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2007/03/30
うがい・手洗い・マスク
入院中から「うがい・手洗い・マスクをしてください」とうんざりするほど聞かされた。抗ガン剤の副作用で骨髄抑制が おきるとのこと、血小板が少なくなると傷口の出血が止まりにくくなるし、赤血球が少なくなると貧血気味になる。白血球が少ないと感染症にかかりやすくなる
のだと。それで「うがい・手洗い・マスク」なのだ。『風邪ひきに気をつけましょう!』のスローガンと一字一句違わない。『癌の進行に気をつけましょう!』
なんてだれも心配してくれないし、その術を医師も看護師も提示してはくれない。唯一!主治医が病名を伝えてくれたときに「大声で笑うことは免疫力を高めま
す。」とアドバイスをくれたが、病棟で演芸会を開いてくれる・・・なんて洒落た話は終ぞ聞きはしない。彼のアドバイスが「唯一」の癌に向き合う処方なの
だ。
暖かくしましょう・水分をとりましょう・気楽にかまえましょう・睡眠をとりましょう・・そんな基本的なアドバイスすら医療関係者からは未だ にもらってはいない。癌患者への対応なんてそんなものなのだ!
医療関係者がそのレベル・その意識だから、世間一般の癌患者への応対なんて悲惨な もので、慈愛に満ちて非常識な善男善女の不躾な言葉や態度で末期癌患者の生命はキリキリと削られていく。
子どもが風邪をひいたら、温かい汁物で もつくってやろうかとか、捻挫をしたら冷やしてやろうか暖めてやろうか、頭が痛けりゃ手を当ててやろうなんて生き物として至極自然な行為が、癌という病に
は何ひとつなされない。
「うがい・手洗い・マスク」だけかよ。。。。。。。。おい!
2007/03/30 15:05 カテゴリー: 癌をこじらせて… | 個別ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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2007/03/30
大和田通信18 070102
数値的には、腫瘍マーカーが前回の50から40にまで下がっています。
今後の抗ガン剤治療についても、6クールまで実施する方針に確定したようです。
4クールを、一年をかける方もいらっしゃるぐらいですから、体力などとの相談に、より一層の配慮が求 められます。
5クール第1回目は、1/10(水)の予定です。
副作用としての白血球及び血小板の 低下は少ないのですが、ヘモグロビンが低いために、貧血気味を実感することがあるようです。
ここからは、年越しについてです。
《日中》
お墓参り。
その後、なんばを散索、夕刻まで。
途中、喫茶店へ。コーヒーを一杯。
帰りがけ、高島屋の地下食品売り場を見学しようとするも、
なんばの高島屋の大晦日は、18時に閉まるらしく、
「ええ勉強になった。」と一言。
(マスクを欠かさず着用していたこと、付け 加えておきます。ご心配の方へ念のため。。。)
《夜》
年越しそばを食す。
ゆく年くる年を観ながら、
「雪のしんしんと降る景色がない。」と、これも温暖化の影響なの かなどと語らう。
「この15分間が、NHKの止ン事無キモノの一つ。。。」と、裏事情を少々。
零時を越す。
9月の緊急入院時、
「このままでは、年を越せるのかもわからない」との、担当医の当 時の言葉へ、勝利の瞬間。
まずは、佐々木家恒例の生根(いく ね)神社へ初詣。
その後、隣接する大群衆の住吉大社へ。
賽銭に、二礼二拍に一礼を粛々と。
《元日》
豪勢なおせち料理と、おぞう煮を食す。
2007/03/30 00:03 カテゴリー: 大和田通信 | 個 別ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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大和田通信17 061216
今週水曜日、抗ガン剤4クール1回目の投与が予定どおり実施されました。毎回1回目は2種の投与で す。
レントゲン検査については、ひいき目で、前回よりも病巣が小さ くなっているようです。
前回メールにて、『肉眼では確認 できないまでになっている』と記述しましたが、『一部の病巣は』と付け加え訂正します。失礼いたしました。
いずれにして、原発巣はもとよ り、各病巣ついても、小さくなってきています。
血液検査は、ヘモグロビン(赤血 球の一部)の数値が低く貧血が心配されますが、重度の自覚症状はありません。
腫瘍マーカーについては、50に まで減少してきています。(12/3付前回報告にて80と報 告)
佐々木さん曰く、
「この数値だけに一喜一憂できへん けど、優秀なガン患者である、証明の一端にはなるんかな。。。(笑)」。
ガン闘病経験の方がおっしゃるに は、抗ガン剤を投与して、一旦ガンが消える症例はあるようですが、その後の過ごし方しだいで、たちまち悪化していくケースも多いとのこと。
最近は、ぐずついた天気が多かっ たのですが、どうも低気圧に体調は影響されるようで、すっきりしないようです。
2007/03/30 00:00 カテゴリー: 大和田通信 | 個 別ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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2007/03/29
生・生・死
10数年前の桜のころ、ひとつの策略が密かに進行していた。
ところは大阪、淀川キリスト教病院ホスピス病棟。私はノートパソコ ンを持ち込んで、口述筆記→印刷を受け持つ段取り。
「このベッドの上から新聞を発行したいんや!」「面白い!手伝います」話は簡単に決まったが、 いかんせん末期癌との闘争中、記事がなかなかあがってはこない。桜は散り、つつじも散って、あじさいの便りの聞こえるころに妹が逝き、数日をおいて新聞発
行の夢を果たせず、その彼も去っていく。
今まで「生死」のことを考えたり話したりしてたけど、ここへ来て気がついたのは「人間、生まれて死ぬま でのあいだに『生きる』という行為があるんや、この『生きる』ということの中身と質についてしっかり考えていかなあかんのや。」「生死」は自分の意志では
どうしようもないことだが、その間の「生きる」ことは自分で何とかするしかない…だからホスピスのベッドの上でできる「生きる」行為をきっちりやっておき
たいのや。
そんなことを話してくれたYさんのことを、「生生死」という言葉をかみしめながら思い出している。
2007/03/29 18:08 カテゴリー: ひと, 癌をこじらせて… | 個別ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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2007/03/29
今日の桜

季節の折々で写真を送ってくださる人たちとのお付き合いができた。インターネット+デジカメの時代の有り難さである。
今日送ってもらったのは、 今日の大阪城の桜。
この撮影者ほど明確な意志と目的をもって写真を撮している人を多くは知らない。間違いなく尊敬する写真家の一人です。
十数年前、桜を満喫して逝った人を思っては、花の時期を過ごすことが重苦しかった。数年後には、満開を待ちきれずに去っていった人も。
30代で逝った人・40代で去った人。私は50代を生かされて、今年の桜には間に合いそうだ。
今日の桜を送ってくださった尊敬する写真家は。30年近くも、今年の桜・今日の桜を確かめ続けているそうだ。
長生きして+長生きします から、来年の桜も送ってね!
