関東学院大学 vs 早稲田大学
帝京大学 vs 同志社大学
2011年12月25日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果

関東学院大学
28
21

6
26
早稲田大学
7

20

■試合
前半の30分過ぎに到着。得点を見たら6-7で関東リード。世間の予想は早稲田で決まり、だった。調子が上向きの早稲田だけど、関東も力が上がってきている。どっちもどっち。分からないな、と思っていたのだけれど、その通りになっている。これは、ひょっとすると世間の予想を裏切るか? バックスタンドはほぼいっぱいで、北側立ち見席に行った。で、前半、この後関東は2トライを挙げて21-6とリード。これはもう決まったな、と思った。
ハーフタイムに、メインスタンドへ移動。端っこだけど。
後半、早稲田のノックオンをレフェリーが見のがす。この辺りから、なんとなく早稲田笛の様相を呈しだし、早稲田有利な展開が多くなる。
まあ、それはさておき、早稲田の動きがよくなった。素速く走り、細かくパス。ループやシザース。みてて面白い。こうやって攻めつつ、ぽーんとキックパス。これが2度見事に決まって、他にもPGも成功して21-21の同点。こりゃ分からなくなってきたぞ。
てなところで、早稲田シンビンで1人少なくなり、関東は14人モールで押し、ひょいっとすり抜けてトライ。21-28。その後、早稲田がトライ。G失敗で26-28。関東にペナルティで早稲田が攻め込む。ここでペナルティしたら逆転か…。っていうところで早稲田ラインアウト。残り時間はあと2分ぐらい。はらはらどきどき。で、スローイン…が、なんとノットストレート。おお。塩崎レフェリー、思い切ったジャッジ。これで関東ボール。ホーンが鳴って、ボールを蹴り出してノーサイド。関東、なんとか勝った試合だった。別に、早稲田笛ではなかったのかね。最後でバランスをとった? よく分からんけどね。

■結果

帝京大学
18
5

3
12
同志社大学
13

9

■試合
世間の予想は帝京の大勝だった。それに影響されたわけではないけれど、まあ、帝京が勝つだろうとは思っていた。だって同志社は関西2位。しかも、1位の天理に66-10で負けている。で、1位の天理は法政に39-19で勝っている。その法政はリーグ戦5位で、大東文化にも負けている。帝京は対抗戦敵なしの1位だ。ということから力量を計れば、かなりの差があって当然だ。
ところが、帝京は最後までいいところを出せずじまい。自慢の力業の突破力も功を奏さない。同志社陣内に長時間攻め込んでいるのに、なかなかトライが奪えない。ミスもたくさんでた。おかげでPGで同志社に得点されたわけだが。
同志社だってノックオンは多いし、FBあたりもちゃんとボールがキャッチできないシーンも多々あった。なのに、得点が伸びない。どころか、PG合戦でリードしたりされたりのシーソーゲーム。帝京が強引にトライした38分まで、11-12で負けてたぐらいだ。
後半、帝京の選手が倒れた。これからラインアウトってところで選手がレフェリーにアピールしているのに、気づかない? フツーなら見に行くだろうに…。あやしい。知ってて無視したんじゃないだろうか。そうすれば帝京は14人になるし…。第1試合で早稲田が敗退したことを受けて、じゃあ同志社を…というような笛になってなかったかなあ…? と疑ったりしてしまうよ。
まあ、その後、帝京がトライして同志社は負けるんだけど、なんか、後半は妙な感じの笛のような気がしたぞ。
とはいうものの、結局、同志社はノートライだったし。力の差はあったわけだ。よく健闘したいうべきなのだろう。でも、ひょっとしてあのまま11-12で終わったら、決勝は対抗戦1(筑波)、リーグ戦1(関東)、関西2(天理、同志社)になったんだよな。

■出来事
大学選手権二回戦。興味は慶應vs帝京、筑波vs明治にあった。でも、いずれも瑞穂。なので、今日はJ SPORTSで見ようと思っていた。のだけれど、Webの会議室で、なんとJ SPORTSは1、2,3とも高校バスケの中継で、大学ラグビーは録画と発覚。げっ。これが分かったのが11時。あちゃ。もう行かなくちゃ間に合わない! というわけで、慌てて仕度して11時30分過ぎにでた。途中、帽子を忘れたことに気づいた。晴れてるからまぶしくなるぞ…。で、12時30分過ぎぐらいに到着したという次第。
同志社の、大きな紫の旗がバックスタンドにひるがえっておった。赤い帝京の小旗も目立っていた。
今季は、2回戦に進出したのが対抗戦5校、リーグ戦1校、関西2校。対抗戦の圧倒的優位と、リーグ戦との差が開くばかり、と言われた。けれど、東海は筑波と競ったし、法政も負けたとはいう天理にダブルスコア。流経は慶應に負けたけど、相手に恵まれなかったというべきかも。
で、準決勝に駒を進めたのは対抗戦2校、リーグ戦1校、関西1校だけど、帝京は危なかった。まあ、この結果は妥当なところかもね。
そもそもリーグ戦の流経、関東、東海は力がほぼ同じ。流経は勢いで1位になった感じがある。それに比べ、関東は次第に力をつけてきたし、東海は安定していたように見える。残るところが残った感じだよね。
対抗戦は帝京のひとり勝ちだけど、筑波、早稲田、明治、慶應との差はそんな開いてない。筑波は安定して強かったけど、早稲田と明治ははじめはそんなによくなかった。早稲田なんか、選手権も危ないんじゃないかと思われていた時期もあった。それが、シーズンの終わりになって力がついてきた。
力は案外、拮抗してたんだよね。分からなかったのは天理で、関西で敵なし。それがどこまで通ずるかだった。実は、法政との点差(39-19)を見て、そんな強くないな、と思った。だから、慶應がダブルスコアぐらいで勝つんじゃないかな、と思ってたんだ。ところが、慶應に圧勝。リーグで天理にボロ負けした同志社は、帝京に善戦。ってことは、関西のレベルが低いなんて、言えないよな。
てなわけで、今季は早慶明が国立に行けなくなったけれど、それは大学選手権はじまって以来のことなんだそうな。
もう、帝京vs筑波、関東vs天理じゃ客が来ないと騒がれているけれど、カードとしても面白い。筑波の目はあるし、天理も来るかも。早明のいない決勝というのも、それはそれで面白いと思うんだが。まあ、世間は母校の応援だからな。
レディースシートだの、ベビールームだの、女性を呼び込もうという策が練られていた。けど、ここまで壊滅的になってからのあれやこれやって、遅きに失するというか泥縄だよな。客が入っているときは何もせず、困るとあたふた。その前にするべきことはあると思うんだが。

■客の入り
9000人ぐらいはあったかな。
第1試合は13362人で、第2試合は14616人だって。そんないたかな。ま、第1試合だけで帰った客は大分いたけど。第1試合、そんないたかなあ?

■天気
晴れていたけど、だんだん曇ってきてしまった。

[2011.12.25]

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