1999年11月14日(日)


■秩父宮-南元町-四谷-赤坂



●秩父宮で東芝府中vs三洋電機

東芝府中がなんとか勝った。青山ゲートをくぐって銀杏並木。ローラースケーターでホッケーやってる。外国人混ざりのチームの方が、動きもいいね。けど、パックに使っているのは小さなポリ容器。あんなの顔に直撃されたらたまったもんではないね。といいつつ、外苑東通りを超えて明治記念館横の坂道を降りていく。

●谷底の街、南元町

南元町。初めて入るエリアだ。ひっそりと、住宅街。都心とは思えない寂れよう。北は高速と総武線。南側は明治記念館と赤坂御苑に挟まれた、鰻の寝床みたいな、谷底の街。鮫河橋ガードをくぐると高速と総武線の下を通っていける。デ・ラランデ邸のある蜂蜜の三島食品方面だろう。高速の下にトンネルがある。通れるようだけれど、不思議な空間だ。ふたたび谷底の街。右手は御苑だから、そっちに行かないように歩いても、結局出るところに出てしまう。みなみもとまち公園。明治記念館と赤坂御苑の間のゆるやかな坂道を降り(ビートたけしが事故った場所だ)、また坂を上がったあたりとつながっている。そっちに行くのはつまらないから、ガードをくぐって北に出る。学習院の体育館がある。住居表示は、若葉に。こんな住宅街の真ん中に、と思うような商店街。華やかさはないけれど、地元に密着という雰囲気。マンション分譲中の旗がなびいている。このあたり、マンションがあまりないので、ちょっと異様な光景。道はだらだら左に曲がる。曲がりすぎると四谷から離れてしまうはずなので、適当なところで右に入り、うろうろしていたら文化放送に出た。新宿通りはもうすぐだ。

●四谷駅からニューオータニ

上智イグナチオ教会は、もう昔の建物ではないのね。土手に上がって、左手に上智、右手眼下に上智のグラウンド。緑の森は赤坂御苑。迎賓館の緑の屋根が見える。少年野球チームが監督になにか言われている。外国人カップル。結婚式の参加者・・・。土手がとぎれると、ホテルニューオータニ。で、右手の弁慶堀に沿って小さな扉があり、開いている。「東京山の手ハイカラ散歩」大竹昭子によると、ニューオータニの敷地内の散歩道らしい。どういうものか、見てみよう。

●弁慶堀沿いの小道

いきなり急な下り階段。どこまでいくんだ、これは。しかも、狭い。幅は1mほど。街頭が5mおきぐらいにある。その明かりがなかったら、真っ暗になってしまうだろう。階段を下りきると、堀までは2mぐらいの高さ。右手は金網で、それがなければ落ちそうな雰囲気。しかも、左手の崖は薮になっていて、上はニューオータニ。そして、その崖から大木が堀に向かってにょきにょき生えている。いや。散歩道にも生えている。直径は1mに迫るのもある。1mの道に1m近い木。そう。でぶは通れない道だ。頭を下げ、腰や体をひねり、やっと通れる道。しかも、人気がなく静かで暗い。右手の弁慶堀には、ボート。釣りをしている様子。そういうボートがたくさん。みな、無口に釣り糸をたれている。ボートに立って釣り糸を手繰っている人もいる。これは、密かな密漁場か? 道は、つづく。600mぐらいつづく。出てきたところは、赤坂見附の弁慶橋。出口にくっついてボート場がある。みると、フィッシングオーケーとなっている。なんだ。はじめから釣りができるボート場なのか。ここは、宮内庁の管轄じゃないの、かな? よくわかりません。

●明るいネオンの赤坂見附

地下鉄への入り口も、いつのまにかきれいになってしまっていた赤坂見附。本日は、これでオシマイ。地下鉄に乗って家に帰ろう。

[1999.11.15]

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