2007/03/29 00:00 カテゴリー: ひと, 癌をこじらせて… | 個別ページ | コ メント (1) | ト ラックバック (0)
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2007/03/27
Don't Think Twice, It's All Right
能登半島を中心に大きな余震が続いている。余震に おびえる人たちの心情は容易に想像はつくのだが、メディアはそんな地味なことを扱わない。被災者と無縁の人たちは生活に追われる日々でそんなこと に興味は向かない。
。。。。。書きたいことは山ほどありますが、このブログでは遠慮します。
昨日、病院から帰ってきてから酷い気分が続 いている。寝たり起きたりしながら60年代のボブディランをず~っと聴 いている。40年前に書かれて繰り返し聴いた曲が新鮮だ。
“Don't Think Twice, It's All Right”この曲も何人もの日本人がカバーしているけれど、昨日は特別に『ふちがみとふなと』が演奏しているのが聴き たくなって何度も何度も聴いていた。
7クール続いた抗ガン剤治療は、昨日で終了。腫瘍マーカーの数値が下げ止まり+上昇したので、一段落させて様子を見ようということになったのだ が、副作用の恐怖が去って、癌の恐怖と真っ直ぐに向き合うこととなる。
『Don't Think Twice, It's All Right』
新緑のころには髪の毛も生えてきそう・・・・・・くよくよするなよ!
2007/03/27 15:04 カテゴリー: 時事問題, 癌をこじらせて… | 個 別ページ | コ メント (2) | ト ラックバック (0)
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2007/03/26
大和田通信16 061203
まず最初に、誤解のないよう に、誤解をおそれずに、になりますが、事実のみを敢えて確認しておきます。
ガン細胞は、無くなっていません。
ガン細胞は、いつ刃向かってくるやもしれません。
ご本人も、そのことを肝に銘じて、気を緩めることなく日々を過ごされています。
例えるなら、叡山にて“生き葬式”と言われ行われている、「堂 入り」(不動堂に籠もる)のような情態でしょうか。(行そのものは正反対ですが。)
さて、先週の水曜日、3クール の3回目の抗ガン剤投与が実施されました。
前回お知らせしました、腫瘍マーカーの詳細について、担当からの説明がありました。
入院時300だった数値が、現 在80までに減少しているとのことです。
但し、平常領域(*)は5までとのことです。
(*)平常領域などの数値は、測定方法、病院の測定機器により異なります。
担当医の口からは、
「劇的に減少している」、と の言葉がありました。
毎回のレントゲン検査でも、肉眼では確認できないまでになっているようです。
これも、CT検査など、精密なものではありませんので、消えているということではありませんが。
入院当初の説明では、抗ガン剤治療は普通4クールで、稀に体力が残ってい て、抗ガン剤がきいている場合には、駄目押しで6クールまでいくことがあると言われました。
今回担当医からは、
「6クールまでやって、とことんまで叩いてしまおうか」、とのこと。
担当医とのやりとりに、ようやく“生きる”ための道のりを探る会話が成り立ちはじめたこと、ボチボチとですが、鮮明な会話が増してきたことは感じられてきています。
2007/03/26 09:28 カテゴリー: 大和田通信 | 個 別ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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2007/03/26
大和田通信15 061126
今週も水曜日に、3クール2週目の抗ガン剤投与のために、通院することになりました。
今 回はのどかに、自転車での通院です。
レ ントゲン写真による病巣の影も、確実に小さくなり良好のようです。
血液検査による、腫瘍マーカー(*1)、炎症マーカー(*2)なども、確実に数値を下げてきています。
(*1)腫瘍マーカーについては、よく聞くかもしれませんが、
ガン細胞が分泌する、特徴的な抗原をいいます。
(*2)炎症マーカーは、聞き慣れないかもしれません。
ガン細胞の形成は、慢性的な刺激をくり返ことによって
炎症をくり返し腫瘍となり、ある時増殖しはじめます。
増殖に伴って、体内で急速に増加する物質です。
抗ガン剤による免疫力低下が心配される、白血球の数値も6000と、数値的には心配ないようです
2007/03/26 09:02 カテゴリー: 大和田通信 | 個 別ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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2007/03/25
長生きの秘 訣

知人が「おいでよ」と誘ってくれたので、子どもたちのための集まりに出かけた。社会復帰のためにいろんな場所でいろんな空気を吸っておかねばという義務
感もあった。
入り口の看板を見てひっくり返ってしまった。
協力:○○・●●●・△△・個人ボランティア・・・・・・・
あかん!ここは小心者の末期癌患者が出入りする場所じゃない。憂き世では個人の精神の発動である【ボランティア】さえ「組織」されているのが通例 なのか。。。もうちょっとだけ長生きしたいので、玄関口でおさらばしました。
タクシー使って駆けつけたのに!740円返してくれ~
災 難を連れて歩く女・みどりさんの爪の垢でも煎じてあげようか。。。
2007/03/25 23:03 カテゴリー: 癌をこじらせて… | 個別ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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2007/03/25
災難あると ころ「みどり」あり
尼崎での癌患者会をお世話してくださっている女性が「みどり」さん。
素敵な女性であることは、私が述べるまでもないので別の機 会に譲りますが、このみどりさんが“すごい”のです。
○フィリピンに長期滞在中に『ピナツボ火山』を噴火させ
→ 被災したアエタの人々を今も支援し続けている
○帰国してKOBEに居を構えたら、阪神・淡路大震災を引き起こし
→ 被災者支援の現場には必ずその笑顔がある
○転勤で名古屋に引っ越したら、東海豪雨だ
→ 水害の被災者たちとの付き合いは間違いなく続いているのを知っている
○少し落ち着いたら癌の発症だ
→ 彼女の存在のおかげで癌 患者の会ができて 私も参加させてもらっている
まるで、災難が起きるところに先回りしていて確実な支援の手を差し伸べているようで。。。。。。不思議な存在なのです。
その彼女が音声つきのブログを公開してい るのには驚いた!一見(一聴)の価値ありです。本人の了承なんてもらわずに勝手に紹介です。ぜひぜひ。。。
2007/03/25 22:08 カテゴリー: ひと, 癌をこじらせて… | 個別ページ | コ メント (4) | ト ラックバック (0)
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2007/03/25
あれも心 配・これも心配
小心者の末期癌患者としては、身の回りには不安だらけなのです。
「癌」という病は大して難しいとは思っていないのですが、少しの 油断で生命を持って行きよります。進行の具合を外部から確認できないことも無駄な不安を生む要因だし、世間に充満する生命に対しての無思慮が追い打ちをか
けてきます。
実は数日前から、足の裏・指先にしびれがあります。生活に支障はない程度ですし、同病の先輩から症状については教えてもらっていま したから「大丈夫」と公言しますが、内心は穏やかではありません。このまま麻痺が進んで歩けなくなるかも…いや、膝の下あたりからバッサリ切断かな…なん
て妄想がつきまといます。
寝違えて背中が痛いだけでも、肺癌が元気を取り戻してるのか?貧血対策に鶏レバーを口にしながらも、癌に栄養をやるこ とにならないか?ケーキの差し入れを口にしながら、この高カロリーで腫瘍マーカーは確実にあがるなぁ。便秘の日には、抗ガン剤の毒が体内にとどまるではな
いか、排便が順調ならば、数十万円の薬剤が流れ出るではないか、出ても出なくても心配で心配で。食欲がないのは?眠れないのは?気分が優れないのは?身体
がだるいのは?抗ガン剤の副作用なのか?癌が元気に暴れているからなのか?脳への転移はないのか?リンパのあちらこちらに転移していたやつは本当に消えて
なくなったのか?120歳までは生きる!とうそぶいてはいるけれど、明日は生きて目覚めを迎えれるのか?
