。ま、ラグビー観戦にはよいかも知れない。でも、やってる選手には、ちと暑かったかもね。


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