神戸製鋼 vs  大東文化大学

NEC vs  慶応義塾大学

2000年2月13日(日)

日本選手権第1回戦

秩父宮ラグビー場


■結果
神戸製鋼89(53) - 7(0)大東文化大学

■試合
結果的には一方的な試合になったけれど、大東は最後まで地道にディフェンスしていた。そのディフェンスは、しばしば神戸の突進を防いでいたし、体を張っていた。けれど、神戸の鋭さがすべてに上回っていたといえる。後半、SOがミラーから薬師寺に変わった途端に攻撃がちぐはぐになった神戸。いまのチームの中心がミラーだということがよく分かった。増保がよくやっていたね。

■結果
NEC 52(17) - 29(15)慶応義塾大学

■試合
前半は、一時15-10と慶応がリードするなど、波瀾の様相。しかし、慶応のトライはNECのミスに乗じたものがほとんどで、取りにいって取った、というものはなかったと思う。NECは、場内の応援が慶応一辺倒だったりする雰囲気に飲まれたのかな。どうも、攻撃にしまりがなかった。展開すると、かならずパスミスからノックオン。何度もチャンスをつぶしていた。ラックを拠点に攻めるときは、転がるようなラックで前進し、トライをとっていたけれど。オープンに展開するうつくしいトライはなかった。けど、取りに行って取っていたね。
前半で一泡ふかされたNECは、後半の20分ぐらいまでに3トライを重ねて慶応を突き放す。が、安心したせいで、慶応にトライを許してしまう。トリプルスコアだった得点も、結局、ダブルスコア未満になってしまったしね。
という慶応も、神戸とやったらもっと点が離れたことは想像に難くない。

■出来事
カメラマンの行列は、神戸-大東のときは、神戸側にずらり。NEC-慶応のときは、慶応側にずらり。ちと、NECはプライドを傷つけられたのでは。勝っても負けても慶応、っていうのが今年の話題だからしょうがないけどね。それが金になる(見たがる人が多い)写真なんでしょう。
2万人以上入った客席には、慶応の旗がいっぱい。慶応がちょっとでもチャンスになると、どっと沸く。それほどのチャンスでもないのにね。で、NECのナンバー8に向かって「おい、茶髪!」などとヤジをとばす。箕内という名前を知らないんだよね。そういう慶応ファンが大挙して押し掛けていたのが、今シーズンの慶応ファンでした。まあ、いいけど。

■客の入り
2万数千人というところかな。

■天気
晴れていたのが、試合開始とともに曇って、試合が終わった4時ぐらいから晴れ間がまた見えだした。そんなに寒くはなかったけれど、風が少しありました。

[2000.02.13]

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