ほんとは。。。。けっこう心配もあるのです 癌であってもなくてもね。。。。
2007/03/25 15:54 カテゴリー: 癌をこじらせて… | 個別ページ | コ メント (1) | ト ラックバック (0)
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2007/03/25
鼻毛も 抜 けとる
「まつげ」が抜ける話をしましたが、頭髪から始まった脱毛でそこまでは「かっこわるい」+「頭が寒い」程度のことなのですが。実害がはっき りあるのは「鼻毛」です。
鼻毛が抜け落ちると、外からのホコリやらなんやらが、まともに鼻孔の奥に蓄積してしまうのです。粘膜を直撃した鼻くそ たちは毛細血管を断ち切って出血させるし、暖かい風・冷たい空気が侵入するたびに鼻水がたらたら出てくるし、四六時中鼻の奥が痒くてしかたがありません。
けっこうつらいのであります。
「まつげ」が抜け落ちることをどの医療関係者も教えてくれなかったように、鼻毛が抜けてたいへんだとも教えてくれて ません。入院生活55日間・癌発見から6ヶ月、他の癌患者諸氏と比べれば「癌になったから情報ちょうだい」と脳天気に公言している私ですらこんな感じの情
報砂漠。なさけなや。。情けなや。。。。
医療に従事している人たちの意識や、患者をとりまく社会の不毛さは絶望的な部分が多いけれど、患者の側とそれを支える人たちのなかには素敵な動き をしている人たちがいるのです。
京都でデートの約束をした「夢~みんママ」さんは、同病の先輩。尼崎での食事会に呼 んでくださるのは、癌患者の会のお姉様方。この人たちとの出会いのおかげで、些細な不安でくじけそうになる精神はしっかり支えられています。感謝!
2007/03/25 15:18 カテゴリー: 癌をこじらせて… | 個別ページ | コ メント (2) | ト ラックバック (0)
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2007/03/24
大和田通信14 061119
15日(水)、予定どおりに抗ガン剤の投与が、通院にて行われました。
そ の前日は、少し残っていた髪をすべて剃りあげました。
「さすがに寒いのぉ~」とのことです。
昨晩は、久しぶりにパソコン教室へご出勤。
22時 頃に帰宅したとのことで、教室の方々が早く帰るよう、言って下さったようです。
今 日は一日睡眠、 「低気圧がくると、動きが悪く眠い」と言っておりました。
15 日は、クール最初の週で、抗ガン剤2種となりますので、そろそろ薬の影響が出てきたのかもしれません。
その抗ガン剤についてですが、先日請求書を見て驚かされました。三割負担で5万円弱でした(もちろん+諸々です)。
高額療養費補助や、確定申告での還付制度などは申請するにしても、それまでは自力で凌ぐことになります。
また、制度利用についても、申請主義が跋扈する社会です。
広報することのみならず、識字教育を受けられなかった方、
日本語の不自由な在日外国人の方などへの配慮を欠く現状、いびつな社会に、改めて思いをめぐらす一日でした。
2007/03/24 12:05 カテゴリー: 大和田通信 | 個 別ページ | コ メント (2) | ト ラックバック (0)
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2007/03/24
大和田通信
途中までUPしておいた「大和田通信」の残りを、数日に一度2話ずつくらい追加UPします。
タイトルの日付に注目ください。あ くまでも数ヶ月前の報告です。錯覚の無きよう。。。。
2007/03/24 11:57 カテゴリー: ウェブログ, 大和田通信 | 個 別ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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2007/03/24
大和田通信13 061106
さっそくのご報告です。
本日、予定どおり退院いたしました。
たった今、無事帰宅です。
佐々木さんの体調も気分も、すこぶる快調です。
今日の検査については、もちろん問題なしです。
ちなみに、次回外来での抗ガン剤投与、3クール1回目は、
11月14日(火)9:30~です。
前回の、佐々木さんの経過報告(その13)にて、抗ガン剤投与、3クール1回目が11月14日(火)とお知らせいたしましたが、ご本人の都合によ り、
11月15日(水) となりました。今後は、毎週水曜日の予定となります。
念のため、お知らせいたします。
2007/03/24 10:30 カテゴリー: 大和田通信 | 個 別ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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2007/03/22
まつげ も 抜けとる

2ヶ月前には「あんた、まだマツゲは生えて るやん」と先輩のお姉様方に羨ましがられていたのに…ほとんど無くなっておるではないか
抗ガン剤を受け入れて3週間目に、ばっさりと頭髪が抜け落ちて、しばらくしてヒゲが、その後に眉毛と陰毛が薄くなっていくのに気がついた。
「副 作用で毛が抜けるよ。」とまでは誰もが教えてくれたが。どんな順番でどんなふうに抜けていくのかは誰も教えてくれないではないか。
製薬+販売会 社は莫大な利益を貪って、医療関係各所には情報も金銭もふんだんに流通させるのに、我ら患者は治療費を搾り取られた上に「マツゲはいつ抜けるのか?」とい
うレベルの情報すら知らされず、不安におののくばかりだ。
おかしいぞ!
このマツゲ、いつ生えてくるの?教えてくれ~
2007/03/22 23:22 カテゴリー: 癌をこじらせて… | 個別ページ | コ メント (5) | ト ラックバック (0)
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2007/03/22
絶好調!?
月曜日に点滴をして3日目。これまでならば抗ガン剤の影響が一番強く表れる時期なのだが。絶好調!
基礎体力が復活してきたの か、抗ガン剤とのお付き合いが身についてしまったのか。
体調は万全だったけれど、朝一番のメール攻撃のおかげで一日を無意味に過ごしてしまった。彼岸の墓参にも行けず、予定していた病院へのお見舞いも 別の日にせざるをえなくなる。苛々したまま虚ろな時間が過ぎていく。腫瘍マーカーが3ポイントくらいは上昇した気分。
2007/03/22 00:14 カテゴリー: 癌をこじらせて… | 個別ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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2007/03/20
開店のご挨拶 m(__)m 今更ながら。。。
3月のはじめ、ここに情報を掲載することにした。
目的はひとつ「大和田通信」 をどこからでも誰からでも読みやすくせねばと思ったのです。PC環境とは無縁な方たちに紙に印刷して手渡すことが少々面倒に思い、せめて携帯電話で読んで
もらえたらとも思い。また、新たに出会った人たちに病状を繰り返し語ることは苦でもなく必要な儀式ではあるのだが、こちらのご機嫌で客観性がねじ曲がった
り、健忘症のおかげで事実関係が怪しくなってしまうことしばし。。。。
朋友・大和田氏が主治医の病状説明を聴いてくれたくれた日から「佐々木さ んの経過報告」というタイトルのe-mailを不定期(本日現在24号まで)に発信してくれています。無駄な感情の抑揚を廃した文体と、的確無比な状況分
析が有り難い。
彼のこの仕事のおかげで、私は現実社会への発信をすべてサボることができています。CancerからSurvivalするために 必要不可欠なWeaponです。彼の不定期な報告をアーカイブしておかなければと、この場所に「大和田通信」というカテゴリーでまとめることにいたしまし
た。管理責任はすべて“樹懶庵亭主”にあります。
どこまでも続くであろう「大和田通信」だけでは寂しかろうと、樹懶庵亭主の戯れ言などもついで に書き記してもよかろうと思い。【ついでに】あれこれ書きつづっております。お目汚しm(__)m失礼。
繰り返しますが、樹懶庵亭主の、ついで の戯れ言であります。闘病中にいただいたたくさんの皆様への正式なご挨拶でも発信でもございません。そちらの方は、今しばらく横着一途を貫かせてください
ませ。品行方正が今しばらく続けば、まもなく浮世の風をまともに受けても大丈夫な心身に復帰できそうです。復帰の暁にもまだ不義理を貫き通しやもしれませ
んが。。。。これまたご寛容のほどを。。
2007/03/20 18:38 カテゴリー: ウェブログ | 個別ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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2007/03/20
かんむり
このブログの看板に「Mr. Sasaki the Strong Cancer Survivor」なんてのを頂戴してしまった。
なかなかかっこいいので、しばらく使わせていただきます。趙さん!おおきに!
