東海大学 vs 流通経済大学
法政大学 vs 関東学院大学
2010年10月31日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果

東海大学
34
12

3
8
流通経済大学
22

5

■試合
開始10分ぐらいに入った。すでに東海が1トライを挙げ、5-0のスコア。でも、その後は両者拮抗して得点をゆるさない展開。目立ったのは流経のイシレリという外国人選手で、色黒ちりちり頭の巨漢。向かってくる東海の選手を浴びせ倒しにしてしまうほど強力。しかし、外人1人でここまで流経が強くなれるとは思わない。なにか、特別なことがきっとあったんだろうなあ。コーチングとか選手採用とか。さて、ほぼ互角の内容のまま流経がPG1つを決め、5-3で前半も終盤に。こりゃ流経、ひょっとしたらひょっとする? がしかし、前半終了直前、右オープンに展開した東海が、あっさりトライ。これで12-3。なんとなく、流れが東海?
後半。早速、東海がトライを連取。あっという間に22-3になってしまう。この時点でトライは流経ゼロ、東海4つ。やっぱり、トライが取れないと勝てないよなあ。
本日、昨日リザーブで出ていたマイケル・リーチが出場していた。イシレリがただでかいだけで、あまり攻撃で機能していないのと比べると、地味にフォローにまわることが多かったりして、チームの一員として機能している感があるね。後半はへたったのか、流経、いところなし。どんどん攻められる。接点ではターンオーバされる。じりじりと下がって、自陣で戦うことが増えてしまった。ま、これが実力の差かな。
流経のトライは、ちょっと呆気なかった。東海もDFに力を入れていなかった、みたいなシーンで、あっさりと右オープンに降られて、トライを許す。しかし、もう勝負はほぼ決まっていたから、あまり関係ない状態だったけど。

■結果

法政大学
38
3

27
27
関東学院大学
35

0

■試合
どうも、今年の関東は力強さがない。当たりも弱いし、切り裂く感じがない。この試合も最初はそうで、なんかもたもたしていた。ところが開始5分過ぎ、関東が左オープンに展開し、大外にいた選手(11番)が右に切れ込み、DFをかわしてかわして、独走6〜70メートル。で、トライ。以後、同じような展開で、鋭さはないものの、わりとスピーディな展開で法政を翻弄。前半は3-27と大差で折り返す。こりゃ、予想通り関東のぶっちぎり。法政はもうダメだな。と思った。
ところが、後半。法政が関東の攻めにアジャストしてきた。法政が1本返すと、関東の展開ラグビーが、だんだん思うようにならなくなってくる。関東の球出しが、なんかのろい。出したボールは山なりで、ゆっくりしてる。その間に法政DFがわらわらと集まり、アタッカーを飲み込んでしまう。
てな具合で、法政は着実にトライを重ねていき、ついに24-27まで来てしまう。関東陣内の法政。何度かPGのチャンスがあったのに、狙わない。ここはまず同点、と思うのだけれど、あくまでタッチを狙っていく。
すでに関東は、守るのに精一杯。すべてがDFの頭になってしまってる。攻撃しようにも、つぶされる。どころかターンオーバされる。接点で、攻守がめまぐるしく変わる。で、とうとう31-27と逆転し、さらに38-27まで差を広げた。ここまで法政がやるとは、誰が考えただろう。関東が、これまで、なんとか負けないラグビーをやってきたのが、ついにメッキが剥がれた瞬間、かもね。
関東の11番、小さいな、と思ってメンバー表を見ると165cm。で、ハーフがでかいな、と見ると、179cmだって。こんな大きなハーフは、あまり見ない。

■出来事
第一試合のハーフタイムは,東海のなんとかかんとかが、コーラスを歌っていた。あとは、カラービジョンでの紹介だった。
関東vs法政。いつもの黄色い声の関東応援団は,いつもの北側スタンド。声援空しく関東は敗退してしまったね。後半、上段に構える法政の一団が、彼女たちの真似をして「ほーせー、がんばれー」とやっていた。他のチームでもあったっけな。それとも、前も法政だったか?
同じく関東vs法政の試合で、後半、法政がトライすると、奇妙なことが起こった。バックスタンド前の方にいた関東の中学生(ラグビー部)たちの一部が、ぞろぞろバックスタンド上段まで駈け上がり、上で腕立て伏せである。なに? 次にトライされても、同じように。と、3回ぐらい、どどどどと駈け上がってエッチらやっていた。でも、全員ではない。ひょっとして,ノートライにできなかったら法政トライのたびに腕立て伏せ、のような賭けでもしてたのか?

■客の入り
ううむ。昨日より少なかった、と思うのだが。第1試合は2500にんぐらいで、第2試合は3000人ぐらい? 延べ3500人ぐらいは入ったのかな?
第1試合は2174人、第2試合は3448人だって。ほぼ的中!

■天気
どんより、曇り空。降りそうで降らなかった。

[2010.10.31]

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