帝京大学 vs 東海大学
2016年1月10日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果

帝京大学
27
5

5
17
東海大学
22

12

■試合
大学選手権・決勝。
開始早々、東海の外人選手が負傷して交代。帝京が押し気味なんだけど、攻め入っては反則したり、ターンオーバーされて蹴り返される…の繰り返しな感じ。東海のディフェンスがすごいのか? というより、帝京の拙攻な感じか。
ラックが団子にならない試合展開で、ランニングラグビーの可能性はあるんだけど、なかなかそうならない。
互いにミスが多く、チャンスをつぶし合ってるところもあって、じれったいというか、気が抜けてしまう。
なかなか点が入らない。そんななか、25分ぐらいから東海攻めて帝京陣内。帝京がペナルティーの繰り返しで、東海はゴールラインに近い位置からのラインアウトを繰り返し、31分、ラインアウトからのモールを上手くドライビングして、倒れこむように飛び込んでトライ。コンバージョンは、決まらず。面白くなるかな…
…の直後、帝京のキックオフからの攻撃で、ポイントからのボールを上手くつないで、拾ったりして、最後は左にパスして、アンカーがインゴールに走り込んでトライ。コンバージョン、決まらず。これは帝京も本領発揮か、と思ったんだが。
でも、帝京の拙攻に救われて、前半は5-5のイーブン。はたして、前半のディフェンスで力を使い尽くした東海が後半にバテる、の展開か?
後半。それにしても東海は策がない。前半からそうなんだけど、マイボールになってもすぐ蹴ってしまう。突撃しても突破は無理、とハナから決めてかかっているのか。我慢してれば、最初のトライみたいなチャンスが舞い込んでくる、とでも思っているのか。じれったい。
帝京はまずPGで3点。そして、トライを重ねて20-5と着実に突き放しにかかる。やっぱな。と思っていたら、25分過ぎあたりから東海が戦法を変え、蹴るのをやめて左右に展開するようになった。とはいっても横滑りでなかなか前に進まないんだけど。それでも33分にトライを返して20-12。でも、点差は8点。なんとか食らいつくかと思ったんだけど、あっさりトライを返され、27-12と突き放されて、ジ・エンド。最後にねばって、41分に東海1トライを返して、コンバージョン決まらず27-17。後半の20分過ぎからは東海も攻めるようになり、点の奪い合いとなって、少しは面白くなった。もっとも、大味な試合になったとも言えるんだが。でも、蹴ってばかりじゃ点は入らないものな。
勝ちを意識してディフェンス一方になった東海のラグビーは、消極的すぎてつまらなかった。帝京も、ミスの連続でしまりがない。筑波、明治、大東と、ある程度強いチームと当たると、完成度は格段に下がってしまうな。あと、帝京で気になったのは、オブストラクション気味のプレイが多いことだ。それに、プレイスキックのとき、相手が動くか動かないときに走り出してプレッシャーを与えるような悪だくみを何度もしていた。ああいう汚いプレーは見苦しい。受けて立つ立場なんだから、どうどうとやれ、と言いたいね。

■出来事
バックスタンドの南サイドの上の方に席を見つけて座った。前列は、幼い子供2人連れの夫婦で、ガキどもが動きっぱなしで邪魔くさかった。こちらは帝京応援か。左側には、東海の学生か、選手のことも知っているようだけど、どーも会話の内容がからっぽな感じの青年たち。後ろは、東海の関係者か、それとも高校までは選手だったけど今はやめている感じの青年と彼女? この青年の話が、なかなか落ち着いていて、よかった。彼女の方はラグビーまったくの初心者のようだった。
最初のうちは日陰だったけど、後半になって少し日が照った。暖冬なので、そんなに寒くなかったのが救いか。

■客の入り
多くても1万4〜5000人ぐらいなかと思ったら、なんとほぼ満員に近い入り。ここまで入るとは思ってなかった。
2万3000人ぐらいかね、
と思ったら、協会発表は16669人だと。へー。案外、見かけより少ないんだな。意外。

■天気
晴れ。

[2016.01.10]

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