ただ。。”the"は少々てれくさいので、こっそり”a"にすり替えておくやもしれません。
ひとびと・folks・都市プロレタリアー ト・老百姓…なんてのが私のお気に入りであります。“The" を戴くなんてまだ100年くらい早いのです。。。長生きしよ~~
2007/03/20 17:28 | 個別ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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2007/03/18
入院生活はじまり
小学1年生の夏休み、アデノイドの切除手術をして以来の入院生活だ。
中学生のとき、風邪で近所の「お医者さん」に行ったきり西 洋医学とは無縁だった。
保険証を一度も使ったことがなかったし、死ぬまでに使うことはないだろうと勝手に決めていた。
それがいきなり の余命宣告→緊急入院→心臓に管を突っ込まれる→抗ガン剤の点滴。。。で 55日間の病院暮らし。
患者として生活する病院という場所は、まさに 不思議の国!摩訶不思議な逸話と抱腹絶倒+怒り心頭…の事実の連続。
あれこれ思い出しながら、食事のこと・職員のこと・設備のこと・システムの こと・・・あれこれあれこれ書いておくつもりです。
9月13日 診察を受けるために病院までたどり着いたのですが、心臓はボロボロで玄関の自動ドアを通過すると、一番近くのベンチに腰を下ろして一 休み。意を決して広くないロビーを横断してまたまた一休み。内科の受付の方向をしっかり見定め歩を進めるが、心臓はバクバク、足はヘロヘロ、呼吸はゼイゼ
イだし歩くというより立っているので精一杯。
それでも診察室付近までたどり着くと、狭い通路に人がいっぱい。座れるところを確保するが、ソファ でもチェアでもなく、ベンチが壁際にあるだけ。車いすを借りて…とも思ったがその車いすが待機できる通路の広さがそこにはない。
死にかけの病人 状態で待つこと2時間ちかく、やっと「佐々木さん“はっしん”にどうぞ」とアナウンス。後になって「はっしん」とは「第8診察室」のことだと学ぶ。長生き
はするものだ。またひとつ物知りになった。。。。
予備検査の結果がそろっていて、診察室に入るなり「入院を…」と主治医。「もうヘロヘロです わ。すぐにでも頼みます。」と私。こうして入院生活がいきなり始まるのであります。
2007/03/18 21:08 カテゴリー: 病院暮らし, 癌をこじらせて… | 個別ページ | コ メント (2) | ト ラックバック (0)
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2007/03/18
腫瘍マー カー(CEA)
抗ガン剤による治療をいつまで続ける?
癌は体内でどれくらい活躍している?
私にとっても医師にしても 肺臓のなかの様子はレントゲンで確認するしかなく、いまひとつ明確さに欠ける。とくに第三者に病巣の様子を伝えるとき には「なかなかキレイになってるらしい」だの「曇りがすっきりしてきているらしい」だの曖昧模糊もはなはだしい。
そこで、癌の栄華盛衰の様子を 客観的に判断するために「腫瘍マーカー」の値に注目している。
血液中の成分を分析すれば、癌細胞が活動した証に排出する物質の量を確認できるらしい。たくさんの 種類があるらしいのだが。私たちが注目しているのは【CEA】というやつだ。一般の人たちの標準値は“5(ng/ml)”。
2週間に一度ずつ測 定しているが6ヶ月で、332→16 と素晴らしいペースで低下しているらしい。“5”までもう少し!
明日(3/19)は先週の測定結果を確認することができる日だ。
最近、不摂生が続いているので…やや心配でもあるが。。。。
以下にこれまでの測定値を記しておきます。
09/28/06...332.0
10/16/06...296.0
11/01/06...154.0
11/22/06.... 87.0
12/06/06.... 57.0
12/20/06.... 48.1
01/10/07.... 27.8
01/25/07.... 23.8
02/08/07.... 19.2
02/22/07.... 16.2
2007/03/18 11:07 カテゴリー: 癌をこじらせて… | 個別ページ | コ メント (1) | ト ラックバック (0)
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2007/03/16
春が届いた - 淡路島から -

淡路島の話題を続けて書いていたら、宅配便が届いた。受け取った老母が驚喜している。
「すごいもんが来た で」「きっちり荷造りしてあるから、生き生きしたままや」「あわわ…あわわ・・」朝からやかましいことこの上ない
一段落して。。。。。。
家中が春の香りにあふれている
淡路島のあの庭の花たちなのだ
おかげで長生きできそうだ!おおきに
2007/03/16 12:12 カテゴリー: ひと, 癌をこじらせて… | 個別ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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2007/03/16
おそるべ し!淡路島
<
三ノ宮からJRバスで東浦へ
バスターミ ナルにちょいと古くさい自動販売機が
飲み助のために カップ酒を売ってるんだろう…と見過ごすところだったのであります。これまでもそうして見 過ごしてきたのでしょう。
なんと!!カップ酒ではありません『淡路島名産・竹ちくわ』こんな自動販売機見たことない…
無条件降伏で す。。。おそるべし淡路島
2007/03/16 11:41 カテゴリー: 癌をこじらせて…, 食 | 個別ページ | コ メント (2) | ト ラックバック (0)
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2007/03/16
じゃこたまピザ
<
3月10日(土)海外へ遠出
明石海峡を渡って。。。。淡路島です。
『冒険の森』は地球の上でお気に入り・5本指 に間違いない場所です。
自動車を持ってる人たちにお願いです
m(__)m 私を淡路に連れてって…
どの季節に訪ねても必ずとびきりのご馳走に出くわすのでありますが、今回は「ピザ」。
淡路島名産のちりめんじゃことタマネギのピザ!絶 品!旨い!降参!食養生なんて忘れて、食べまくってしまった (^_^;
『冒険の森』のこと、紹介したいことはいっぱいです。ここで出会うひとた ちのことは小南ご夫妻をはじめ、書いておきたいことばかりです。。。。少しずつ書かせてもらおうと思っています。
運転免許と自家用車がほしいか なぁ。。。。と思う 今日この頃。。。
私を淡路島(+どこかの温泉)に連れてって。。。。。
2007/03/16 11:16 カテゴリー: ひと, 癌をこじらせて…, 食 | 個別ページ | コ メント (0) | ト ラックバック
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2007/03/14
「田中健吾」が逝ってしまった
「おまはんは、まだ逝かんのか…」葬儀場に着くなり葬儀委員長の出迎えだ。「早いこと向こうへ行って健吾の酒の相手してやってくれよ」 と、言葉が重なるのは臨終に間に合わなかった私への責めなのか。
6ヶ月前の病院を見舞ってくれて彼は「田中健吾は肝臓であと3ヶ月、おまはんと 同じ感じじゃのぉ。」と2人を気遣ってくれた。折に触れて仕事を押しつけてくれ、身体への労りをくれた。葬儀委員長の彼だけではない、私の生命に気遣いを
くれるのは。阪神・淡路大震災を機に出会った被災者と被災者を支援する人たちだ。
半年前の同時期に末期癌が発見されて、同じように余命数ヶ月を 宣告された健吾さんと私は、お互いの我が身をお互いに重ね合わせて、真っ直ぐに向き合うことを躊躇していたのかも知れない。自分の体調と重ね合わせてまだ
まだ大丈夫だと高をくくっていたは迂闊だった。無念。。。。
