1999年5月8日(土)


■秩父宮-新宿・・・末広町-下谷神社



●応援団は大変な神宮球場近く

日本代表 vs トンガ代表のラグビーテストマッチは、トンガの乱暴負け。正門から出て神宮は六大学やってる。日本青年館横の横断歩道に奇妙な2人連れ。2人とも白いワイシャツ、黒ズボン、黒靴。1人はうさぎ飛び。その首の当たりをもう1人がつかんでいる。「がんばれ、オータワラ。もう少しだ。がんばれ」とカスレ声で叫んでいる。うさぎ飛びは泣きそうな顔。汗がひどくてすごく臭う2人が、このスタイルで信号待ちをしている。東大と明大の試合が終わったところだったが・・・。(翌日の新聞で明治が東大に負けたという報道。さては、これか。お前らの応援が足りないから負けたんだ。うさぎ飛び神宮2周! とかいわれた下級生かな)で、明治公園にもカスレ声の上級生とよれよれの下級生。よこのベンチには、青汁を一気飲みしたような表情の、もっと上の階級の先輩がいる。まあ、好き好きだから。勝手にやっててください。明治公園はバザーで、みんな見てましたが。

●新宿は、どーってことない

ホープ軒の横の道を代々木方面へ。代々木駅改修工事中。いつもはここを右に折れ、ガードをくぐって高島屋方面に行くのだけど、たまには別の道。デックスなんとかというの。反対側から見てはいるけれど、行ったこともないし。どこから入れるのかな、という興味もあって。と、小田急の踏切の手前から入れるんだね。おお。これは便利。これまで、ここらへんは代々木駅のテリトリーだったけど、これで新宿駅の傘下になったなあ。などと階段上っていく。べつに、どーってことない。どーという店もない。本日は暑いので、薄着になった女の子がたくさんいて、目の保養でござる。
子供用のサスペンダーを探してルミネから小田急へ。子供服売場で聞くと「あつかってません」という。と、横にいた別の店員が「こちらにございます」と案内してくれる。うーむ。知らないで即断返答した店員は、どう教育されていくのだろう。地下鉄入り口から東口へ抜けて、紀伊國屋。人がいっぱい。さっさと出て、末廣亭前。桂平治の真打ち襲名披露興業。でも、2700円だからなあ。やめた。まだ5時前。飯には早いし。えーい、電車で広小路へ出よう。

●寂れた中華屋の店内。

広小路から上野方面に少し歩いたところの石焼ビビンパの2階の中華屋が以前から気になっていた。で、入ってみた5時すぎ。あらら。がらんとした店内。中央のテーブルには、座ったまま身体をテーブルに放り出して寝ている女の人。その前の椅子には子供。新聞読んでたのかな。はっ、と顔を上げてこちらを見る。誰? てな表情。「おかあさん」といって揺り起こすかとおもったら、それもしない。他にももっと小さな子供がいたけれど。あきれてこちらは、にやりと笑ってしまう。で、きびすを返して階段を下りた。背後に、やっと人の声が聞こえてきたぞ。うーむ。そろそろ潰れるかな。で、下の石焼ビビンパ(680円)を食らう。ビール(300円)を注文したら、サッポロの350ml缶がすとんと置かれた。うーむ。

●下谷神社の祭りは哀しかった

広小路から上野。駅前の長い歩道橋を渡って、東上野方面。近くはコリアンタウン。パチンコ機器製造業者も多い。常陽銀行横を入ると、御輿が見えた。なんか、盛り上がってない。そのまま下谷神社方面へ。人出も少ないし、見物客もいまひとつ。土曜日の夕方だってのにね。神社周辺の露天も、心なしか少ないよ。うーむ。浅草通りを行く(とても、練り歩くとは表現できない)御輿も、なんか形式だけの行列みたいで哀しい。哀しいので、さっさと帰ることにした。



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