日本代表 vs ロシア代表
2002年5月19日(日)

国立競技場


■結果

日本代表
59
30

7
19
ロシア代表
29

12

■試合
入場したら時計はすでに試合開始4分過ぎで、なんとロシアがトライを挙げた直後だった。おお。これは今夜の天気と同じで雲行きが怪しいか? と、思っていたら、ペナルティ狙いのあと、ミラーの華麗なるトライが生まれた。おお。これは、どーなるのだ?
日本のトライは小刻みなパスワークや、相手デイフェンスの穴を見つけて抜けるという、見ていて楽しいし面白いトライ。反対にロシアの3つのトライはいずれも土俵際寄り切り、って感じ。おい。おまえら相撲をしにやってきたのか? しかし、ロシアがラインアウトから怒濤の如く押して倒れ込んだトライは凄まじかったな。あんなのを何度も食らっていたら、体力ももたんだろう。
大量リードでトリプルスコア。これは楽勝なのか? んな風には見えなかった。たまたまロシアがまだ走ることを知らないだけで、ノウハウをつけたらあっというまに日本の上に行く。これ、確実。素質は、ロシアが上。ということは、日本的こまめなラグビーは、こういう格下の相手には威力を発揮するけれど、格上にはダメってことだな。
ロシア人はあまりルールを知らないようで、ラインオフサイドやノット10メートルはしょっちゅう。レフェリーは、でも、あんまり厳しくとっていなかったみたい。で、このレフェリーの位置取りが悪くて、選手のジャマになっていることがよくあったね。
日本は、ノックオン多し。ちょっとみっともない。パスワークでも、ディフェンスに詰め寄られて仕方なくテキトーに回しているところも多かった。しかも、渡した相手にすでにマークがついていて、ボールを受けた途端タックルされたケースも少なくない。だから、ロシアのディフェンスは、かなり機能していた。あの大柄で、一列に並んでいるだけでも、圧倒されるだろう。ギャップを見つけるのも難しいだろう。ただ突っ立ってるだけで凄いのだから、あれが攻撃してきたら大変だ。
栗原は11番だったのね。大畑の活躍あまりなし。元木もいたけど、あまり目立たなかった? 遠くて見えなかっただけか? 今の日本代表の半数以上が顔も名前も分からないので、困ったものであるが。

■出来事
「リポビタンDチャレンジ2002」というスポンサー付きの「日本代表RWC2003アジア地区予選壮行試合」ということになるのかな。ややこしくて、何が何だかわかりゃしない。
試合開始7分ぐらい前(6時53分)に青山門に着くと、チケット売場が左側の1カ所のみで、40人ぐらいが2列になっている。その列がなかなか進まない。窓口が2つのみらしい。いらいらする。客が来ているのだから、窓口を多くすればいいじゃないか。ふらふらしている係員は周囲にたくさんいるのに。窓口での応対をみたら、いちいちチケットの券種を客に確認し、札を「千円2千円・・・」と数えて返している。これじゃフツーの3倍ぐらいかかるはずだ。しかも、券種と座席が大書されておらず、窓口までいかないと分からない。そこでまた客が、どの席にしようかと考えたりするから、遅くなる。人の流れ、動きをかんがえない対応が、こういうことになるのだ。一般自由席1500円を購入。
で、入ったら試合は始まっている。くそ。
オーロラビジョン。これが、スコアばかり映している。トライのあったときのリプレーが終わると、またスコア。で、メンバーが分からない。客にメンバー表も配っておらず、これじゃしょーがねーだろ。選手が交代しても、アナウンスだけでメンバーが表示されない。おいおい。しかも、この上田昭夫さんによるアナウンスが、声が割れてよく聞こえないときている。やんなっちゃう。メンバー表がオーロラビジョンに映し出されたのは後半も半ばから。スコアとメンバーを適宜切り換えて表示するようにしなくちゃいかんでしょ。
私の席のすぐ下の4列ぐらいに、グループの客がいた。各列4〜5人ぐらいで、上下4列にわたってゆったりと座ってた。男女外人入り混ざっての仲間らしいが。私が試合を見ていると、必ずだれかが上を向いて上の段の人と話をしている。その上を向いているのが、数人の女性で、私はその女どもの顔をなめながら試合を見るハメになって、うっとーしーったらありゃしない。しかも、こいつら、話していることって、ラグビーとは関係ないことのようで、内容までは聞こえてこないが、耳に入ってくるだけでうっとーしかった。

■客の入り
先着1万人に渡されたという抽選カードをもらえたってことは、あれで約1万人ってことかい? もっと入っていたような気もするが。秩父宮でやっても、半分ぐらいの入りってことになるね。一般自由が両サイドではなく、選手権の決勝なんかだと指定A席に当たる部分だったので、客席に切れ目がなく見えたのだろう。

■天気
ずっと、小雨。ひどくはならなかったので、傘はささず。

[2002.05.21]

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