「あんたの方が悪いんやからしっかりし~や、佐々木君」一廻り兄貴分の健吾さんだっ て、私より先になんて思っていなかったはずだ。南無。。。。
本当は、こんなことを書きたかったわけではないはずだ。
「田中健吾」という 生き方を記しておきたかった。被災者が住み慣れた土地で生き続けることを当然のこととして貫いた事実と、役人の陰謀に翻弄されなかった精神の崇高さを記し
ておきたかったのだ。
「俺たちはつながってるんやから、あんたがどこで何をしててもええで。神戸市と兵庫県はまかしとき。」彼がそう言ってくれた から、後顧に憂い無く国会に向かうことができた。
健吾さん、あなたがそこで生きていてくれたから、私はこっち側で安心でした。
健吾さ ん、あなたがそっちに居てくれるから、私はこちらでもう少し遊ばせてもらいます。
●神戸新聞の記事:「震災から のメッセージ 教訓をどうつなぐ」
2007/03/14 15:38 カテゴリー: ひと, 癌をこじらせて… | 個別ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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2007/03/14
胴体着陸
神戸での葬儀に出かける準備をしていたら、テレビで緊急 ニュースだ。どこかの空港が映っている。「緊急着陸」「胴体着陸」…20年前の記憶がよみがえる。
ウルムチからの帰路に同じような経験 をした。はっきり違うのは
? 事故ではなくて空中で「迷子」になって着地点が田んぼだった
? 着地するまでに一切説明が無かったこと
? 不時着するだろうことを知っていたのは乗客のうち私以外にはほとんどいなかったこと
着地点を定めるためと、燃料を使い切るために2時間あまりの旋回を続けた機内で、乗務員が私に向かって合図をする「ジタバタしてもはじまらないか ら、知らせずにいる」と目配せだ。私は【その時】まで狸寝入りを決め込む、密かに遺書なんてものも認めた。臨死体験を強制された気分。
ググって みると中国民航の事故ファイルが公開されている。それはないやろ!とつっこみを入れたい部分は多々あれど…「空中迷航=空中で迷子」というタイトルが間抜けでいい。
幸い全日空機 の60人は「強制された臨死体験」とは無縁だったようだ。よかった。
癌の宣告を受けて半年。ほぼ同時に治療をはじめた盟友の葬儀に向かう。死は確実に近くにいる。20年前に中国民航の機上での臨死体験よりも確実に 近くにあるのだが。先に逝った彼と順番が逆でもよかったのだが。今朝も息をしている。
2007/03/14 10:42 カテゴリー: ひと, 時事問題 | 個別ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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2007/03/13
7クールに突入
3月9日(金)抗ガン剤点滴のために病院へ。
4週間をひとまとまり(1クール)にする治療の段取りは
? 1週目 血液検査+胸部レントゲン撮影(問題がなければ→)
カルボプラチン(商品名:パラプラチン)点滴
パクリタキセル(商品名:パラプラチン) 点滴
? 2週目 血液検査+胸部レントゲン撮影(問題がなければ→)
パクリタキセル(商品名:パラプラチン) 点滴
? 3週目 2週目と同じ
? 4週目 血液検査+胸部レントゲン撮影
薬剤はおやすみ
この4週間を休みなく6回終えて、7クール目に突入したわけであります。
同病の先輩たち曰く
よ~~やるわ
アホ ちゃう?
日本人の限界は4クール連続までと聞いたけど
人間とは思えんねぇ などなど
まぁ世間の常識なんてお構いなし で、ガンとのおつきあいは続いております。
。。。。。。。。。。。。ここまでを 3月10日午後に書くが。。。続きを書く前にダウン
11日・12日・13日の午前は抗ガン剤がよ~く効いてくれて、眠りこけておりました。点滴後3日目あたりに体内で暴れ回る薬剤のようでありま す。次回からの点滴予定は月曜日。水・木曜日あたりが機嫌の悪い日々になりそうです。
主治医は「絶好調だ!8クールまでいこうか!」なんて叫ん でおりましたが、今回は少々トーンダウンして「経過がよければ、7クールで一区切りにしてみようか。」なんてことになっております。はてさて。。。どこま
で続けてやろうかな。。。。なんて今日この頃であります。
2007/03/13 19:29 カテゴリー: 癌をこじらせて… | 個別ページ | コ メント (2) | ト ラックバック (0)
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2007/03/07
京都まで・京都から

昨年の夏 カメラバッグを担いで京都のライブハウス『拾得』まで出かけた
昨日の夜 小さいカメラを持って京都の名刹『法然院』まで出かけた
6ヶ月まえ 肺臓はガンの巣窟になって息も絶え絶え…心臓の周りには5合以上も水がたまって脈拍は200に近かったんだろう アホでした
その翌日 同じ荷物を持って梅田まで…が たどり着けない嘔吐 と目まいに襲われて歩いているより立ちつくしている時間がはるかに多い 限界か。。。この日どんなふうにして自宅へたどり着いたのかをほとんど記憶してい
ない
数日後に意を決して病院へ…即入院…肺ガン第3期Bのご託宣を頂戴して世間さまから出奔することになる
そうして京都なのだ
抗ガン剤治療が6クール終わった週 舞台は法然院 目指すは趙博の「歌うキネマ・パッチギ」だ!その舞台に関わる人たちこそ6ヶ月前の京都なのだ
その場所にわが身を置いてみて、この6ヶ月に折り合いをつけることにした
もうちょっと生きてもいいだろう…そんなことを初めて思っての帰路だった
2007/03/07 22:30 カテゴリー: 癌をこじらせて… | 個別ページ | コ メント (5) | ト ラックバック (0)
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2007/03/07
啓蟄にかこつけて…
昨日 参加するMLに向けてメールを発信しました
9月以来初めて「公」へ向けての発信です
以下 引用しておきます
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蟻んこやらオケラさえもそもそと這い出すという時候らしいのです
浮世の風なんぞに少々さらされてみてやれ・・なんて気分になりました
※ 正式な復帰宣言ではございませんので あしからず m(__)m
あちら様にもこちら様にも等しく不義理とご無沙汰を続けております
一生懸命に横着を決め込むことが生命を長らえるには肝要と決めてどちら様にもお
礼のメールも書状も差し上げておりません ご甘受とご容赦を…
もちろん電話の発信も控えておりますが デートのお誘いをいただいた方・蟄居へ
足を運んでくださった方々は大歓迎で半日以上話し込んでしまうこと もしばしばであ
りました
○生命の限りを昨年末と段取りしました
気がつけば正月を迎えておりました
○1.17 十三回忌のKOBEには居れないだろうと思っていました
のんびりと半日をたくさんの知古と過ごしました
○2月9日の連れ合いの命日 には足腰立つのだろうかと弱気でした
ささやかに務めを果たすことができました
○3月を迎え 51度目の誕生日を迎えました
これまでの50回とは比較にならぬ感慨がありました
○抗ガン剤治療は6ヶ月で終わる予定でした
絶好調のまま 今週で無事6ヶ月 (4週×6回)を終えました
絶好調すぎて 7・8回目に突入です
●小さな区切りをつけようと思いました
少しずつ発信 をはじめます m(__)m
※中年男の陰気くさい病気の話なぞお好みでない方も多いみたいなので
病状報告は大和田氏に全権委任 です
私からの発信は別のWebの場所を使っていたします
※末期ガン患者のジタバタにつきあってやろうなんて…奇特な方は
佐々 木個人宛にメールをください
『樹懶庵閑話』という場所のURLをお知らせいたします
今日現在は「大和田通信」がUPされているだけ ですが
