慶應義塾大学 |
33 |
26 |
− |
11 |
23 |
筑波大学 |
7 |
− |
12 |
■試合
いや、面白い試合だった。当初は筑波有利、のつもりで見ていた。実際、慶應は愚直に前にでて突進、ぶつかって…を繰り替えす。筑波はスピードがあって、よく攻め込む。ハンドオフで突き放そうとするシーンもたびたびだったけど、トライにはつながらない。ともにミスが多くて、しかも、決定力がないので得点されないまま。で、筑波がPGを決め、その後に慶應もPGのチャンスを得るんだけど、これがボテボテで。地面を這うようなキック。ダメだこりゃ。とか思ってたんだよ。ところが、こっから慶應の時間が始まる。
愚直に攻め込み、ちょっとしたきっかけで展開し、トライ。インゴールにキックして、それをうまく捕まえてトライ。相手DFをリターンパスのくり返しでしのいでトライ。とまあ、慶應が小気味いいトライを次々と。パス回しがなんとも絶妙で、アンカー一人が突破して…でなくて、ちゃんとフォロワーがいて、共同でトライにつなげていく。見ていて気持ちがいいし、楽しい。
筑波も1トライ返すけど、いったんは26-8までハナされ、前半は26-8で終わる。
後半は、慶應の勢いに陰り。筑波がトライを2つとるけど、展開して走って、ではなく、やっとのこらさで押し込んだり、のトライ。なんかどーも、筑波は格上という奢りがあるのか、強引・闇雲に突破していこう、なところが見えるんだよな。前半のハンドオフなんかも、それじゃないのかな。
それでも後半24分で26-23と、トライ数では負けてるものの、3点差まで迫った。次のトライで勝負は決まる。慶應は後半0点。ううむ。いい試合をする慶應に勝たしてやりたい気分である。
で、攻めたり攻め込まれたりのくり返しの中、慶應がこれまた2人で走って、相手を引き寄せてパスしてトライという、またまたいいかたちでのトライを32分に決めて、ほぼ勝負あり。あとは守ればいい。ロスタイムは3分。筑波も力なく、慶應の逃げ切りだった。
■出来事
メンバー表見たら、筑波は明治屋早稲田と同じように、ラグビー強豪高からたくさん入れてるんだな。なんか、それ見て、最近強くなってきた理由が分かったよ。そういうことか。いっぽうの慶應は、國學院久我山や桐蔭、東福岡、本郷なんてのもいるけど、半数近くが慶應で、あと茗渓と清真が2人ずつ。そういうところも、ちょっと共感がもてた。
ハーフタイムは、慶應のチアリーディング。
青山ゲート、チケット売場が左手に代わっていた。右手は、喫煙所になっておった。観客席の下から移動したのかな。
あいかわらず、芝生は禿げてるし、なんか、いまいちな感じ。2020年の五輪に合わせて取り壊すから、もう、テキトーなのかね。
ビジョンでは、ときどき動画も流す。だったらずっと流してればいいのに、とか思うが。
リピートシートクーポン券は相変わらず4枚綴りで4000円。助かる。
■客の入り
2000人というところかな。
協会発表は3030人。ふーん。そんないたかね。
■天気
くもり。
[2015.09.13]