第2回高校セブンズ選手権大会

1999年4月4日(日)

秩父宮ラグビー場


■大会について
日本協会のホームページによると
第2回高校セブンズ選手権大会には、北海道から九州までの全国9地区に、開催地・東京を加えた計10地区から24校が参加。4/3日東京・江戸川区陸上競技場で3校ずつ8プールに分かれて予選リーグを行い、4日に東京・秩父宮ラグビー場で各プールの順位別に決勝トーナメントを戦ったた。
予選リーグ2戦全勝でカップの部に進んだ天理は、決勝で東海大仰星(大阪)を40-10で下して優勝。プレートの部(予選リーグ2位校同士)は熊谷工(埼玉)、ボウルの部(同3位校同士)は長崎北がそれぞれ優勝した。

■観戦あれこれ
というわけで、日曜の午後、秩父宮に行きました。無料試合です。朝9時30分から開催されていたのですが、まあ、午前中は別のところへいって、12時に到着。パンをかじりながら見始めました。
ほとんどのチームが15人ラグビーから抜け出ていません。だから、試合を見ていても●コンタクトが多い●ラックが多い●すぐにパスをしたがる(自分でもっていけばトライになるのに、パスする相手を捜して減速し、つかまってしまう場面が何度もありました)●すぐ蹴る(相手ボールになるだけなのに・・・)●ラインナウトが多い・・・・という感じ。筋肉ラグビーから抜け出せていない。
こうした中で、天理だけがセブンズのラグビーをしていました。ボールをキープする。フェイントで相手を外す。タイミング良くパスをする。そして、走る。お見事でした。とてもいいセンスをしています。決勝で戦った東海大仰星は、パワーのあるチームでした。先に2トライをあげられましたが、次第に自分たちのペースに巻き込んで結果的に大勝しています。柔よく剛を制すというところでしょう。
準決勝で東海大仰星は、流通経済柏と戦いました。柏の方がセブンズらしい戦い方でしたが、パワーに負けてしまいました。柏にはもっとがんばって欲しかった。
プレートの部では、熊谷工業が光っていました。あとで星取り表を見ると、予選で東海大仰星と同じ組で、しかも、東海大仰星と同点で引き分けています。これは、可哀想。カップのレベルのチームでした。
高校生のセブンズは、これからが楽しみな内容、という印象です。


■出来事
一般客に解放されているのは、メインスタンド中央部分だけ。それでも、生徒諸君やご家族の応援(?)が主体で、そういう方々が80%以上ではなかったか。あと、南側のスタンドにも選手がおりました。メインスタンドは陽射しがこないから、寒い。それに、ちょっと風もあるし。うーむ。バックスタンドで見たかった。・・・といっても、一般客は100人も来てないでしょうが。全部合わせても(参加選手も)500人いたんでしょうか。ちょっとさびしい。でも、来週開催されるジャパン・セブンズだって、第1回、第2回目あたりは、こういう寂しさがあったんだから。そのうち、ポピュラーになれば、人が入ると思うよ。
東海大仰星の学生さんが、応援のときうるさかった。「おーせーおーせー、いけいけ」は、ないんじゃないの?
メインスタンド側の芝生のはげている部分に、試合の合間やハーフタイムに水を撒いていた。砂が乾くと、危ないからかな。すりきずになっちゃうのかな。ちょっと、恥ずかしい競技場風景ですね。

■客の入り
選手、関係者、一般客併せて500人ぐらい。かな?

■天気
曇り、ときどき、晴。天気予報では午後に雨が降るといってたけど、そんなことはなかった。もうちょっと暖かいとよかったなあ。



カップの部 準準決勝11:54京都成章22-7大東大一
12:12四日市農芸7-31天理
12:300-43東海大仰星
12:48山形中央5-31流通経済柏
ボウルの部 準決勝13:06中村学園三陽7-28長崎北
13:24鹿児島19-26清真学園
プレートの部 準決勝13:42脇町12-14東海大菅生
14:00熊谷工業38-12西陵商業
カップの部 準決勝14:18京都成章12-21天理
14:36東海大仰星26-14流通経済柏
ボウルの部 決勝15:00長崎北31-33清真学園
プレートの部 決勝15:25東海大菅生15-24熊谷工業
カップの部 決勝15:50天理40-10東海大仰星

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