筑波大学 vs 流通経済大学
帝京大学 vs 大東文化大学
2013年12月22日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果

筑波大学
36
19

3
11
流通経済大学
17

8

■試合
前半、流経は筑波陣内にほとんど入れなかった。最初に挙げたPGだけで、あとは自陣に釘付け。たまに22mラインぐらいまで入り込んでも、そこまで。遠目でも、覇気が無いのがありあり。球出しは遅い、ボールのリリースも遅い。もらったら、さっ、とパスすりゃいいのに、抱えすぎ。ゲインできずにヨコ展開で下がっていく。粘りやしつこさは、カケラもない。
東海に負けた頃から変になった。先週も同志社相手に前半は苦戦した。馬力が出るのは後半? でも、後半、1つトライを返すのが精一杯。ほとんどラグビーをさせてもらえなかった。完全に封じられたといってもいいかも。
ダブルスコア、あるいは45-30ぐらいで負けるかなと思っていたので、36-11は予想外。まあ、東海戦の体たらくを見て、「観客を舐めたような試合は感心しない。こんなこっちゃ、選手権のファーストステージで残ることもできないかもしれないな。というか、残って欲しくない」と書いたけれど、その通りになっちまった。やれやれ。
一方の筑波は、素速い展開。それと、個人力も上。ギャップを見つけてはすり抜けて行く。粘っこさが違ったね。
タックルは、流経もときどき鋭いのをかましていたけど、それだけ、たったからなあ。

■結果

帝京大学
76
31

14
19
大東文化大学
45

5

■試合
いやー、楽しい試合だった。第1試合に比べると、スピードがまるで違う。帝京は、ひゅんひゅんラグビー。パスされたら、すぐにリリース。展開して、走り、ギャップをついてトライ。ラックでも寝ないで、はやばや解消。立って、走って、パスして展開。スキあらば突っ込んでいく! というラグビー。数年前、帝京は何ていって非難されていたか。「つまらないラグビー」。接点で時間をかけてゴリゴリやって、押せ押せの花のないラグビーと言われていたのだ。それがまったく違うスタイルになっている。
一方の大東も、これまた帝京同様に展開して走るラグビーできた。ボールを持てば走る。蹴らずに走る。
もちろん地力では帝京。だから跳ね返されることたびたびだったけれど、こぼれ球を拾ったりインターセプトしたりで、前半は2つのトライ。スコアだって17-14と肉薄し、最終的にも前半は31-14と健闘。まあ、相手のミスがなければ得点できないというのはあったけどね。
もちろん、こういうラグビーをしていれば、ディフェンスに難が生じるのはしょうがない。それを恐れていては、アグレッシブなラグビーはできないよ。パスの精度を上げていったり、全員が上がってしまうようなことを注意するとか、是正すればいいことだ。
まあ、後半も大東は1トライ挙げて、36-19まできた。でも、後半の20分ぐらいからは、帝京の一方的な試合になってしまった。まあ足が止まり、攻守ともに精彩を欠くようになったのは仕方がない。それでも大東は、ウケに回らず攻めようとしていた。美しい。それでいいのだ。
海外じゃ、こういう立って、走って、パスするラグビーが主流なんだから。これからも、こういうスタイルが増えることを望みます。素人目に面白い、鑑賞型のラグビーではあるけれど、それでラグビーの精度が下がるということはないと思うしね。

■出来事
校歌は要らないよ。

■客の入り
そうさねえ。4000人ぐらいかなあ。第2試合も足すと、5000人?
第1試合は4352人、第2試合は5316人ですと。

■天気
晴れ。でも風があって耳が冷たかった。第2試合の後半からはバックスタンド上段も陰ってきて、寒い…。

[2013.12.22]

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