トヨタ自動車 vs  ワールド
2000年2月20日(日)

日本選手権準決勝

秩父宮ラグビー場


■結果
トヨタ自動車21(15) - 19(10)ワールド

■試合
レフェリーは石井さん。なんか、天気のせいなのかな? 笛がやたらと多くて、試合はとぎれとぎれの展開だった。
しかし、最後、試合の決着はドラマチックであった。トヨタ広瀬のひと蹴りで、逆転ノーサイド。かろうじてトヨタが決勝に進んだ。
とはいうものの、全体を通して面白い試合だったかというと、決してそうは言えない。むしろ、地味で退屈な部分が多かった。
トヨタは攻撃をして得点を挙げようという姿勢。一方のワールドは防御してミスを突くという姿勢。力が接近しているから、これでは得点はあまり入らないよね。トヨタは積極的にオープン攻撃をしかけるけれども、ことごとくワールドのしつこいDFにつぶされて前に進めない。ワールドは、機に乗じて攻めることはあるけれど、積極的ではない。こういう状況では、なんとなくトヨタを応援してしまうなあ。それでも、トヨタは前半10分ぐらいに押し込むようにしてトライ(ちょうどこのとき私は入場した)。ワールドのトライは、トヨタが攻撃中に攻めあぐねて(ということが多かった)、インゴールに転がそうとしたボールをチャージしてそのまま独走したもの。トヨタ前半の2つめのトライは、オープン攻撃から。これは、きれいに決まった。このトライを見たときは、後半はトヨタが一気にいくかな? と思わせたものだ。
ところが、後半早々に、トヨタNo.8がラフプレーでシンビン。ここは、トヨタ地味にディフェンスに集中して守りきる。No.8が戻るやいなや、果敢にオープン攻撃に転じたのを見ても、本日のトヨタの作戦は攻めて取る、というものだったことが分かる。でも、うまくいかないんだよな。ワールドの厚いディフェンスを突破することができない。かえってずるずる後退して、自陣でミスをしてPGを重ねられ、後半38分にはとうとう19-18と逆転されてしまう。これは、このままワールド逃げ切りか? しかし、トヨタの最後の攻めにワールドもうっかりミスをやらかしてしまう。そして、時間は40分。広瀬のスーパーブーツが、角度のあるPGを決めたのであった。

■客の入り
5000人ぐらいかなあ。こんな日に、みんなよく来るねえ。企業応援団がたくさんいた模様である。

■天気
雪の予報も出ていたぐらいで、寒いことはなはだし。小雨で、しかも、風もある。うぐうぐ。辛い・・・。

[2000.02.20]

back next
 
 

|ホームページへ戻る|