投稿にコメントをしていただく形で話題をつないでいければと思っています
----- 引用 ここまで
2007/03/07 10:29 カテゴリー: 癌をこじらせて… | 個別ページ | コ メント (2) | ト ラックバック (0)
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2007/03/07
大和田通信12 061103
またまた、うれいしいご報告です。
担当医より、退院の許可がで ました。
来週月曜日の夕刻より、自宅に帰る予定です。
月曜日中のCT以外の精密検査に、余程の異常が見つからない限り、予定どおりの退院となりま す。
お正月が迎えられるかどうかという末期のガンと、自他共に認識してからは じまった9月からの闘いは、無事年を越せる状態まで巻き返してきました。
今後は、通院による抗ガン剤 治療となります。
もちろん、根治したわけではありませんので、まだまだ楽観はできません が、良い方向への最短のペースで事が進んでおり、喜びも一入です。
来週に、改めて詳細をお 知らせできると思います。
2007/03/07 02:10 カテゴリー: 大和田通信 | 個別 ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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大和田通信11 061102
今回はメチャメチャうれいしいご報告になります。
CT検査の結果ですが、右肺最下部の痛む箇所については、CTではまったく異常が見つかりま せんでした。
この時期に 予定どおり実施される、MRIなどの精密検査も、来週にかけて行われるなか、再度確認はされますが、まずは一安心です。
そしてなによりも、各病巣に ついても、医師曰く、
「消えたとまでは言い過ぎかも しれないが、かなりに小さくなっています。本当によく効いていますよ!」
とのことで、超人的な回復力 のようです。
ご本人はもとより、ご家族、同 室の方々も大喜びでした。
担当医も、驚きと共に、うれし かったのかもしれず、明日と言われていた検査結果を、本日の夕刻に知らせにきてくれたほどです。
ご本人の気力と、みなさんの 思いがそうさせているものと、改めて感じさせられました。
右肺最下部の痛みも、昨日午 後からまったくありません。
来週あたりで、この二ヶ月の闘 いの成果、より詳細な報告ができると思います。
2007/03/07 02:03 カテゴリー: 大和田通信 | 個別 ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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大和田通信10 061101
30日(月)の午後より、右肺の最下部に、どうしようもない痛みが続きました。
ちょ うど、その部分にも病巣があり、担当医からもそこから の影響かもしれな いということで、本日午後にCT検査をすることとなりました。
こ れは、骨転移による痛みかもしれませんし、単なる筋などの痛みかもしれません。
CT 検査については、ちょうど昨日31日(火)の午前中に、抗ガン剤投与の2クール3回目が行われ、いずれにしても検査する時期であったものです。
昨日の昼より、鎮痛剤を服用し、痛みは驚くようにひいていったようです。
日頃から、薬を飲まない佐々木さんにとって、効き目は絶大だったようです。
2007/03/06 12:36 カテゴリー: 大和田通信 | 個別 ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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大和田通信09 061027
今週、抗ガン剤2クールの2回目が24日(火)にありましたが、1回目後の「眠れる森の男 前」も終わり、またいつものように、よくしゃべり、よく食べ、界隈をウロウロとしています。
今週も金曜から日曜まで一時帰宅です。
昨日は、帝塚山散索をしてきました。
とは言っても、だまって行こうとするので、看護師さんの要チェックがすかさず入ります。
「この格好やったら、ばれへんやろぉ」
運動靴と、頭の手拭いからニット帽以外は普段と変わらず。
と、看護師さんとすれちがい、
「あれ、お出かけですかぁ」
「(やっぱりばれてますやん。。。)」
「(くそ!なんでわかんねん。。。)」
「気ぃつけていってくださいねぇ」
「。。。」
「。。。」
阿倍野区、住吉区、西成区の三区の帝塚山では、不動産価格がまったくちがうことを、案内のなかで教えてもらいました。
確かに阿倍野区と西成区の境界にさしかかると、突然といっていいほど、家並みの佇まいは変わります。
道中、喫茶店の「白い家」で、コーヒーを一杯。
佐々木さんの、十代のころの思い出話に聞き入りました。
万代池音楽祭の話。
20人ぐらいしかいない若人の前で、高田渡さんらウッドストックがはじまり、唄の途中に、「ビール買うてきてぇ」。
「それで、わしが買いにいっとってん」
お店の棚に置かれてある、加川良さんの「アウト・オブ・マインド」のアルバムジャケットにある、初代「白い家」をさして、
「来る途中の、あの交差点の、路面電車の駅んところや。
狭ぁてなぁ。ちょうどこれぐら いの広さしかなかったなぁ。
今でこそ、あん時しゃべっとったんが、加川良やったって、
ほんま、そんな感じやねん」
。。。 しばらく、娑婆の空気と、昔懐かしの余韻に浸っていました。
ちなみに
病院の部屋に帰るとき、看護師詰め所を避け、遠回りして帰ったことは、内緒にしておきます。
2007/03/06 12:35 カテゴリー: 大和田通信 | 個別 ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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大和田通信08 061019
予定していた16日(月)からの抗ガン剤の2クール目の開始が、病院側の都合により、17日(火)にからになりました。
2クール目の第一週ということで、2種類の抗ガン剤が投与され、量も前回より多くなりました。
(前 回、説明しきれませんでしたが、すべてのクールの第一週目は、2種類の投与となり、第二、第三週は1種類で す。)
投 与量についても、これ以上の量をこえることはないようです。
抗 ガン剤の多量のせいもあってか、今日は寝むっている状態で多くを占めていました。
だ からといって、深刻な体調不良というわけではないことは、つけ加えておきたいと思います。
本日の血液検査での、白血球の数値は3900でした。
予定どおり、金曜の午前から、日曜の夜までの一時帰宅の許可もおり、ホッと一安心です。
今週はご自宅でも、眠っている時間が多くなるかもしれませんが。。。
2007/03/06 12:26 カテゴリー: 大和田通信 | 個別 ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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2007/03/06
診断書

担当医に書いてもらった「診断書」です
間違いなく「肺癌」です
2007/03/06 11:54 カテゴリー: 癌をこじらせて… | 個別ページ | コ メント (5) | ト ラックバック (0)
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2007/03/05
大和田通信07 061014
まずは、レントゲンの検査結 果についてのご報告です。
病巣の状態をみたところ、担当医から「効いている。」とのお話しがありました。「効 いている」とは、いくつかの病巣をみて、弱まっている(弱まりつつある)病巣が多くを占めてきているようです。触診により、首の親指先ぐらいのしこり(リンパ節転移による現象)も、わからないくらいになっているとのことです。
