NEC vs トヨタ自動車
2005年2月27日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果

NEC
17
7

6
13
トヨタ自動車
10

7

■試合
日本選手権の決勝。
力が拮抗していてロースコア。互いにディフェンシブな試合で、すかっと快走という場面はなかったけど、力がこもっている試合内容。反則もそんなに多くなくて、しまっておった。最後の最後までどっちが勝つか分からない展開で面白かった。それにしてもNECってのは不思議なチーム。記憶は定かではないが、一昨年の日本選手権を制したときは確かトップリーグの下位で、どっかの別のリーグのチームと出場決定戦をして勝ち上がり、それで頂点を極めたんじゃなかったかな。今回も同じ様な具合で、トップリーグの3位でマイクロソフトカップは初戦で神戸に大敗。なのに、最後の美味しいところはもっていく。へんなの。
NEC 0 - 3 トヨタ
NEC 0 - 6 トヨタ
NEC 7 - 6 トヨタ
ハーフタイム
NEC 10 - 6 トヨタ
NEC 10 - 13 トヨタ
NEC 17 - 13 トヨタ
前半はまずトヨタが押し込んでPG2つでリード。けど、NECが短く上手くボールをつないでトライ。
後半はトヨタが一方的にごりごり押してトライ。その後も一方的にトヨタがNEC陣内に攻め込んだけれど、NECが凌ぐ。と、一転、わずかなチャンスを活かしてNECがトライ。ロスタイム4分。トヨタがNEC陣内に怒濤の攻撃。でも、セコベにボールが渡ってもNECにディフェンスされて再々逆転はならず。
NECのヤコは後半途中から出場。生で見ているときは気がつかなかったけど、テレビのニュースで見たら2つのトライの演出にひとやく買っているのね。このときのトライはマーシュで、外国人が大きく寄与していたわけだ。トヨタの切り札セコベは不発だったなあ。マークされすぎかも。

■出来事
両チームとも緑が基調のジャージのため、トヨタがセカンドジャージを着用。赤のジャージに黒いパンツで、帝京大のようだった。
隣に座った男性はトヨタファンらしいが「18年ぶりの日本一。とーよーた、とーよーた」とぶつぶつ。NECが反則すると「NECダメぇ。ばかだよ」とか「NECおぶらくしょっ。のこん」と、どんなペナルティにも同じことしか言わない人だった。で、チアバルーンを叩き、ときどき咳をする。そのせいで本日はNECを応援することにする。
上空には、いま日本に来ている飛行船ツェッペリン号がゆらゆら。青山から新宿あたりをたゆたっていた。

■客の入り
14000人前後か? 発表によれば15745人だったらしい。ふーん。
天気も上々、客もそこそこ入って、芝生の具合を除けば絶好のコンディション。でも、その客がうっとーしかった。半分以上がトヨタ応援団? と思えるほどトヨタが多い。おそろいのグリーンのプルオーバをまとい、手にはチアバルーン。このスティック丈のバルーンをやたら叩くのでうるさくてかなわない。それに、NECがPKを狙うときに罵声を浴びせたり、あまり上品とはいえない。バックスタンドは左右でチームに分かれていたようで、北側のトヨタ応援団の中に入ってしまったので、最悪だった。ラグビーなんだから、かたまって応援なんかするんじゃないよといいたい。

■天気
晴れ。微風。

[2005.02.28]

back next
 
 

|ホームページへ戻る|