アイルランド代表 vs 日本代表
2005年6月19日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果

アイルランド代表
47
14

10
18
日本代表
33

8

■試合
つまらない試合だった。日本もアイルランドもヘボチーム。かちっとしたところが感じられない。日本がマヌケなのは分かるけれど、アイルランドまでもがバタバタとしたところを見せて、締まらない試合になってしまった。
日本は、どーしてあんなに簡単にトライを取られるかね。前半もあっさり先制されてしまう。その後、PGと相手のミスとラッキーバウンドで大畑がトライして10-14で折り返す。もっとも、ここはアイルランドが畳みかけて突き放すところだよな。日本相手にもたもたしているようすは、とても代表チームとは思えなかったぞ。
このテンションを維持してくれればダブルスコアぐらいで収まるかも、と思っていた後半早々、あっされりと連続トライを許してしまう。気が抜けているとしか思えないようなプレーだ。タックルがまだ甘い。っていうか、タックルに入る前に見てしまい、機を逸しているように見えた。もちろん、めくらめっぽう飛びかかればいいってもんでもないけれど、相手に逃げる隙を与えているだけに見えたぞ。
後半の見どころは、外に展開して大畑がトライした1本。これだけだ。あとは、見るべきところはない。アイルランドもへなちょこで、チームワークが乱れてバタバタしたところを露呈したし、いいところがなかった。
日本は、ラインアウトは第1戦よりましになった。すぐ蹴らないところも、評価しよう。でも、ラックをつくってからの動きが1テンポ遅い。もっと速くワイドに展開して、相手ディフェンスを崩さなければ、トライチャンスは生まれない。みな一様にボールをもったらディフェンスにぶつかっていってたけれど、みるからにムリな抵抗。やすやすとつぶされ、相手ボールになってしまうことが多かった。もともとボールキープ力が弱いのに、正面突破はムリだよ。なんとか崩すことを試みないと。
二流どころの攻撃しか見せてくれなかったアイルランドだけれど、ディフェンスのスキはほとんどない。スキに見えても、ちゃんとカバーされていく。ああいうところが、日本のザルディフェンスとの違いなんだろう。それに、PGを狙うと行ったセコさもなく、大人の雰囲気を見せてくれはした。レベルは低かったけど。なんか、日本選手はみなやる気なさそうにも見えたなあ。最初から諦めてないか? もっとピリッとした試合を見せてくれよ。

■出来事
バックスタンドでは、赤い衣装を着た男が最前列で、応援の指揮を執っている。で、日本チャチャチャ、なんてやっている。あほか。こういう連中って、もとからラグビー好きだったとはどーしても思えない。あんな連中は、いなかったぞ。で、思うのは、協会→代理店→応援屋、という図式だ。金でももらって騒がしく応援することを仕事にしている連中なのではないのかな。もしそうだとしたら、協会も代理店もアホである。
日本人なのに英語で野次を飛ばしている中年男がいた。レフェリーがノックオンを見逃せば、"fuck you!"なんていっている。英語には自信があるのかも知れないけれど、見苦しかった。近くにいた外国人観客が、彼のいかにも日本語的な発音の野次を、にやにやして聞いていた。やれやれだ。
ハーフタイムに抽選番号がアナウンスされた。昔のように抽選券が配られるのではなく、メンバー表の裏側に抽選番号が印字されている。それで気がつかない人もいるのだろうか、あまり注目されているようにも見えない。で、賞品のひとつに、試合終了後、両チームと一緒に撮影に参加できるという賞があった。ところが、試合が終了してから何度も当選者に来るように呼びかけるアナウンスがつづいた。きっと抽選番号に気がつかずにいるのだろう。抽選番号を読み上げる前に、どこに番号があるのか説明すればいいのにね。


■客の入り
20000人ぐらい入ったのかな? 14913人だって。意外と入ってなかったんだね。この試合に対する関心の薄さがよくわかる。

■天気
曇り空ながら湿気のあるムシムシした状態で、陽射しもたまにあるという案配。ちょっと暑いぐらいだった。

[2005.06.21]

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