わたしも、最大時のしこりを触っており、昨日も触りましたが、素人でもわかるほどの状態でした。
また、繰り返される心臓肥大についても懸念されていましたが、今のところ問題ないようです。
9/14 に、1リットルもの水を抜くに至った、当時の苦しさは、現在のところほとんどあろません。
肺ガンなどは、癌性心膜炎(しんのうえん、心嚢炎とも書きます)と呼ばれる症状を、繰り返し引き起こします。心嚢炎とは、心臓を包む心膜内に水(正確には心膜液)が多量に貯留した状態で、呼吸困難、咳嗽、胸痛、頻脈、低血圧、浮腫などの症状が現れます。
佐々木さんは、大量貯留により、血圧・脈拍にかなりの悪影響が及んでいたため、緊急処置(心臓に直接チューブを通す)が施されました。
今回(10/13朝)、エコー検査をおこなったところ、少し溜まってきてはいるが、影響もなく、現段階で処置する必要はないとのことでした。
楽観はできない状態が依然として続いていることは否めませんが、現在の経過は、以上のとおりです。
ご本人の気持ちと、多くの方々の思い、日々の正食(玄米食、根菜類、枇杷種の粉末やエキスetc)、抗ガン剤等々のすべて が、結実する可能性を引き起こしており、“総川向海”が如しです。
血液検査については、ちょうど1クールの休みの週でもあり、白血球、赤血球、血小板の数値が戻ってきていました。一番に心配される白血球の減少についてですが、正常値を4000~9000とみなされています。
佐々木さんは、前回の血液検査(10/7)が最低値で3300でした。
そ して10/11(水)には、3800にまで回復していました。もちろん、1クール目の休みの週であることもあると思いますが。
ご承知の方もいらっしゃることと思いますが、抗ガン剤の「骨髄抑制」による白血球の減少で、細菌・ウイルスに感染にしやすくなり、肺炎・口内炎・膀胱炎など
になりやすくなります。症状も重篤になる可能性が高くなります。
白血球が2000を下回ると、かなり感染のリスクが高くなり、マスク着用、イソジン使用となります。 そして、1000を下回る と、感染危険度がさらに高まり、個室に隔離して外部からの病原菌を遮断することになります。
ここまで、あえて、抗ガン剤投与のリスクを説明したのは、佐々木さんのおっしゃった言葉をご紹介したかったからです。
「わしは抗ガン剤と闘っているんやない。ガンと闘っとるんや。」
2007/03/05 20:30 カテゴリー: 大和田通信 | 個別 ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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大和田通信06 061012
7日から9日の一時帰宅は、充実したひとときでした。
ご家族やご友人と語らい、おいしいご飯を食し、かねてより造詣の深い東洋医学のさらなる探求、病室内でのPC環境向上の整備。。。
近所の住吉神社や付近を二時間あまり散索、久しぶりに長く歩いたためか昼寝も快眠、またおいしいご飯を食する。。。
抗ガン剤による免疫力低下で心配される体調不良もなく、こまめに測る体温も平熱が保たれていました。
ご 本人も曰く、
「ぜったい体重、増えとるでぇ。」
9日に病院に戻った際に、真っ先に体重測定をすると、先週まで58㎏台がつづいていたのですが、なんとッ!、60.8㎏。
翌朝、
「今朝は快便やったからなぁ、60はさすがにきっとったのぉ。」
と、 一言。
脱毛も、昨日あたりから落ち着いてきました。なぜか白髪だけが抜けないことに、推測はできるのですが、
「医者も看護師も、現象については的確に教えてくれるけどなぁ、白髪 だけ残る根拠はだ~れも知らん ねんなぁ。エエかげんなもんやでぇ。」と、さらり。
次に、またまた朗報を一つ。
今週より、毎週金曜の午前から、日曜の夜までの一時帰宅が可能になりました。
毎週金曜日に投与していた抗ガン剤を、(*注)2クール目からは、月曜日に変更し、火水木と様子をみて問題なければ、外泊許可となる模様で す。
(*)ここで、佐々木さんの抗ガン剤投与のサイクルをご説明いたします。
数時間にわたり、点滴によって行われます。
週一回の投与を三週続けて、一週休み。
休みを含めた四週を1クールと捉まえます。
先週の6日(金)で、1クールが終わったことになります。
医師とのやりとりで、3クール目からは、通院(外来)も視野に入れたお話もなされ、比較的はやい通院の可能性もみえてきました。
もちろん、体調不良がうかがえられれば、再度の入院などがやむを得ないことは否めません。
以前にご報告いたしました、「一時外泊→通院→長生きする」と明確に医師に示された計画が、着々と実行されてつつあります。
闘 いは続きます。
2007/03/05 20:02 カテゴリー: 大和田通信 | 個別 ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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大和田 通信05 061007
本日は、うれしいご報告です。
前々より、医師に、「万代池(病院近所)でええから、散歩にいかせてぇ」と、言い続けていたのですが、なんと昨日、一時帰宅の許可が出ました。一段階飛び越
えての許可には、ご本人も少々興奮気味でした。
2日(月)に採血検査を実施し、白血球、赤血球、血小板の数値を計っていたのですが、4日(水)に再び採血を行いました。
これは、2日と4日の数値の差に大きな変化がなければ、一時帰宅をしても良いかを判断するものだったようです。
ご存知の方も多いと思いますが、抗ガン剤の副作用で気がかりなのは、ガン細胞を叩くと同時に、白血球などが減少し、免疫力が低下することです。言い換えれば
細菌への抵抗力が低下することです。
今回の検査では、その値が外出に耐えうるものと判断されてのことでした。(ただし、外出はマスクを着用必須です)
抗 ガン剤の影響も、先日のご報告にて、脱毛、微熱、発疹についてお知らせいたしましたが、平熱に戻り、発疹もなくなりました。
脱毛については、続いていますが、その他予想された吐き気、食欲不振は、今のところまったくありません。
今回の一時外泊は、以下の日程です。
7日(土) 10時頃 ~ 9日(月、祝) 18時頃 まで
以上の許可を獲得するまでの、医師とのやりとりの余談です。
実は、本来は一泊二日が原則なのですが、佐々木さんは二泊三日の獲得のため本日夕刻までねっばていました。 医師の判断がくだされる、その数時間前には、
「難波に買い物に行こかぁ」
「新世界に串カツ食いにも行きやいのぉ」。。。
・・・・・・ 数時間後、医師がやってきました。
「本来は一泊二日が原則ですが、特別に許可します。でも、気分が 悪くなったりした ら、絶対に病院に帰ってくださいよ。」
「ハイッ!」
「よっしゃぁぁぁ!」(喜びに顔を見合わす。。。)
「ただし、難波とかに買い物に行ったりしたらダメですよ!」(今度は、唖然として、顔を見合わす。。。)
「・・・・・・・・・・。」
「何で知ってんの!マイクでもついてのかいなぁ!」
(隣 のベットのおっちゃんの笑い声が聞こえてくる。。。)
(やっぱり、という医師のあきれた顔。。。)
(小学生の時に担任に叱られてるが如し、わたしたち。。。)
2007/03/05 19:50 カテゴリー: 大和田通信 | 個別 ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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大和田通信04 061004
10月2日(月) 胸部レント ゲン撮影、採血
3日(火) 抗ガン剤の影響が顕著に現れる
2日の検査については、今日まででは結果は出ていません。
3日の影響については、微熱、発疹とともに、頭髪が抜けはじめてきました。
これは、説明を受けていたことですが、少々驚いています。
