帝京大学 |
17 |
7 |
− |
3 |
17 |
関東学院大学 |
14 |
− |
10 |
■試合
帝京はDFが素晴らしい。関東の突破をまったく許さない。しかし、関東も策がなさ過ぎ。正面突破を何度も繰り返して、それがダメなら他の策を考えろよ。もっとボールを動かすとか、キックを使うとか。なのに、攻めが単調。それじゃ帝京のDfに止められるのも当然だわな。帝京がシンビンで1人欠いているのにトライできなかったし。
どーも今年の関東は、強さを感じられず。キレがないというか、ミスが多いというか。本日も、何度かいい形になっていながらミスで自滅していた。あそこがうまくできていたら、ぜんぜん違うチームになったと思うんだが。それと、核となる選手がいない、ってのも影響したかも。チームがまとまってる感じ、しなかったしね。最後まで。
とはいいつつ、関東は後半になってボールを動かしてきた。そして、左右に振って、走って、トライ。これで12-10と2点差。そのすぐあと、帝京6番の外国人選手がシンビン。気落ちする帝京。すかさず関東がトライ&ゴールを決めて12-17と逆転だ。時間はあと10分あまり。帝京は1人少ないまま。このまま関東ペースになるのか? いやー、わくわくだね。
で、ロスタイム。帝京は左の隅へ、飛び込むようにしてトライ。これは、バックスタンドにいたので直下に見た。身体は外に飛び出し、腕だけでトライしたように見えた。けど一瞬だからね。タッチジャッジがレフェリー(平林泰三)を呼び、話している。ん? ビデオ判定かなんかするのか? そんなことないよな。と思っていたら、レフェリーへはトライを宣告した。これで同点。しかも、トライ数は帝京が3つで関東は2つ。ゴールは失敗したけど、帝京の2回戦進出が決まった。
さて、トライシーンが映されたのだけれど、帝京の選手は完全に浮いていて、しかも、身体の半分以上がタッチラインの外にある。その状態でトライしている、のだろう。はっきりは見えなかった。これが映し出されると、場内から「え゛ー!」の声。ビデオでは、タッチジャッジが旗を揚げていてタッチを宣告しているようにも見えたのだが・・・。
タッチジャッジが事情を話し、それを聞いたレフェリーは、それならトライでいい、と判断したのだろうか? 身体がタッチラインからはみ出たままの状態で、でも、宙に浮いていればトライを認める、という例があったのかなあ。それとも、あれは誤審なのかなあ? わからん。
肩を落とす関東の選手。バックスタンドに挨拶に来て、でも、礼というより、誤るような頭の垂れ方だった。残念だったね。
■結果
東海大学 |
29 |
15 |
− |
3 |
22 |
筑波大学 |
14 |
− |
19 |
■試合
前半は互いにピリッとしない試合内容。東海が圧倒するのかな、と思ってたから、ちょっと意外。けど、ときどき相手DFを切り裂いて猛進する東海。やっぱりな。これが東海の地力だよな。と思うんだけれど、大量得点には結びつかない。ううむ。
後半。いまひとつ爆発力のない東海相手に、筑波がじわじわと迫る。なんと10人モールでトライを奪ってしまう。さらに、もうひとつトライで2点差。角度のあるゴールキックを決めて同点。場内からは惜しみない拍手が。まあね。相手は日本代表のマイケル・リーチを含む2人の外国人選手がいる。いっぽう筑波は進学校も多い。そんなこともあっての贔屓の拍手かもね。
さて、このままなら、2試合つづけて同点だ。第1試合はトライ数の差があったけれど、こっちはトライ数が同じ。どうなるのだ? と思って見たロスタイム。なんと、東海が押し込んでトライを決めた。意地かね。
がっくりと膝をつき、起きられない筑波の選手。泣き崩れ、悔しさに沈んでいた。近寄る東海の選手達。肩をたたき、慰めるように。なかなかいいシーンだった。
■出来事
大学選手権第1試合。
予想よりも、たくさん客が入っていた。
■客の入り
第1試合は7000人? この組み合わせで、こんなに入るとは思わなかった。ヒマな人が来たのかな。
第2試合の前半は、5000人ぐらいで、ハーフタイムの後は2000人ぐらいになったかな?
今日登場したチームには、自分の学校だけ応援する、というようなファンが多いように思えるしね。
では、協会発表はどうなっているかな?
第1試合は6967人で、第2試合は7510人だって。案外少なかったなあ。第2試合が増えているのは、途中で帰った人を、引いていないからだ。
■天気
快晴。12時に着いたらポカポカ。ももひきも、ホッカイロも要らなかった。でも、第2試合が始まった2時過ぎからは、少し風がでてきた。陽が傾くにつれて、少し寒さが迫ってきた。やっと、ももひきはいてきてよかった、と思った。もっとも、ホッカイロは、3時過ぎたらもう暖かくなくなってたけど。
[2009.12.20]