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2007/07/27
坐吃山空
テレビもラジオも新聞も週刊誌も無しで3泊4日目。不自由なし。
スポンサー付きの下品な情報の氾濫から離れていると浮世の動向がすっきり見える。
今回もノートパソコンを持ち込みPHSでインターネットに接続してこのブログに投稿を続けている。もちろんEメールもしっかりチェックできる。
この病棟+病院でノートパソコンを持ち込んでいる患者に出会ったことがないのである。この国のIT化の実情である。
で。。。。朝からPCを使ってしたことはといえば。
●Eメールのチェック
丁寧に時間をかけてやったので、ゴミ箱に埋没していた重要なメールを数件発見
●月末の銀行振り込み
モバイルバンキング…ベッドから動かず銀行の諸手続ができます。便利。
◎ 地震発生とほぼ同時に被災地に走った吉村誠司氏に少しのカンパを振り込む
毎度のことながら彼の動きには敬服!するのみ。生半可な病身の我が身が恨めしい。
●Amazonに本とCD を注文する。
・本:永六輔さんの数冊 読み落としているがすぐ見つかって有り難い
・ニューオーリンズジャズの古いタイトル 合衆国から発送してくるが1週間以内に我が家に届く おそろしや
・入院生活のお伴:いしいひさいしち氏の新刊を数冊
●薬剤師さんが部屋までやって来てくれて、月曜日からの点滴する薬剤について細かく説明してくれる。懇切丁寧+痒いところに手が届いた応対 快!
シスプラチンだとかビノレルビンだとか、舌を噛みそうな綴りの薬剤のことを調べる。数年前にはたったこれだけのことを調べるのに分厚い本何冊ものお世話になった。便利。。だが薄っぺらい情報に右往左往しないようにしなければ。
●午後のCT検査まで絶食+ヒマ…ブログに連続で投稿
●生産的な作業は無し。ひたすら消費・浪費とマウスを握ったまま惰眠を貪る。^^
坐吃山空
座して喰らわば山をも空し。。。怠惰な生活への戒めが本来の意だが、樹懶案亭主としてはけっこう気に入っている。この世からおさらばするときに塵ひとつ残さずひっそりといけたらと思うのだが、ゴミやらガラクタの山を残してしまいそう。
自戒 m(__)m
2007/07/27 18:28 カテゴリー: 病院暮らし | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (1)
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2007/07/27
冷凍餃子の気分
8ヶ月半ぶりに舞い戻ったのは、12階建ての総合病院の8階病棟。
世俗の騒音からは隔離されて快適。
しかし蝉時雨だけはしっかり病室に届く。
投身自殺予防のためにしっかり閉ざされた厚板ガラスの向こうに、入道雲。
夏だ!
天神祭も、はるか遠くに眺める花火大会も、見舞客の汗も間違いなく夏だ。
火曜日に入院して3泊4日目。ベッドの上でゴロゴロと時間を過ごす生活。室温は摂氏26度に固定されている。冷房機がしっかり働いてくれている。
ちなみに、冬の診察室は28度に固定されていた。点滴を受けている数時間は暑さとの格闘だった。
普段からクーラー嫌いな我が身、快適至極の一定温度の冷風にさらされていると、身体の芯から冷えてきて、手足の先まで凍っていく幻想にとらわれる。
冷凍マグロ君たちは、こんなふうにしてカチンコチンになっていくのだろうか。餃子やらシューマイやらの冷凍食品がスーパーマーケットの冷凍庫に並んでいるときの気分って、きっとこんなふうなんだと思ってみるのも悪くはない。
あの有名な「ゆでガエル」君の冷凍版にならぬよう。。。。。看護婦さんたちの目を盗んで病室抜け出して、玄関先の公園で熱風を浴びながらこの投稿を書いている。
外泊許可がでたので、2泊3日を自宅で過ごせる。抗ガン剤の影響を忘れて動ける週末だ。どこに行こうか。。。。。
2007/07/27 11:47 カテゴリー: 病院暮らし | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (1)
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2007/07/25
再入院 なんとご挨拶を…
260日ぶりに前回と同じ病棟に戻ってきた 懐かしい顔・顔
まずナースステーションへ
確かに見覚えのある顔が動き回っている たくさんの黙礼を同時に交わして病室に連れて行ってもらう
「お久しぶりです。またお世話になります。」「お元気そうでなにより。」
懐かしさと、無事での再会を表現したいが他の患者さんのことが気になる。迎えてくれる方も、入院したことを喜びの言葉に乗せて表現するわけにはいかぬ。不思議な雰囲気の再会のご挨拶である。
夕刻前、病棟での担当医が二人連れでやって来てくれる。今回の治療で使う薬剤について説明を受ける。たくさんの薬品名とその副作用を淀みなく語ってもらう。さすが専門職。脱帽。
消灯時刻を過ぎて、ベッドでブログの更新をと思ったのだが。。。爆睡
朝食後すぐ、師長(ついこないだまで「婦長」と呼び習わされていた)さんが病室まで丁寧なご挨拶をしにきてくれる。
曰く「特別な要望がなかったから、当たり前の順番になりました。遅くなってごめんなさいね。」限られた病床を管理する現場責任者の悲哀が辛い。すべての病人にとってすべての要望は「特別」なのだ!
