日野自動車 vs 中国電力
帝京大学 vs 筑波大学
2016年12月3日(土)

秩父宮ラグビー場


■結果

日野自動車
43
12

0
0
中国電力
31

0

■試合
着いたのは12時半ぐらいだっけ? 見たのは後半の6分ぐらいから。
なんかトロトロやってて、これがトップチャレンジシリーズなのか、な感じ。攻守交代激しいけど、いくら中国電力(TOP九州2位)ボールになっても、最後は日野自動車(TOPイースト2位)につぶされてしまう感じ。なんてったって、中国電力は全員日本人。方や日野自動車は4人外国人選手を入れていて、これがまた背が高いんだ。No.8と、11、12,14と、要と走者は外人。これじゃな。
てなわけで、たらたら見ておった。

■結果

帝京大学
29
14

12
24
筑波大学
15

12

■試合
2時キックオフ。驚くことに帝京は西洋外人をメンバーにもリザーブにも入れていない。ただし、大坂朝鮮高校と東京朝鮮高校出身の選手を2人レギュラーに入れていたけど。でも、筑波にも東福岡出身の崔という選手がいたから、助っ人という感じではない。ルーツや国籍が半島で、でも日本育ちの選手ということだろう。
で、3分に筑波の選手(12番)が倒れ、担架で運ばれて行ってしまった。おやおや。
筑波攻勢で帝京陣内に攻め込んでくんだけど、22mラインでチョン蹴りして不成功、相手ボールに・・・というのが3回あって。もうちょっとキープしてポイントから展開しろよ、と思ってしまった。あのキックはあまり計算されてないというか、帝京には通用せんだろ、な感じでムリありすぎ。
以後、筑波攻勢のまま、得点のない時間が長くつづく。筑波はマイボールの時間が多く、攻めてはいるんだけど、5mラインには近づけない、という感じ。それで蹴ってしまったのか? うーむ。安易。
27分ぐらいに帝京のインテンショナルノックオンで、一発イエロー。直後に筑波、モールを押し込んでトライ。5-0。
34分。帝京1人少ないけど攻め込んで、左サイドから右端の選手にゴロのキックパスでつなぎ、走り込んでトライ。5-7
38分、帝京ハイタックルをとられる。でも、アドバンテージが長かったような気もするが・・・。同時にシンビン解除。で、筑波、ラインアウトのボールを受け取った選手がするすると抜け、さらにボールをつなぎ、ギャップを走り抜けて中央にトライ。これで12-7。
43分。帝京攻め込み、ゴールラインの攻防を制してトライ。12-14。タッチダウンの様子はビデオで映されたけど。よく見えなかった。なんか、呆気なくトライな感じだった。
後半。帝京は相手ペナルティでPGを蹴ってきた。接戦と見ているのか。まあ、毎年、筑波は帝京にいい試合をしているし、たしか一昨年だかには勝ってるかにら。で、12-17。
7分。帝京、自陣からボールを相手陣内へロングキック。相手ボールにして体制を整えよう、なキックだと思うんだが、そのボールが誰もいないピッチを転々と。帝京の選手が走り込み、ていねいに拾ってそのままトライ。なんとも拍子抜け。12-24。
11分。筑波、帝京陣内に攻め入り、左に展開してトライ。でも、その前に、右側のタッチジャッジが何かコールしてたけど、レフェリーは流したんだが、あれはなんだったんだろう。これで17-24。
というところで、筑波の7番が怪我で、足を引きずって、交替。
24分。攻め込まれていた帝京が怒涛の逆襲で筑波陣内へ。最後は左に展開してトライ。17-29。筑波、離されてきた。
28分。筑波の選手が倒れ、またまた担架で運ばれる。なんか、死屍累々な感じ。外人選手がいなくても、だんだん痛んでくのは筑波のようだ。
40分。しかし、筑波も諦めない。ラインアウトから押し込んで、割りと呆気なくトライで24-29。5点差だよ。盛り上がってきました。
ロスタイムは4分とアナウンス。筑波、攻めるがペナルティで、帝京はPGを選択。43分。しかし、ボールはポールに跳ね返され、筑波の選手がキャッチ。ここから筑波ががんがん攻めて。ついにはハーフウェイラインを超えるまで行ったんだけど、なんとノックオン。ここでノーサイド。劇的展開はなかったけど、ストレートにぶつかり合って、いい試合だった。
・帝京は、ディフェンスがほぼ完璧な感じ。まあ、ギャップを切り裂かれたシーンもあったけど、珍しい感じ。筑波がフツーに攻めていて、突破できる感じがしなかった。あと、ルーズボールに強い。ターンオーバーも何度かあったし。ただし、外人の個人プレーのような、派手な突破力はなかったような・・・。それでも、ほぼリードして試合を終えたんだから、さすがな感じ。
・筑波は、マイボールのキープ力がせ高い。攻撃時も、ポイントをつくりミスなく何度もフェーズを重ねるのは立派なんだけど、なかなかゲインできず横走りだったりする。ギャップをつくらせない帝京が一枚上手なんだろう。ひとり振り切れば、タックルされる前にボールをリリースし、つないでいれば・・・なんだけど、帝京は筑波にそれをさせない。筑波に個人プレーできる選手がいない、走力が足りない、判断力がいまいち、とかあるだろうな。あと、筑波の攻めがワンパターンで、ダミーを走らせてリターンパスとか、だいたい読まれているのも辛いところ。いくつかサインプレーもみせたけど、決まってなかったし。
てなわけで、かなり質の高い試合で少しも飽きることなく見られた。この筑波が早稲田に負け、明治に大敗し、慶應に競り負けし、青学に競り勝ちしているのがよく分からない。

■出来事
明日が早明戦で、帝京の1位も決まっているせいか、客が少ないのが気の毒な感じ。
しかし、帝京が外人選手に頼らなかったのは、どういう理由なんだろう。かりに負けても優勝はほぼ決まりだから? でも、負けてもいい、としたら、それは何なんだろう? 日頃から「帝京は外人頼み」といわれているので、外人なしの帝京がどのぐらいのものか、見せてやろう、ということだったのかな。真相は分からんが。

■客の入り
3000人ぐらいかな?
協会発表は、第1試合は1531人、第2試合は3390人。

■天気
晴れたり曇ったり。

[2016.12.03]

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