驚きの理由は、医師、看護師から、抗ガン剤投与の18日目から影響がでてくると聞いており、本日がその18日目だからです。あまりにも正確でした。
布団に散らばる髪の毛について、看護師の方から、「ローラーはもったいないから、ガムテープがいいですよ」との冷静なアドバイスをいただき、
脱毛のガードに、あれやこれやと相談していると、「同様の女性患者の多くいる9階を見学して、参考にしてきたら。スカーフを各々に工夫されて巻いています
よ」と、アドバイスをいただきました。
場数をふむプロの的確なアドバイスを、日々いただいています。
ご本人は、日本手ぬぐいがちょうどいい、と思っています。今後は、日本手拭いに作務衣と、作務をする修行僧のような佐々木さんを拝めるかもしれません。
副作用の影響が、どれほどのものになるのか個人差もあるようですし、今後の展開は読めません。
佐々木節、少しの間だけでも待てない方は、今のうちかもしれませんね。
2007/03/05 19:48 カテゴリー: 大和田通信 | 個別 ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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大和田通信03 061001
27日(水) 胸部レントゲン 撮影
28日(木) 心臓モニタリングからの解放
29日(金) 週一回(3度目)の抗ガン剤投与
胸部レントゲンについては、心臓の肥大がおさまり、医師からも安定したとのお墨付きをもらい ました。肝心の肺部病巣についても、小さくなっているとのことです。
担当医、補助医、呼吸器内科部長のみなさん、驚かれていました。
この医師による“驚き”は、抗ガン剤投与という行為そのものの役割を象徴しているようでした。慎重に、“試している”という手探りによる行為につ いてです。
病巣の縮小については、現段階での抗ガン剤による抑制が功を奏しているという状況ですが、あくまでも抑えこんでいるに過ぎず、との見方。
また、ガン細胞をつぶしにかかることと同時に、健全な細胞をもつぶしにかかっており、どちら が先につぶれるかの我慢くらべであること、いずれについても、ご本人は自覚しておられます。
幸い、今週も抗ガン剤による副作用もでてきていません。
咳は時折出ますが、ようしゃべっています。
晴れて、心臓への監視が解かれ、徘徊の度は増しています。
お見舞いの方に鮨をねだるなど、ますます調子に乗っています。
どこで過ごそうとも、食欲の秋が訪れてくれているようです。
2007/03/05 19:44 カテゴリー: 大和田通信 | 個別 ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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大和田通信02 060924
その後の経過をご報告いたしま す。
19日(火) 脳のMRI検査
20日(水) 骨の放射線検査
21日(木) 検査結果
22日(金) 週1回(2度目)の抗ガン剤投与
21日に検査結果を聞きまし た。
脳のMRI検査ですが、小脳への5mm程度の転移が見つかったようですが、1cmぐらいにならなければ処置する必要はないとのことです。
前回mailで記述の非小細胞ガンなるものは、脳への転移進行度が遅く、処置についてもレーザー照射で効 力があるとのことです。
この件は、ご本人もご家族も心底ホッとしておられました。
骨の検査では、首の後ろと、肋骨の背中側に影があったとのことですが、骨折痕でもあらわれる とのことで、再度骨についてのMRIが近日中に実施されます。
抗ガン剤の影響も、今のところほとんどありません。副作用の抑制は、年々進化しているとのことです。(もちろん、続けていくごとに、倦怠感や嘔吐、脱毛などの影響はあることは否めませんし、そ
の旨医師からの説明もありました。)
心臓については、かなりの負担があったぶん、不整脈がつづきモニターチェックを余儀なくされ ていましたが、今後、安定していれば、移動のお墨付きがでる模様ようです。一時は、心拍数が180になることもあり、心配されていたのですが、その危惧も解消されたそ
うです。
1リットルの水が相当負担だったようで、週明け以降、元気になっています。先週の辛さがうそ のようです。
佐々木さん特有の文句もでています。佐々木節健在です。今は、大声で話し、「めしがマズい!」と言っています。
病にについても、いたって前向きです。
目標は【一時外泊→通院→長生きする】と、明確に医師に示されています。前段で、移動のお墨付きと書きましたが、すでに動き回って、看護師さんは苦笑い状態。。。
本日は鮨をたいらげ、以前の食欲不振もウソのようです。(ちなみに、食事制限無はありません。)
先日から
「うまいコーヒーが飲みたい!」
とのリクエストに応え、にしむらコーヒーをポットで持参し、「どこのかわかる?」との問い に、
「・・・・・・・。にしむらァ」。舌も健在。
口から食べ物がはいることによる、力のみなぎりと喜びを、改めて感じされました。
以上の状態でもあり、本日病室を一般の4人部屋へ移動になりましたので、具体詳細をお知らせいたします。
2007/03/05 19:41 カテゴリー: 大和田通信 | 個別 ページ | コ メント (0) | ト ラックバック (0)
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大和田通信 01
佐々木康哲さんが入院されましたので、経過報告をいたします。
7 月下旬より、体調不良(咳、食欲不振、体重減など)となり、お盆過ぎに、ご家族、神戸・大阪のおばちゃん達による「病院行け!」大合唱がはじまり、9月に
首根っこを掴まれるがごとく状態で、検査を受けることとなりました。
11日(月) レントゲン撮 影(肺にあるいくつかの影、心臓肥大が判明)
血液・痰の採取 (病理検査へ)
12日(火) CT検査(心臓に水がたまっていることが判明)
13日(水) 入院(PMいよいよエラくなる)
14日(木) 心臓に管をさし水抜き(在席中で約1リットル、PM減少傾向)
15日(金) 気管よりカメラ等挿入検査(撮影、組織採取←病理検査へ)
現段階での病名等 の告知
16日(土) 抗ガン剤の投入開始
17日(日) -
18日(祝) -
19日(火) 脳のMRI撮影、骨へ放射線を注入する全身の検査の予定
20日(水) 〃
21日(木) (当該週の中頃か週末に、
22日(金) 総合的検査結果の報告予定)
本人は、心臓の水を抜いたあとは、少し楽になったようでした。
15日の夜に、当日のカメラ等の検査と、11日の痰の病理検査の結果がわかり、担当医より現段階での判明した内容を聞きました。
結論からいうと、肺ガンです。細分類すると非小細胞ガンの「腺ガン」と「扁平上皮ガン」を併発しているようです。
また、肺付近のリンパ節にも転移があることも判明しました。
心臓の水は肺からの影響と思われます。
(いずれにしても、ステージ○といわれるように判断する、総合的判断は脳のMRIや、放射線を注入する 骨の検査 での、遠隔転移があるかによって判断される模様です)
進行度から開胸手術による病巣摘出は無理のようで、抗ガン剤(数種)の投与が、さっそく16日より開始されました。
以上、医師の説明にも同席したうえでの、わかる範囲の内容です。
現在はICUほど大袈裟ではありませんが、心臓への負担に緊急性があるととらえられナースステーション 併設の部屋になっております。
ですから、ある程度安定し、病室あるいは病院が固定されしだい、追って入院先の詳細はお知らせしたいと考えています。
冒頭でも記しましたが、今後の 配信を希望の方には、病室等の詳細を含め、今後もお知らせいたします。
遠方の方、お忙しい方、なつかしい昔の武勇伝でも、「アホ、ボケ」でも、メッセージもお預かりいたします。
2007/03/05 19:38 カテゴリー: 大和田通信 | 個別ページ | コ メント (1) | ト ラックバック (0)
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