海外安全問題のページ

海外安全問題は首藤の危機管理の原点となった問題です。1970年代には大企業に対するテロリズムの攻撃が頻発し、1978年にはエルサルバドルのインシンカ社に派遣されていた日本人社長がゲリラグループに誘拐され、殺害される事件が発生しました。そのとき日本は政府・企業から社会までが大騒ぎをして、政府特使を派遣し、解決への明確な方針もないまま右往左往して、結局、現地社会にまで混乱生み出してしまいました。

こうした日本の無防備・無理解から日本人の生命財産への安全が脅かされ、さらには現地社会や国際社会にも多大の迷惑をかけるというパターンは一昨年のペルー日本大使館占拠事件でも繰り返されました。

海外安全は海外で旅行者が直面する犯罪や疾病から、国際政治をゆるがすような問題まで広範な問題です。

最近発生したキルギスでのJICA技師拉致事件もまさにそうした事件でした。

 


 

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