帝京大学 vs 筑波大学
2013年1月13日(日)

国立競技場


■結果

帝京大学
39
22

10
22
筑波大学
17

12

■試合
帝京の圧力が凄かった。準決勝のときのような平凡なミスがなく、ディフェンスは鉄壁。突破力も素晴らしくて、筑波DFをどんどん切り裂いてゲインしていく。ポイントをつくり、さらにタテ突進。筑波DFはバラバラになり、ギャップが広がっていく。そこを華麗に抜けていく。そんな鋭利でスピーディなラグビーを見せてくれた。
でも、心情的には初優勝を狙う筑波に肩入れしていたので、この帝京の優性は、あんまり面白くなかった。あの、奔放に走り抜けていく筑波の妙技も封印されてしまったし…。な、前半の15分ぐらい。筑波が攻め込んでペナルティを得たんだけど、狙うかと思いきやラインアウトを選択し、マイボールにしたけどペナルティを犯して帝京ボール。げ。その直後、帝京の反撃でトライを取られているのだから、悔やまれる。キックを選択して決まっていれば8-6になったのに…。あの選択ミスは、のちのちまで祟ったような気がするぞ。
前半の終盤、帝京は前に蹴り込んでチェイスし、自分でキャッチしてトライ、という小技も披露。ううむ。こりゃ筑波も手がないな。と思っていたら、帝京ボールをインターセプトし、タックルされても起き上がって初トライ。まあ、こういうカタチでしかトライ取れないかな。な22-10の前半。
後半はほぼ一方的。つぎつぎ帝京がトライ。筑波は手も足もでない状態。決勝戦にしては力に差がありすぎて、つまらない。対抗戦では筑波が辛勝したけど、あのときの弱さは帝京にはない。圧倒的なパワーが組織的に、システマチックに襲ってくる。筑波は、個人技に頼る以外ないけど、それもなかなか通じない。みていてイライラする。
それでも筑波は35分と39分にトライしたけど、すでに試合が決まって選手を大幅に入れ替えていたので、それで筑波のひゅんひゅん走りが通じたんだろう。リザーブ級に通じる…ってことか。それにしても、一貫して圧力をかけつづけた帝京に、筑波は完敗。帝京は、完成度の高いラグビーを見せてくれた。決勝戦にしてはつまらなかったけどね。

■出来事
大学選手権・決勝戦。
チケットの列が、準決勝のときの2〜3倍あった。でも、よーく見ると、いつものように、自由席専用のテーブルもでてる。なのに、列は1本。係の青年に「どうやって分かれてるのだ」ときくと「最後尾で分かれている」という。でも行って見ると、分かれてない。青年も「あれ?」なんていってる。だから、「最後尾で、こちらは自由席専用、と書いた紙でももって案内すればいいじゃないか」と言ったんだけど、決めかねてる感じ。で、上司らしいアンちゃんに訊いているが、結局、やらない。なので、自由席のチケットを手に入れた後、アンちゃんに言いに行く。すると「列は1つでいい。途中で説明して分かれる。最初から列を2つに分けると、歩道からあふれてしまって危険」とかいいわけする。アホか。それじゃ、客はモヤモヤするだけだろ。そういうお前らの理屈=都合は、客には分からないんだよ。まったく。自分らの考えだけでやってるだけだね。

■客の入り
結構入っていて驚いた。バックスタンド北側、上の方に行ったんだけど、眼下にはびっしり赤い旗。南側の、筑波の青い旗を圧倒していた。2万人は入っていたと思うぞ。
協会発表は、20050人だって! ほぼ的中。

■天気
晴れ。3月並のあたたかさ。風もほとんどなく、コートを脱いでいる人もたくさんいた。

[2013.01.13]

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