法政大学 vs 立正大学
2005年9月23日(金)

秩父宮ラグビー場


■結果

法政大学
57
33

10
22
立正大学
24

12

■試合
法政は、ついこの間、ケンブリッジに快勝したばかり。立正は、2部から上がってきたばかり。監督は、堀越正巳だ。関東学院には74-7と大敗している。その関東学院はケンブリッジに21-17で勝っている。ところが、法政はケンブリッジに45-11で快勝している。ってことは、74-7よりも点差は開く、かも、ということになる。果たして、そうならなかった。なんと、立正のタックルがびしびし決まり、FW戦でも法政を圧倒したからだ。
ほんとうに立正はよく動いてきっちりとタックルを決めていた。ディフェンス力はかなり高い。しかも、接点でも強くて、法政ボールを何度ももぎ取っていた。まあ、もっとも、FWでの活躍は2人のトンガ選手が中心だったけどね。というわけで、前半の20分過ぎまで7-5と法政に食らいついていた。これは、ひょっとすると、ひょっとするかも、と思わせてくれたのである。
ところが立正には得点を取るための策がなかった。マイボールはほぼ100%蹴ってしまう。ハイパントか、単に前に蹴ってしまう。で、せっかく獲得したボールを法政に進呈してしまう。おまえら頭悪いんじゃないのか? と思うぐらい、このパターンばっかり。マイボールでクラッシュしてポイントをつくりラインで展開するとか、なんか、策はないのか? もしかしたら、そういう作戦だったのかも知れないけどね。「所詮勝てない。徹底したディフェンスで行こう」ということだったのかも知れない。というわけで、立正もトライしているけど、法政がミスしてそれをめがけて立正の選手が突進して立正ボールにして・・・なんていう、偶然に頼ったもの。それじゃしょうがないよなあ。
それにしても、法政はFWを封じられ、ちょっと気の抜けたところの立正からクイックスタートで突進するとか、たまたまするする抜けてしまったとか、立正のペナルティでマイボールにして前進するとか、さんなことでしか得点できない。なんか、情けない。
それにしても、立正のペナルティは凄まじく多い。法政が3つなのに、なんと18もペナルティを犯している。おまえら、ルールを知らないんだろ、と言いたくなった。でも、堀越は「多少のことはいい。グレーでもいいから積極的に行け」とでも言っているのかもしれない。萎縮させないで、がんがん前に行かせようとしているのかもね。
法政は、かなり危うい仕上がりだな。ラインアウトが取れないし、簡単にタックルされて止められてしまう。上手く仕掛けが決まって走れた、ってなところは余りになかったと思うぞ。
ディフェンスにばっかり徹しないで、策を使い出したら、立正は強くなるかもね。かつても大東大のようにトンガパワーに頼ることもできるわけだし。一戦一戦力をつけてくるんじゃなかろうかね。

■出来事
キックオフは3時。30分ぐらい前に入ったら、オーロラビジョンでルール説明をやっていた。映像は、外国チーム同士の試合のを使っていた。さらに、際どいトライシーンを見せて、これはトライ? ノートライ? なんてーのもやっていた。こういう、知識になるようなのは、いいかもね。
今季初めての秩父宮。すでに何試合か行われているのだけれど、芝生がもうへたっている。あちこちに禿げているところがあり、これでは、今後ますます禿げて行くに違いない。これって、なんとかならないものなのかしらね。

■客の入り
2000人ぐらい? と思ったら、発表は1684人。

■天気
いまだに夏を引きずったような天気。後半から晴れ間はなくなったけれど、相変わらず暑い。

[2005.09.23]

back next
 
 

|ホームページへ戻る|