日本代表 vs スペイン代表
2005年11月5日(土)

秩父宮ラグビー場


■結果

日本代表
44
21

18
29
スペイン代表
23

11

■試合
2時10分ぐらいに行ったら、スコアは7-0で日本がリード。が、すぐにスペインがトライして7-5になった。あらま。国際ランキングは日本が16位でスペインは30位。だから、実力はトリプルスコアぐらいで勝って当然なんだけど、やっぱりなあという気分になる。なにしろ代表選手の半分ぐらいが名前を見ても分からない。箕内や大畑の中心選手、伊藤剛臣、元木なんていうベテランもでていない。SHも、投げるボールが山なりになって、遅い。まあ、トップリーグ開催中の促成で組んでいるのは分かるのだけれど、あまりにもチームワークが取れていない。サインや段取りも行き届いていない。だからミスの続出。しかも、大畑のような個人の力が、小野沢以外に見受けられない。こんなんじゃ危なくてしょうがねえよ、ってなメンバーなんだもん。
日本の5つのトライの内3つはモールで押し込んだもの。つまんねえよ。デブのごり押しトライじゃないか。最後の、40分過ぎのトライは小野沢の個人技。といっても、やっとのこらさでトライしているわけで、いまひとつスカッとしない。最初のトライは帰ってからテレビで見た。立川が相手ディフェンスをかわしてのトライだった。このトライが1番いいトライだな。
ではスペインは強かったのかというと、とくにそういうわけではないと思う。日本と同じように攻撃のときはバタバタで、ミスが多い。コンビネーションが取れていない気がする。でも、奇抜なプレーが面白かった。前半は、日本の選手がボールを取り損なってノックオン、呆然としているところに果敢に走り込んで、日本選手の足元に転がっているボールをキック。ボールは日本選手の足の間を抜けて転がっていく・・・。そのボールをさらに蹴り込んで、トライというのがあった。後半では、日本のゴールライン近く、右サイドからインゴールにキック。といっても、チョンゲリではなく、ゴールポストを挟んだ左サイドへ30mぐらいぐらいの距離のある山なりのキック。それを走り込んだスペイン選手がキャッチしてトライ。おお! まるでアメフトのパスみたいなトライだ。こういうトリッキーなプレーが決まるのが素晴らしい。そういえば、ドロップ・ゴールを2つも決めていたし、チャンスがあれば何でもやるぞ、という気持ちが表れているいいチームだと思う。さらに、スペインはディフェンスが素晴らしい。日本がタテに攻めることはほとんどできない。ではと左右に展開してもギャップが生まれない。日本は何度もスペイン陣内に攻め込んでいるのに活路が見いだせない。やれやれだよ。っていうか、スペインのディフェンスが素晴らしかったのだと思う。しかも、ときどき個人技でするすると抜けて走り込んだりする。これなんか、フォローがあればトライだよな、って思わせるところがあって、相手のミスに日本が救われたって感じ。
日本代表。こんなんでいいのかよ、というような凡戦で、かなり不満だな、俺は。

■出来事
入ったのは2時10分ぐらいだけれど、試合が始まってまだ5分ぐらいしかたってなかったかも。テストマッチだからいろいろセレモニーもあったろうし。
ゲートをくぐったら「リストバンドを配っています」といわれた。まだ箱にずいぶん残っていた。横にいた娘が「赤いものを身につけていたら・・・」といったので気がついた。そういえば、赤いものを身につけているとリストバンドをくれるというキャンペーンだったな、確か。が、俺は赤いものは身につけていない。が、娘が、俺の手にしていたタブロイド紙にめをつけた。表紙が赤いのが、折り畳んだすきまから見えたらしい。で、くれる、という。なので、もらっておいた。タブロイド紙は銀杏並木にあるオープンカフェの前を通ったとき配っているのを、秩父宮の座席に敷くためにもらったもの。確か、ブルータスかなんかのPR紙だった。入場者がざわついているときなら、くれなかったろう。ところがキックオフから時間がだっていて、しかも、赤いリストバンドはたくさん余っている。なんでもいいから配ってしまえ、ってなところだったのかもね。
客席には、赤いものを着ている人が意外と多かった。マジメなのだね。みんな。休憩時間に旗を持って応援を盛り上げる連中が2、3人いた。協会→代理店→応援盛り立て人、というルートで雇われた連中だろう。うざったい連中だ。

■客の入り
1万5000人と見たが、どうだったろう? 協会のHPの発表だと11485人だって。思ったより入ってなかったな。

■天気
快晴。

[2005.11.06]

back next
 
 

|ホームページへ戻る|