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いつもいっしょ イルカに乗っていこう ぞうがいてよかった アトリエ
あおい空に 月の散歩道 笛吹きピッピ

Le Cirque de PU-KU
 月日貝  そっと  むこう側  しっぽをつなごう

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いつもいっしょ

「あ・うん」ができた当初から、ずっと演奏している曲です。他にもいろんな曲があった中で、今までずっと演奏している曲です。

「いつもいっしょ」なのは「音楽」です。

大げさな言い方ですが、私が今まで何とか人並みに生きてこれたのは、この「音楽」っていうものがあったお陰のような気がしています。

話し相手が居なかった時。膝をかかえて座る自分の部屋。ぼんやりと眺める窓。辛いなぁと思いながら歩く夜道。これからどうしようかと思った日。地震で亀裂の入った、がたがたの道を友達と自転車の二人乗りで走った時。初めてのライブハウス。試行錯誤の日々。不安な旅の途中。遊び回った車の中。数え切れない、いろんな時に私のそばに居てくれたもの。今も、私の横に居てくれるもの。これからもずっと仲良しでゆきたいです。

詩・曲:かじきゆり

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イルカに乗っていこう

「月の散歩道」という曲を作ったお礼に、画家の津吉ゆうこさんから、一枚の絵を頂きました。(詳しくは、「月の散歩道」を読んで下さい)

赤い線で、イルカが描いてあって、そのイルカの上には小さな帽子をかぶった小さな女の子が、手を広げて立っていました。(絵のタイトルは「Look!」)

「本当に貰ってもいいんですか?」と何度も言って、にこにこにやにやしながら帰りました。嬉しくって嬉しくって。

帰って、すぐに歌詞を書きました。書いている途中からメロディも浮かびました。ピアノで弾いてみました。なんか子供じみてるな、と思いましたがでも、結構気に入りました。

こんな曲ができた! と、ピアノの前田さんに渡しました。そうしたら、すごく楽しい曲に仕上げてくれました。

3人で練習したら、おもしろかった。効果音に使った、おもちゃのアイデアは前田さんが思いついたんだったかな。西川さんの、イルカが話しているようなリアルな音の出し方がおもしろくて、笑ってしまって歌えなくなったこともあったな。

子供じみてる、とは思うのです。だけど、そんな風に子供みたいにストレートに喜ぶ感覚を忘れないでいたい。小さな子供が、興味有る物をじっとまばたきもせずに見つめるような感覚を。

詩・曲:かじきゆり

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ぞうがいてよかった

1枚のポストカードを買いました。ぞうがこちらにお尻を向けて歩いている姿です。奥の方に緑と青の部分があって、そっちの方へ向かって歩いています。

アフリカに旅行に行かれた、津吉ゆうこさん(作者)からその絵の話を聞きました。

いつの日かアフリカに行って、ぞうを見ることが出来たら、私も同じように感動するんじゃないかな。

(「ぞう」は、観光客にぞうを見せる為にホテル側が仕掛けた「塩」を舐めにやってきていたのだそうです。)

詩・曲:かじきゆり

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アトリエ

神戸の元町にある古いビル。そこにはいろんな画家さんのアトリエや写真のギャラリー等があったのですが、その最上階・屋上に「屋根裏ジャンボ」という名前のついたアトリエがありました。

大きな窓からは街の風景や夕陽がくっきりと見え、風が心地よく通り抜ける部屋でした。逆に、冬はとても寒く、真夏はとても熱くなる部屋でもあったようです。

私たちがアトリエにお邪魔したのは、夏の終わりだったように思います。開けはなった窓からは、風と共に虫も入ってきていました。

画材とお気に入りの品々と作品に囲まれた、自然と共にある自由な空間。

心地よい時間を過ごさせて貰えてとても嬉しかった。なつかしい場所。今はもう他の方の場所になっていますが。

詩・曲:かじきゆり

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あおい空に

獅子座流星群というのがやってくる!と話題になった年がありました。夜中にピークを迎える、と聞いていたのですが、私は眠ってしまっていて、明け方前に気がついて見たけれど、もう何も見えなかった。街中では、いつまでも明かりがついていて、なかなか見られなかったかもしれません。

ピークを迎えた日から幾日か経った或る日、プクの帽子の作者である村岡さんから、お手紙を頂きました。星がきらきらしている手作りの封筒で。

なんだかすごく嬉しくて、あっという間に曲を作ったように思います。

獅子座流星群を見られなかった私が作った記念曲みたいな感じです。流れ星は本当に願いを叶えてくれるのかな。今まで、まだ一度も見たことがないのです。

詩・曲:かじきゆり

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月の散歩道

この曲は、恐らく1996年、画家の津吉ゆうこさんの絵を見て作りました。津吉さんと あ・うんとのコラボレーションライブをしよう!と準備していたときです。津吉さんの描かれた絵を1枚お借りして持ち帰り、ピアノの楽譜立てに置いて毎日眺めていました。歌詞とメロディがいっぺんにできました。この絵は東京の個展でどなたかが買っていかれたそうです。

イラストレーションという雑誌の No.99(1996年5月)「特集・震災から1年 神戸のイラストレーターは今」 というページで紹介されています。「屋根のないアーケード」という作品です

詩・曲:かじきゆり

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笛吹きピッピ

あるイベントに出演していた友人のバンドを見に行っていた折、メンバーで笛を担当している一人が、かわいい赤のアルミの笛を津吉さんから貰っていました。(「月の散歩道」のところでお話しした津吉さんです)「いいなぁ〜かわいいなぁ〜」を連発していたら、後日、津吉さんが「もう一本あったから・・」と言って私にもくれました。まさか頂けるとは思っていなかったので、とても嬉しくて、にこにこして家に帰りました。もったいないので、写真を撮っているとき、笛に描かれている人に気がつきました。ハーメルンの笛吹きの絵本に出てくる笛吹きのように、片足をあげて笛を吹いています。帽子をかぶっていて、羽根飾りが2つついていました。

このきっかけとなった笛は、CDの「Le Cirque de PU-KU」の中で使っていて、こわ〜いフレーズを鳴らしています。

詩・曲:かじきゆり

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Le Cirque de PU-KU

これは確か1999年。帽子作家の村岡享子さんが作品展をしていた会場のお隣で個展記念ライブをさせて頂きました。村岡さん家には「プク」ちゃんという犬がいて、村岡さんは犬の帽子を作り、それをプクちゃんに着せて、様々な写真を撮ったりしていました。個展に先立ち、実際にプクちゃんに会いにみんなで行きました。最寄りの駅近くで待ち合わせしていましたが、向こうの方から村岡さんが手を振って現れました。その足下にはパカパカ走っているプクちゃんが。コンクリート地面を走りにくそうに一生懸命駈けてくるプクちゃんの姿が、少しユーモラスでかわいくて、思わずみんな「わぁ〜」と言いました。

みんな、というのは、あ・うんのメンバーと画家の高濱浩子さん。ライブの会場となった所は、高濱さんがされていた雑貨店でした。雑貨店の方では、高濱さんが描いたプクちゃんの絵が並べられることになっていたので、スケッチをかねて会いにいったのです。その後、高濱さんに「どんな絵を描いたのですか?」と聞いたところ、プクちゃんがサーカスをしている絵がある、と楽しそうに話してくれました。それを聞いて、曲を作りました。プクのサーカスという曲です。

最近のプクちゃんは心臓の病気になってしまっているそうで、心配です。

詩・曲:かじきゆり

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