大都市大阪の大規模公立病院のけっこう重篤癌患者に対してでも「万床だからしばらく待って」を2ヶ月繰り返すしかない事務職+看護現場+治療現場→総合病院に哀しみは 誰がどこから連れてきているのだ おい!この国
「お変わりありませんか。」
「息も絶え絶え!死にそうだ!」と返答したら
だれが「申し訳ございません」と詫びてくれるのだ
おい!この国!
2007/07/25 20:07 カテゴリー: 病院暮らし | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
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2007/07/25
ちょっと整理
「あなたのブログ 時間軸が無茶苦茶ですな…」と何度か指摘された
「はい そのとおり」とお返事させてもらっております
この場所は日記でも業務日誌でもなく、時間の流れに沿って話を連ねる必要は全くないのです
ただ、日時の順序に意味がある投稿には表題に付を付加するとか。。細やかな。。配慮もしてはおるのです。ご理解下さいませ。
もともとは「大和田通信」を」記録・公開する場としてはじめたブログに【ついでに】樹懶庵の与太話を書き連ねているのが、この『樹懶庵閑話』です。あらためてお見知りおきを。
で。。。。ちょいと整理です(2007 年7月25日 現在)
2006年09月13日:緊急入院
2006年11月06日:緊急状況から脱出して 退院
2007年03月 27日:前年9月から7ヶ月続けた化学治療(抗ガン剤投与)ひと休み
2007年05月18日:「2週間後くらいに、次の治療法をはじめるために入院」の予定
2007年07月24日:2度目の入院
入院初日+翌日…検査やら問診やらでけっこう忙しいが 少しの居眠りと入浴を明るいうちにできたのが至福の境地
2007/07/25 16:47 カテゴリー: 病院暮らし, 癌をこじらせて… | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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2007/07/25
大和田通信 070725
おはようございます、大和田です。
ご本人の後追いになりますが、 入院先は前回と変わりませんが、念のためお知らせいたします。
大阪府立急性期・総合医療センター http://www.gh.opho.jp/access.php
病室 西病棟8階 865号室 ここ2,3日は暫定的に867号室です)
なお、昨日時点で病状を把握する検査もなかったため、当然治療方針にかかる話しもなかったようです。
2007/07/25 11:40 カテゴリー: 大和田通信 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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2007/07/23
やっと。。。
本日(7月23日)午後3時11分
「ベッドが空きましたので、明朝9時30分に入院受付窓口にお越し下さい。」との電話。
唐突!
2007/07/23 15:42 カテゴリー: 病院暮らし | 個別ページ | コメント (5) | トラックバック (0)
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2007/07/10
おすそわけ
こんな写真を送ってもらった 気持ちがよかった 寿命が少し延びた気分

2007/07/10 23:27 カテゴリー: ひと | 個別ページ | コメント (4) | トラックバック (0)
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2007/07/10
If the cancer-killing -machine had been created, I would have saved them
仮定法過去完了にて表現された表題の英文ではあるが 癌転移の認められる+老化の著しい+英語の授業大嫌いだった+αの我が脳味噌には難解すぎるのだが
If the cancer-killing -machine had been created, I would have saved them
『仮に癌殺戮機械が創造されておったのであれば、私は彼と彼女たちを救済せんと欲す』…こんなもんで如何なものか fuukoさん
もしも。。。そのマシンがあれば
14年前に先立った妹と7年前に逝った連れあいと、仮設住宅の斉藤さん、生命を賭して国会で座り込んだ小林さん、シスコヒューストン、東京の病床にいる小田さん、定年後を十分楽しまずに去った叔母、連れ合いの最期に赤いパンツを贈ってくれた西田、どの人も必ず死んでいくのだが、あなたたちはもう少しだけ生きることをしてもよかったはず。
私の時代には Cancer-killing -machine は間に合いそうもないので、上手にお付き合いしてハイさようなら なんて。。。
※大阪府下某所のスターバックスカフェでこの投稿をかいているのだが、ここに座って2度ボブディランの"Knock on Heaven's
Door”がかかっている。
私は念仏の信徒なので「極楽浄土への門」をノック…なのだが、そんな歌はない。それにお坊さまたちは日々忙しくて極楽の門への道案内なぞはしてはくれぬが浮世の常。南無阿弥陀仏
2007/07/10 20:52 カテゴリー: ひと | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
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