関東学院大学 vs 流通経済大学
2011年10月30日(日)

秩父宮ラグビー場


■結果

関東学院大学
31
12

0
14
流通経済大学
19

14

■試合
これまで4勝0敗の流通経済。いっぽうの関東学院は3勝1敗。その1敗は大東文化との試合で24-25と1点差負け。なのだけれど、その大東は昨日、拓殖に負けている。拓大はこれが今季、初めての勝利…。負けなしは他に東海がいて、今季のリーグ戦は東海・関東・流経の三つどもえ? とくに流通経済が調子がよいので、これまでヨタヨタと危なっかしく勝ってきた関東にも勝つんじゃないのかな? と思って見に行ったんだけど、期待は見事に裏切られてしまった。
なんか、今年の関東は迫力がないね。いつもの年の中央とか日大とか、あんな感じ。ごくフツーな感じ。カラダの大きな選手もいなくて、当たりも弱い。じゃあ流通経済はどうかというと、どっちもどっち。似たような感じ。軽量チーム同士が戦ってるなあ、みたいな印象だった。とくに、最初の頃はその印象が強かった。
前半、関東がトライ。これ、ラックでゴリゴリ押し込んでのトライだったけど、なんと関東はラックに13人入ってた。もうひとつは走ってトライだったけど、インターセプトだったっけ? なんか、そんな感じ。力業と、ラッキー、みたいなトライだった。流通経済は、関東のゴールラインに迫ること度々なんだけど、イシレリの中央突破というバカのひとつ覚えの繰り返し。もうちょいオープンに振ってポイントをつくり、また逆オープンに…とかボールを動かせばいいのに、それをしない。それでズルズル後退していってしまう。頭を使え! と思って見ていた。
力はほぼ互角の前半、決定力の差が2トライの差になった、って感じ。でも、後半はミスが頻出。これは関東も同じだったけど、流通経済は関東の数倍のパスミスetcをやらかしていた。それと、ペナルティが多すぎ。それも、目立つような、分かりやすいプレーを再三再四繰り返す。それで何点損したことか。
それと、後半、イシレリがスタンピングで退場を食らってしまった。外国人は自制心がないからね。困ったもんだ。とはいいつつ、スタンピングごときで退場にするか? いまどき、とも思う。レフェリーは桜岡将博氏だったけれど、ちょこまか笛を吹いてよくプレーを止めていた。流せよ、そのぐらい、という感じ。まあ、でも、13人ラックができちゃったり、日本のラグビーはいまだにすぐ寝てしまうようなプレーを平気でするからなあ。ま、W杯と比べちゃ酷だけど。
後半、だんだん疲れがでてきて、ミスはするわ、走れないわの流通経済。フィットネスが決定的に不足している。スコアでは14点取った流通経済だけど、2つ目のトライはロスタイムだからなあ。もう試合が決まった状態で、そこで取り返してもあまり価値はないかも。実質的には、31-7でいいんじゃないかと思う。
印象的だったのは、ノーサイドの瞬間。両手を挙げて喜ぶ関東。がっくり肩を落とす流経。関東は危機感を持って試合に臨んだ。デモ、流経は少し甘く見ていたんではないのかな。

■出来事
試合前、メンバー紹介の前に、ビジョンの両チームのPRビデオが流れた。見てなかったけどね。さらに、両校校歌も…。さっさと始めろよ、という気分。
いつも北側スタンドに陣取る、関東の応援団がいなかった。「カントーがんばれー、めちゃめちゃがんばれー」という黄色い声が楽しかったんだけどなあ。でもその代わり、メインスタンドに、だみ声で声援を送るおばちゃんはいたけど。
それにしても、客席が寂しいね。こんな魅力的なカードなのにテレビ中継もなく、客も来ない。隣の神宮では早慶戦で、その喚声がわんわん聞こえてくるっていうのに…。

■客の入り
1200人ぐらいかな? …協会発表によると1482人だって。

■天気
曇り。ときどき小雨。

[2011.10.30]

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